海外出張で物を調達するとき、便利なのは現地のコンビニを利用することでしょう。
しかし、海外のコンビニが日本と全く同じということは、まずありません。
そこで、この記事では、国によってコンビニにどのような特徴があるのか紹介しましょう。現地調達が難しいものや、現地のコンビニならではのグルメなどについても解説していきます。
海外のコンビニを利用するポイント
海外のコンビニを利用するポイントはいくつかありますが、まずは営業時間を確認しておくことが大切です。
日本のコンビニは24時間営業のところがほとんどですが、国によっては、24時間営業ではない場合もあります。
そのため、コンビニを利用する予定があるならば、あらかじめ営業時間をチェックしておくといいでしょう。
ただし、海外といってもアジア圏の国々は日本と感覚が似ており、24時間営業している店舗も多いと言えます。また、韓国や中国、シンガポールやタイなどは、日本でも馴染みのコンビニが出店していることが多いでしょう。
そのため「海外のコンビニ」とはいえ比較的利用しやすいです。
ただし、支払いや郵便、宅配などの利便性については注意しましょう。日本のコンビニの利便性の高さは、世界の国々を見ても非常にまれです。そのため、日本と同じように考えないほうがいいでしょう。
また、海外のコンビニには、現地でしか食べられないものやお土産にもなりそうなグッズなどがたくさん売っています。それらを購入するのも、海外のコンビニの楽しみ方のひとつと言えます。
海外のコンビニの特徴:韓国編
韓国のコンビニといえば、現地のコンビニのほかにも、日本で出店されている大手コンビニが2種類ほどあるのが特徴です。
これらのコンビニでは、日本と同じようにイートインコーナーが充実しているので、商品を買ってすぐに食べやすくなっています。
あちこちで見かけるコンビニですが、韓国では「コンビニエンスストア」と言っても通じません。
現地の言葉では「ピョニジョム」と言うので、覚えておくといいでしょう。
それから、買い物をするときはショッピングバッグを用意しておくと便利です。
韓国のコンビニでは、お弁当などはそのまま渡されることが多いため、袋がないと困ってしまうかもしれません。また、セルフサービスが多いのも特徴です。
ハングルの文字がグミになったお菓子やアイスの形をした小さなキャンディーなど、かわいらしいコンビニお菓子はお土産にぴったりでしょう。
また、韓国のコンビニでは利用できないものがいくつかあります。
一般用のトイレやコピー機などは、ない場合がほとんどだと考えたほうがいいでしょう。さらに、携帯電話を充電することはできますが、フリーWi-Fiは使えません。
海外のコンビニの特徴:中国編
中国には、日本から出店している大手コンビニもあります。
日本が出店しているコンビニでは「おでん」を置いていることも多いのですが、目にするのは串に刺さっているものがほとんどでしょう。というのも、中国では「歩きながら食べるもの」という感覚があるからなのです。
中国のコンビニでは、中華まんの種類が多いのが特徴的です。かぼちゃあんなど、日本では目にしないものを見つけることができます。
ちまきや味付け卵なども中国ならではのコンビニグルメなので、ぜひチャレンジしてみるといいでしょう。
また、お弁当は日本と同じようなメニューもたくさんありますが、味付けがやや異なるため、食べ比べるのも楽しいかもしれません。
中国のコンビニで利用が難しいものといえば、
クレジットカードとトイレです。クレジットカードは、上海や北京など、多くの観光客が集まる地域を除いては使えないことが多くなります。中国のクレジットカードは使えるので、現金を使いたくない場合は用意しておくといいでしょう。
トイレは、コンビニには基本的に設置されていないため利用することができないのです。
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海外のコンビニの特徴:シンガポール編
シンガポールのコンビニは、日本のコンビニのように24時間営業の店舗が多くなります。
公共料金の支払いや切手の購入、ATMの利用なども可能で、日本に近い感覚で利用できるでしょう。
また、少額でもクレジットカード払いが浸透しているのが特徴です。日本で発行したカードであっても、国際ブランドによっては利用できます。
コンビニにはアイスクリームや清涼飲料水はカラフルなものも多く、見ているだけでも楽しめるのが特徴です。
ただし、お弁当などはあまり充実しているとは言えません。といっても現地ならではの「チキンライス」などは売っており、コンビニグルメのひとつとなっています。
日本に近いシンガポールのコンビニですが、なかには調達が難しいもの
もあります。
シンガポールは日本よりずっと以前から喫煙に対してマナーが厳しいため、コンビニではタバコが売られていないのです。
そのため、愛煙家の人は注意しましょう。
海外のコンビニの特徴:タイ編
タイのコンビニでは、日本のようにアメニティグッズなど日用品や文具などが置かれていてとても便利です。公共料金の支払いも可能なので、日本に近い感覚で利用できます。
ただし、タイのコンビニでは、法律でお酒を提供できる時間が決められているのです。
そのため、11時~14時、17時~24時以外の時間には、お酒を買うことができません。
しかし、グルメに関してはとても豊富です。サンドイッチやバーガー類が充実しており、購入すると温めてくれます。スラーピーマシンというシャーベット状のソフトドリンクや、ドリンクマシンで現地の冷たいものが楽しめるのも特徴です。
ただ、タイのコンビニでも利用できないものはあります。
ATMやコピー機は置かれていませんし、チケットの購入や切手類の購入もできないようになっているのです。
海外出張はコンビニを便利に活用しよう
コンビニは、さまざまなものが売られている便利な場所です。国ごとのコンビニの特徴を把握して、海外出張の際に活用しましょう。