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2024.10.30

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リーダーシップを学ぶ名著やおすすめ本14選!【立場や課題別にご紹介】

リーダーとしてチームや部署での役割を任されている人の多くが「こんなときどうしたらいいのだろう」という悩みを感じたことがあるでしょう。
そんな迷えるリーダーに歩むべき道を示してくれるのが、リーダー論やリーダーとしての心構えを説く本です。
今回は、リーダーとしての成長ステージに合わせて、リーダーリップが学べるおすすめの本をご紹介します。

目次

1.リーダーシップを学ぶ本の選び方は「自分自身の課題」と向き合うことから


 
リーダーシップについて悩むタイミングは人それぞれ。
所属する部署やチームのリーダーに初めて任命された方もいれば、長年リーダーとして働く中で新たな課題に直面している方もいるでしょう。
リーダーについて学ぶ本を選ぶ際には、ご自身がどんな課題やリーダーとしてのステージにいるかを客観的に捉え、自分のステージにあった本を選ぶと良いでしょう。
 
まずは、リーダーとは何かを考えるポイントや、『ビジョナリーカンパニー』の著者、ジェームズ・C.コリンズが書いた本をもとにリーダーシップのステージについてご紹介します。
 

1-1.リーダーとは何か

リーダーシップをもっと身につけたいと考えている方の中には「そもそもリーダーとは一体どんなことが求められているのか」と思っている方もいるかもしれません。
チームや組織の先頭に立ち、指揮をするリーダーに求められている役割はとても多いもの。
 
例えば
・チーム(組織)の方向性やビジョンを示す
・チームがうまく機能するようにチーム作りをする
・チームメンバーの課題を抽出して解決する
 
など、さまざまなことをしなければいけません。
リーダーとして全てを担うことができれば確かに理想的ですが、最初から全てできるわけではないのが当たり前。
リーダーとして次のステップに進むためには、まずは自分がリーダーとして何を身につけるべきかを考えるところから、本をヒントに始めてみてはいかがでしょうか。
 

1-2.ジェームズ・C.コリンズの本に学ぶリーダーシップのステージ


画像出典:https://books.rakuten.co.jp/rb/1402507/

ビジネス本の名著としても知られる『ビジョナリーカンパニー』の著書・ジェームズ・C.コリンズは『ビジョナリー・カンパニー(2) 飛躍の法則』でリーダーのステージを次の5つに分類しています。

[Level1]
個人の能力で高い生産性の仕事をするプレーヤー(生産性の高いメンバー)
[Level2]
チームワークに長け、組織に貢献するリーダー候補(リーダーをサポートするメンバー)
[Level3]
マネジメントスキルに長けた有能な管理者(マネージャーや中間管理職)
[Level4]
ビジョンを明確かつ説得力ある形で掲げられる有能なリーダー(上級管理職)
[Level5]
謙虚な心と不屈の意志の強さをもち、長期に渡り組織をマネジメントできるリーダー(経営者)

リーダーとして初めてその役割を担っている人は、ほとんどがまだLevel1かLevel2の段階にいるのではないでしょうか。
また、この記事を読む人の中には、長年リーダーという役割を担っているけれど、何か行き詰まっている人もいるかもしれません。

まずは、『ビジョナリー・カンパニー(2) 飛躍の法則』の本をヒントに、自分自身がリーダーとしてどの立ち位置にいるのかを冷静に見つめ直してみましょう。

 

1-3.自分のリーダーレベルに合った本を見つけよう

 
次の章からは、ジェームズ・C.コリンズが示すリーダーのステージに応じた本を紹介します。
なぜなら、リーダーとして次のステージに成長するための本は、マネジメントの方法やチームワークの作り方、そしてビジョンの伝え方など様々なテーマがあるから。
どんなリーダーも最初は、組織の中でプレーヤーとして活躍していたところから、マネジメントを任されるようになっていきます。
 
今の自分に何が必要なのかを考えながら、リーダーとしてレベルアップするためのヒントを探してみましょう。
 

2.リーダーの卵や新米リーダーにおすすめの本【Level1〜2】

 
新米リーダーは、最初はチームや組織で生産性の高い仕事をしたことを評価されてリーダーを任されることが多いもの。
こう言ったケースでは、プレーヤーからリーダーへのマインドシフトが必要になってきます。
いわば、ジェームズ・C.コリンズが説くリーダーのステージでいうLevel1からLevel2への移行期にあたるといえるでしょう。
だからこそ、まずはリーダーマインドを醸成するために必要な考え方や振る舞い方を次の本から学んでいきましょう。
 

