北京首都国際空港も同じ?知っておきたい中国のトイレ事情

北京首都国際空港も同じ?知っておきたい中国のトイレ事情

中国に行くとき、衛生事情は気になるところです。
特にトイレは、しきりのない従来のものを想像し心配する人も多いのではないでしょうか。
確かに2000年代以前はそのようなトイレが基本でした。
しかし、それは現在もそのままなのでしょうか。
今回は北京首都国際空港やその周辺を中心に、中国のトイレ事情をみていきます。

個室かぎ付きが増えている北京のトイレ

中国のトイレ事情は日本と異なる点が多く、特に2000年代以前は問題になることが多かったのが事実です。
中国は古来よりトイレを個室で区切る文化がなく、他人が排泄している様子がそのまま見えてしまうような、しきりのないオープンなトイレが基本でした。
背景には「排泄は生物の基本的なふるまいであり、恥ずかしいものではない」という発想もあり、トイレが1つの社交場になっていた、ということが挙げられます。
2000年代以降もトイレにて雑談に花を咲かせる人や、人に見られる環境の中スマートフォンを触りながら用を足している人は多いです。
また、農村部など都会から離れたところであれば、しきりも何もない道端に突然トイレがある、ということもあります。

しかし、海外旅行客が大勢集まってくることが予想された2008年の北京オリンピックをきっかけに、中国のトイレ事情は大きく変わりつつあります。
2008年を前にトイレの整備を進め、ある程度状況が改善されました。
さらに2015年ごろからは、より一層観光客の使用を意識するようになり、特に首都である北京など都会部においてトイレの美化が進められています。
美化が進められた場所は主に観光地やその周辺の施設、そして空港です。
衛生面への気配りはもちろん、他者からの目についても意識するようになり、個室で鍵付きのトイレも増えてきています。
そのため、観光客や出張者は利用する施設を意識的に選ぶことで、日本と大きく変わらないトイレを利用できるようになりました。

トイレットペーパーはないのが普通

しかし、2018年現在においても、個室にトイレットペーパーを設置しているトイレはほとんどないのが現状です。
2000年代以降、特に2015年からはトイレの美化が進められ、観光地や都市部でしきりのないような従来のトイレをみかけることは大幅に減りました。
しかしながら、見た目も美しくなった北京市の公衆トイレにおいても、ほとんどトイレットペーパーはありません。
いくつかの場所ではトイレの入り口付近にトイレットペーパーが置いてあり、それを必要な分だけちぎって個室に持って入る形式になっています。
しかし、そのような場所も限られているうえに、すでにストックが尽きてしまっていることも多いのです。
そのため、トイレに使用するためのティッシュは持参しておく必要があります。

トイレットペーパーは流さない

中国では、一般的にトイレットペーパーをトイレに流すことはありません。
東南アジアなどに旅行したことがある人はご存じかもしれませんが、いくつかの国においては水以外のものをトイレに流せないことが多く、中国もその例外ではありません。
下水道のインフラが整いきっておらず、水がそもそも流れにくくなってしまっている場合が多いこと、排水管の形により固形物がつまりやすくなっていることが原因として挙げられます。
そのため、トイレットペーパーをそのままトイレに流すと詰まりの原因になります。
使用したトイレットペーパーについては、大きな汚物入れのバケツが個室内にあるので、そこに捨てるようにしましょう。

空港とホテルのトイレは日本と同じ

これまで中国の都市部、とりわけ北京市内のトイレ事情についてみてきましたが、北京首都国際空港やホテルなどのトイレ事情はどのようになっているのでしょうか。
空港やホテルのトイレはより一層海外からの旅行客が使用する可能性が高いため、北京市内のトイレ以上に整備が進められています。
そのため、北京首都国際空港はもちろん、3つ星以上のホテルとなると日本のトイレとほとんど変わらないような衛生環境です。
トイレは個室で区切られており、個室内にトイレットペーパーが備え付けられています。
また、トイレットペーパーもそのままトイレに流してしまって問題ありません。
中国へ出張や旅行をするとき、衛生環境について心配する人も多いですが、そのような施設を利用する場合はほとんど心配がいらないといえるでしょう。

中国のトイレ事情を理解しておこう

北京市内の観光施設や空港、ホテルにおいては、そのように美化が進められてきました。
しかし、きれいなトイレが増えてきているとはいえ、古い建物や郊外に行けば、昔ながらの中国式トイレに出会う可能性があります。
ドアがないことがほとんどであり、そもそもしきりがなかったり、街中に突然トイレがあったりもします。
もちろん水洗でもトイレットペーパーがなく、またトイレットペーパーも流せないのが当たり前です。
そのように、日本とは大きく異なる点が多いといえます。
2000年代以降大きく変化しつつある中国のトイレ事情ですが、都市部や空港、ホテルの日本と大きく違いがないようなトイレだけではなく、中国の従来のトイレについても理解しておく必要があるのではないでしょうか。

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