羽田空港は、イギリスの航空サービスリサーチ会社であるスカイトラックス社が「世界一清潔な空港」に認定するほど、衛生面が徹底している空港といわれています。
なかでも話題になっているのが、羽田空港の各所にあるトイレです。
今回は羽田空港のトイレの特徴について紹介します。
各階にあって見つけやすい！羽田空港国内線ターミナルのトイレ
羽田空港国内線のトイレは、第1旅客ターミナル、第2旅客ターミナルの各階、あらゆる場所に設置されています。
トイレの場所は、点灯する表示板が各フロア上部に見やすく表示されているため、トイレがどこにあるかひと目でわかるのが特徴です。
場所もフロアのわかりやすい場所にあるために、探す手間を必要としません。
お客様の声でさらに快適に！トイレの衛生設備
羽田空港はトイレの衛生面を重要視しているため、ご利用されたお客様の声をダイレクトに反映するように努めています。
たとえば、「便座がウォシュレットの水などで濡れている」といったお客様からの意見があれば、すぐに便座除菌クリーナーを設置するといった具合です。
また、トイレ内のサニタリーボックスをセンサー開閉式のふた付きに変更するなど、設備改善に素早い対応で取り込むことで衛生面のさらなる向上を図っているのです。
国内線ターミナルのトイレ設備の特徴は？
国内線のターミナルのトイレは、まず目を引くのがその入り口です。
シンボリックな作りは施設内の待ち合わせ場所としても利用され、付近の通路はベンチが設置してあるためトイレ待ちにも不自由はしません。
洗面所、個室トイレともにゆったりとしたつくりになっているので、大きな荷物を持っていても置くことができ、水に濡れる心配がありません。
また、広々としたベビールームも設置されているため、小さい子ども連れでも安心です。
国内線ターミナルのトイレではメイクや着替えもできる
国内線ターミナルのトイレ設備には、化粧直しが楽に行えるパウダーコーナーもあります。
白を基調とした清潔感あるデザインのこのコーナーでは、シッティングとスタンディングという2つのタイプがあり、好きな方を選択できます。
2種類とも重厚な仕切り板、化粧ポーチなどが置ける棚があるため、落ち着いて化粧直しに集中できます。
コーナー中央にはゆったりとしたベンチがあり、ご利用者は落ち着いた時間を過ごせることでしょう。
また、コートなどを掛けるフックが2つある更衣室もあります。
トイレ内で服装、メイクともにゆっくりと直せるのが、トイレ利用のメリットなのです。
各階にあって便利！国内線ターミナルの多目的トイレ
画像出典：HANEDA Tokyo International Airport
https://tokyo-haneda.com/service/facilities/toilets.html
国際線ターミナルは全部で5階のフロアがありますが、各階のすべてのフロアには多目的トイレが1〜2カ所設置されています。
空港を利用するお客様には高齢者や車椅子などを使用されている身体の不自由な人、そして人工肛門・人工膀胱を装着しているいわゆるオストメイトの人もいます。
そのような様々なご利用者のことを想定して国際線ターミナルに用意されているのが、多目的トイレなのです。
国際線ターミナル内の多目的トイレは、左右勝手違いで2カ所設置されているのが特色です。
多目的トイレに設置されているものは、着替え台、おむつ交換台だけでなく、多目的ベッド、オストメイト対応の洗浄用シャワー、汚物流しなどです。
いざというときのために緊急時防災センターへつながっている非常ボタンもあります。
トイレを利用する様々なお客様を想定してつくられているので、ベビーチェア、フィッティングボード、収納式多目的シートなどが完備されています。
このように、あらゆる層のためにさまざまな機能を発揮できるのが、国際線ターミナルが用意した多目的トイレなのです。
清掃員による徹底した清掃作業により清潔感にあふれ、広々としたスペースによって利用者に気持ちの良い使い心地を与えてくれます。
ゆったりしたスペースが特徴！国際線ターミナルのトイレ
国際線ターミナルのトイレは、通常のトイレで見られるトイレよりもゆったりとしたスペースを確保したつくりです。
その広々とした空間は、大きいスーツケース、あるいは、車椅子使用のお客でも楽に利用できます。
また、トイレ内の各ブースは開閉やブースの出入りがしやすい折り戸を使用しているのが特徴です。
そして、ブース扉には、着替え台やベビーキープなどのマークが表示されているので、どのブースにどのような機器があるのかひと目でわかるようになっています。
国際線で着替えができるトイレはある？
国際線ターミナルでは、着替え台が設置されたトイレスペースもあります。
着替え台は折りたたみ式なので、通常のトイレ使用の際はスペースを取らずに邪魔になることはありません。
着替え台は大人1人分のスペースの台なので、下にバッグなどを置くこともでき、楽に着替えを済ませられます。
国際線のトイレでメイクはできる？
国際線ターミナルは、国内線ターミナルのトイレ内に設置されたパウダールームがありません。
しかし、一般のトイレにはメイクスペースがあり、化粧ポーチなどを置くスペースもあるため、ゆっくりと落ち着いてメイクができます。
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