2-1.『リーダーシップ・シフト 全員活躍チームをつくるシェアド・リーダーシップ』


画像出典:https://books.rakuten.co.jp/rb/17847231/?l-id=item-c-pbook-n
 
リーダーになったばかりの方やリーダー歴が浅い方のなかには「自分が先頭を切って組織を率いる自信がない」と感じている人も多いかもしれません。
それなら、まずは全員がチームで活躍できる組織づくりを目指してみるのも一つの手です。
この本は、自分だけでなくチーム一人ひとりがリーダーシップを発揮して機能するシェアードリーダーシップを説いています。
「自分だけでなくみんながチームを率いるために、どう働きかければいいのか」という視点でリーダー像を探ってみましょう。
 
これからマネジメントを任されるリーダー初心者や、リーダーになったばかりでどうしようか迷っている人こそ読んでみて欲しい1冊です。
チームがパフォーマンスを最大限発揮するには、メンバー一人ひとりがリーダーマインドを持って仕事に取り組むことが大切です。
自分が率いるチームのメンバー全員がこうした思考を持って仕事ができるようマネジメントしたいと考える中堅リーダーにもおすすめの本ですよ。
 

#紹介書籍インフォメーション
『リーダーシップ・シフト 全員活躍チームをつくるシェアド・リーダーシップ』
出版社:日本能率協会マネジメントセンター
著者:堀尾 志保、中原 淳
価格:2,200円
https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/3f415f3e.a05e6fbe.3f415f3f.583ed5a4/?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F17847231%2F&link_type=hybrid_url&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJoeWJyaWRfdXJsIiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MSwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjAsImFtcCI6ZmFsc2V9

2-2.『リーダーの仮面 ── 「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法』


画像出典:https://books.rakuten.co.jp/rb/16430386/
 
管理職やリーダーの仕事を任されたばかりの頃は、まだまだマインドがプレーヤーのままと言うことが多いもの。
なかなかプレーヤーマインドが抜けない方や、「部下やチームメンバーに強く言えない」「指示を出すのが苦手」と思っている方は、この本を開いてみてください。
どうやってマネージャー的思考を作っていけばいいかをわかりやすく教えてくれています。
 
リーダー的立場を担うとき、最初に立ちはだかる壁が「いいにくいことをどう伝えればいいのか」ということかもしれません。
マネジメントする上では、チームメンバーに時には厳しいことを言わなければいけません。
だからこそ「リーダーはいい人である必要はない」と説く本著がきっと力を与えてくれるはずです。
 

#紹介書籍インフォメーション
『リーダーの仮面 ── 「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法』
出版社:ダイヤモンド社
著者:安藤広大
価格:1,650円
https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/3f415f3e.a05e6fbe.3f415f3f.583ed5a4/?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F16430386%2F&link_type=hybrid_url&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJoeWJyaWRfdXJsIiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MSwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjAsImFtcCI6ZmFsc2V9

2-3.『30代でチームのリーダーになったら最初に読む本』


画像出典:https://books.rakuten.co.jp/rb/12113121/
 
現場を知る若手リーダーにとって、会社組織と現場との板挟みになったとき。
「もっと会社が・チームが、こうなっていたらいいのに」と思うシーンはたくさんあるものです。
 
組織やチームがいい方向に変わる理想を描けるのは、リーダーとしてとても必要な資質です。
こうした組織を変革する想いを持っている若手リーダーや、チームのポジティブな気持ちを引き出したいと考えているリーダーにおすすめの本が『30代でチームのリーダーになったら最初に読む本』。
 
実際に組織の変革に立ち向かったさまざまなリーダーたちの実例が紹介されているので、自分の今の悩みに近いリーダーの挑戦を見つけられるかもしれません。
 

 

2-4.『マネジャーの全仕事 いつの時代も変わらない「人の上に立つ人」の常識』


画像出典:https://books.rakuten.co.jp/rb/17677963/
 
マネージャーとリーダーの違いや、マネジメントする際の基本的な姿勢を網羅できる本を探しているなら、この本を開いてみてください。
世界8言語に翻訳されたロングセラーだけあって、リーダーの卵や新米リーダーだけでなく、あらゆるリーダーの胸に響く1冊で、新任リーダーへのプレゼントにも最適。
 
マネージャーとして必要な心得が200個も掲載されているので、通して読んだ後も折に触れて読み返せるように、デスクの側に常に置いておきたくなることでしょう。
 

#紹介書籍インフォメーション
『マネジャーの全仕事 いつの時代も変わらない「人の上に立つ人」の常識』
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
著者:ローレン・B・ベルカー
価格:2,200円
https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/3f415f3e.a05e6fbe.3f415f3f.583ed5a4/?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F17677963%2F&link_type=hybrid_url&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJoeWJyaWRfdXJsIiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MSwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjAsImFtcCI6ZmFsc2V9

3.チームマネジメントに悩むリーダーにおすすめの本【Level3】

 
リーダーという仕事は、日々ストレスや悩みが尽きません。
中堅リーダーになれば、若手の価値観にどう寄り添えばいいのかや、チームメンバーの心理的安全性をどう確保すればいいのかなど、コーチングやメンタルヘルスに関する知識が欲しいと思う人も多いことでしょう。
ここからは、ジェームズ・C.コリンズのリーダーステージでいうところのLevel3の段階の入り口に立っている人向けの本を紹介します。
マネジメントの基本はある程度分かってきたけれど、ミドルマネージャーとしてさらにステップアップしたい人はぜひ手に取ってみてください。
 

3-1.『この1冊ですべてわかる 新版 マネジメントの基本』


画像出典:https://books.rakuten.co.jp/rb/17408397/
 
経営者からプロジェクトマネージャーまで、マネジメントをする立場はさまざまです。
ミドルマネージャーとして必要なのは「今まで自分がやってきたリーダーという仕事が正しい方向だったのか」「次のステップに必要なことはなんなのか」を俯瞰的に見た上で、課題を見極めることといえます。
 
この本は、リーダー初心者から経営者まで各フェーズで何が必要かをわかりやすくまとめている1冊。
今置かれている立場ごとのマネジメントのポイントや、リーダーシップを発揮するためのコミュニケーション方法が細かく解説されています。
部下が意見やアイデアを出しやすい、心理的安全性を確保するための手法など、様々なシーンでつあけるステップアップのヒントが見つかるはずです。
 

 

3-2.『フラット・マネジメント 「心地いいチーム」をつくるリーダーの7つの思考』


画像出典:https://books.rakuten.co.jp/rb/17452950/
 
ある程度マネージャーやリーダーとしての役割を担う年月が長くなると、若い世代との価値観の違いに悩むシーンも多くなります。
「若手メンバーにどんな声かけをすればいいのかわからない」と悩む人におすすめしたいのが、今の若者の思考を深く理解した電通若者研究部による『フラット・マネジメント 「心地いいチーム」をつくるリーダーの7つの思考』。
 
この本では、「コスパではなくタイパ(タイムパフォーマンス)」「納得解が部下を動かす」など、世代間ギャップに悩む人のヒントになるエッセンスに溢れています。
リーダーとしての振る舞い方やチームの作り方に悩んでいる人にとって目から鱗のヒントがたくさん散りばめられています。
 

#紹介書籍インフォメーション
『フラット・マネジメント 「心地いいチーム」をつくるリーダーの7つの思考』
出版社:エムディエヌコーポレーション
著者:電通若者研究部「ワカモン」
価格:1,760円
https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/3f415f3e.a05e6fbe.3f415f3f.583ed5a4/?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F17452950%2F&link_type=hybrid_url&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJoeWJyaWRfdXJsIiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MSwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjAsImFtcCI6ZmFsc2V9

3-3.『チームレジリエンス 困難と不確実性に強いチームのつくり方』


画像出典:https://books.rakuten.co.jp/rb/17847284/?l-id=item-c-pbook-n
 
現代はものごとが今まで以上に早く変化していることから、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取り、予測困難なVUCAな時代にいると言われています。
 
技術の進歩や世界情勢の変化、SNSも含めたネット社会の広がりによる早い情報の拡散などVUCAな環境で仕事をするためには、どんな変化や困難にも対応できるチームのレジリエンス力が欠かせなません。
一方で、リーダーとして仕事をしていると、チームが「人手不足で回らない!」「失敗や遅れなどの報告をチームメンバーが隠しがち」などの課題に悩まされ、チームを強くするための課題に直面することも少なくありません。
 
この本は、VUCAな時代を乗り切るレジリエンス力の高いチームをリーダーとしてどう作ればいいかを知るのに最適な1冊。
チームで困難を乗り越えるためにやるべきことも書かれているので、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか?
 

#紹介書籍インフォメーション
『チームレジリエンス 困難と不確実性に強いチームのつくり方』
出版社:日本能率協会マネジメントセンター
著者:池田 めぐみ、安斎 勇樹
価格:1,980円
https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/3f415f3e.a05e6fbe.3f415f3f.583ed5a4/?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F17847284%2F&link_type=hybrid_url&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJoeWJyaWRfdXJsIiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MSwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjAsImFtcCI6ZmFsc2V9

 

4.伝え方やヴィジョンの共有がうまくいかないリーダーにおすすめの本【Level4】

 
大企業の部長やGMなどの立場になると、組織が同じ方向を向いて走り出せるようにビジョンを共有する力が求められるようになります。
ジェームズ・C.コリンズの『ビジョナリー・カンパニー(2) 飛躍の法則』でも、上級管理職になると、ビジョンを説得力を持って伝える力が求められると書かれています。
誰もが同じ方向性を向いて仕事ができるよう、ビジョンの共有や伝え方をさらにステップアップさせるのに役立つリーダー向けの本を紹介します。
 

4-1.『ビジョンとともに働くということ 「こうありたい」が人と自分を動かす』


画像出典:https://books.rakuten.co.jp/rb/17114463/?l-id=search-c-item-text-01
 
リーダーシップを発揮する上で、欠かせないのがチームや組織の方向性となるビジョンです。
リーダーには、このビジョンをしっかりと伝え、チームメンバーの意識にどう浸透させていくスキルが求められています。
特に大きな組織のリーダーやプロジェクトリーダーは、組織を率いる立場としてビジョンがより一層必要になってきます。
 
だからこそ、説得力のあるビジョンや指針を掲げてチームを率いるために、ビジョンを伝えるスキルについてこの本で学んでみましょう。
 
著者の1人である中川氏は、中川政七商店を創業300年の奈良の小さな老舗から各地方のショッピングモールにも展開する全国規模のブランドに成長させた敏腕経営者。
その成長を支えて、ファンを増やしてきた背景には、同氏が打ち出す明確なビジョンがありました。
ビジョンの伝え方だけでなく、チームや組織が動きたくなるビジョンとはどんなものかなどを深く考えさせる本です。
 

 

4-2.『ザ・ビジョン[新版]―やる気を高め、結果を上げる「求心力」のつくり方』


画像出典:https://books.rakuten.co.jp/rb/16383306/?l-id=search-c-item-text-01
 
リーダーとしての心構えや考え方は分かったけれど、具体的に何をすればいいのか知りたいと思ったら、開いてみたい本が『ザ・ビジョン[新版]―やる気を高め、結果を上げる「求心力」のつくり方』です。
 
ビジョンの創造の仕方から伝え方、そして実践の仕方まで網羅的にまとまっている1冊。
会社勤めを始めたばかりの経理スタッフ・エリーに届くジムからのメールをもとに進められる物語形式なので、ストーリーを追いながらビジョン作りのいろはが学べます。
 
世界的ベストセラーになっただけあって、ビジョンの大切さを改めてきちんと考えたいリーダーにこそ読んでみてほしい本。
「なんとなく組織はうまくいっているような気がするけれど、次のステージにいきたい」と思っているならこの本を開いてみましょう。
 

#紹介書籍インフォメーション
『ザ・ビジョン[新版] やる気を高め、結果を上げる「求心力」のつくり方』
出版社:ダイヤモンド社
著者:ケン・ブランチャード、ジェシー・ストーナー
価格:1,650円
https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/3f415f3e.a05e6fbe.3f415f3f.583ed5a4/?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F16383306%2F&link_type=hybrid_url&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJoeWJyaWRfdXJsIiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MSwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjAsImFtcCI6ZmFsc2V9

 

4-3.『正解がない時代のビジョンのつくり方 「自分たちらしさ」から始めるチームビルディング』


画像出典:https://books.rakuten.co.jp/rb/17641211/
 
リーダーとしてチームが動くべき方向性、つまりビジョンを示すことはとても大切です。
なぜなら、指針や判断基準、価値観が定まっていれば、細かなルールを作らなくても一人ひとりがビジョンを実現するためにどうするべきか考え、自発的に動ける組織になるから。
この本では、リーダーとしてチームや組織のビジョンをどう作り、根付かせていけばいいかを分かりやすく説いています。
 
「ビジョンを提示したいけれど、どう作ればいいのかわからない」と迷っているリーダーは手にとってみてはいかがでしょうか。
 

 

5.リーダーとしてのあり方を見つめ直したいときに読むおすすめ本【Level5】

 
最後に紹介するのは、リーダーとして継続してより良い組織を維持するための哲学やあり方をわかりやすく教えてくれる名著たち。
ジェームズ・C.コリンズが言うところの“謙虚な心と不屈の意志の強さをもち、長期に渡り組織をマネジメントできるリーダー”、つまり経営者や企業の幹部にもおすすめの本です。
チームのリーダーだけでなく経営者や組織のトップ向けに書かれた本となっていますので、経営者を目指す人もぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
 

5-1.『プロフェッショナルマネジャー 58四半期連続増益の男』


画像出典:https://books.rakuten.co.jp/rb/1672347/?variantId=1672347
 
ユニクロの経営者として突出した存在感を放つファーストリテイリングの柳井氏。
彼も愛読していることで知られている『プロフェッショナルマネージャー』は、リーダー論を説く名著です。
経営者として14年半にわたり連続増益を実現したハロルド・ジェニーンの本で、刊行は1985年。
時代背景は隔世の感が否めませんが、普遍的な経営哲学やリーダー論が散りばめられているので、ぜひ一読してみて欲しい1冊です。
 
組織やチームを動かすためには、まずは到達すべきゴールを設定して、アクションプランを具体的に落とし込んでいくことの大切さも説かれています。
リーダーとしての行動規範を改めて振り返りたいときにもおすすめの本です。
 

 

5-2.『ジャック・マー アリババの経営哲学』


画像出典:https://books.rakuten.co.jp/rb/13052225/?l-id=search-c-item-text-02
 
中国の起業家で、中国eコマース界の最大手アリババグループを創業したジャック・マー。
誰もが知る世界有数のIT企業を作り上げたアリババの経営者が書いたこの本には、リーダー哲学やマネジメント哲学などがわかりやすく書かれています。
 
意外に思えるかもしれませんが、本著ではジャック・マーがコンピューター技術に関する知識をほぼ持っていないことが紹介されています。
“ITのことがわからないITエリートだ”とメディアから評されながらも、本人は「インターネット音痴」であることが、アリババの生み出すサービスが使えるものかどうかを試すために必要だ、と話しています。
 
部下のやる気を引き出すために必要なのは、モノやお金などの対価ではなく信じて任されることだと考える名経営者の本は、経営者にとって目から鱗の価値観との出会いの連続です。
「ダメな部下はいない、ダメなリーダーがいるだけだ」という彼の言葉にドキッとさせられたら、ぜひこの本を開いてみてください。
 

 

5-3.『リーダーシップ・チャレンジ原書第5版』


画像出典:https://books.rakuten.co.jp/rb/12758227/
 
経営者だけでなく各組織のリーダーにも読んでもらいたい名著として、世界20か国以上で読まれているリーダーシップ論。
100以上のケーススタディーも収録されていることから、わかりやすく実例をもとにリーダーとして必要なマインドや姿勢を振り返れます。
 
模範的リーダーになるための「5つの実践」や部下との関わり方などは、リーダーや経営者としてやってきた自身の行動を言語化できず、各部署のリーダーたちに伝えられないと悩む経営者にも役立つ内容です。
 
難解なビジネス名著と違って、比較的読みやすい文体なのでリラックスして心をオープンにしながら読んでみたい1冊です。
 

 

まとめ:本からリーダーの心得や行動に関する学びを見つけて毎日のビジネスに活かしてみよう

リーダーとして必要な考え方や行動哲学を学べる本は数多くあります。
自分が置かれている立場や、抱えている悩みに合わせてぜひ自分の血となり肉となる知識を探してみてください。

大切なのは、本の世界に浸って終わるのではなく、読んだ内容を日々の仕事に生かすこと。
ぜひ、実際の部下との接し方やチーム作りに、今回ご紹介した本を活用してみてくださいね。

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