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2019.04.17

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シンガポールでブレジャー! プランの立て方のコツとおすすめスポット

様々な民族や文化が混じり合い、古くから独自の発展を遂げてきた街、シンガポール。新しいムーブメントだけでなく伝統文化にも出会え、多くの刺激を受けられるスポットとして人気の街です。たくさんの魅力がつまっていそうな場所に海外出張する機会があったなら、仕事にプラスした「ブレジャー」として、一足伸ばしたくなるというものです。ここでは、シンガポールでブレジャーを体験するためのプランの立て方や、おすすめスポットについてご紹介します。

1.なぜシンガポールがブレジャースポットとして注目されるのか

シンガポールと聞いて多くの人が思い浮かべるのは「マーライオン像」「マリーナベイ・サンズ」「シンガポールグルメ」等、多くのものが挙げられることでしょう。
南国の観光地としてのイメージが大きいですが、ブレジャースポットとしても今注目を浴びています。
「プライベートにも自分のビジネスにも良い刺激をもたらす」のがブレジャーの特徴と言えますが、シンガポールはブレジャー先としてどのようにマッチするのでしょうか。

1-1.世界的なビジネスの発展地

18世紀に上陸したイギリス東インド会社のラッフルズ卿が興した自由貿易港の開港に端を発し、島国ながら東南アジアの主要国として存在感を発揮しているのがシンガポールです。
安定した政治事情、低い法人税率、インフラ整備率の高さなど、経済的なメリットが多いことが魅力を呼び、世界各国からなる1000社以上の金融機関がシンガポールに拠点を置くほど発展しています。
最新の世界金融センターランキングでは、日本を抜いて第4位にランクインされたところからもわかるように、世界経済の中心地の一つとして常に注目を浴びています。
ブレジャー先がシンガポールならば、その発展のエネルギーを直に自分のハートに取り込んで、ビジネスマンとしてのモチベーションやスキルの発展にも活かすことができそうな魅力のある街です。
シンクタンク Z/Yenグループ「世界金融センター指数2019年3月」

1-2.凝縮された豊富な見所

面積がわずか東京23区ほどの広さしかないにも関わらず、シンガポールには見所がたくさんあります。
世界有数の規模の動物園や植物園、湾内のクルーズ船から眺める華やかな夜のイルミネーション、保護地区に佇む昔ながらの美しい街並み等、数え上げるときりがありません。
心身をリラックスできる場所としても、文化的に刺激を受けられる場所としても、両方を楽しめる良さが人気のもと。得た刺激が自分のビジネスにヒントを与えてくれる機会も大いにありそうです。

2.ブレジャーを楽しむためのシンガポールおすすめスポット

滞在先で「どんなスポットへ行きたいか」「何を優先して動きたいか」は人それぞれです。
しかしブレジャーは「仕事+プライベートタイム」であることが前提なので、仕事に悪影響が出ないようなプランを立てるのがポイントです。
そうなると時間の管理は欠かせない要素の一つ。
ここでは、ブレジャーを効率よく楽しむため「ビギナー・ささっと・ゆったり・穴場」の4つに分けたおすすめスポットをご紹介します。

2-1.ビギナー向けスポット

・マーライオンパーク

シンガポールのシンボルとして誰もが知っている、マーライオン。
多くの旅行者が訪れるこのマーライオンパークは、海にも面した絶好のロケーションです。
地下鉄ラッフルズプレイス駅から徒歩で行けるので、時間がないスケジュールでも楽に行き来できます。
また、公園なので入場は無料と、気軽に行けるのも高ポイントです。
吉兆を示す東向きに設置されているので、自分が関わるビジネスが順調に発展するよう、祈りを託してみるのもいいかもしれません。

マーライオンパーク
https://www.visitsingapore.com/ja_jp/see-do-singapore/recreation-leisure/viewpoints/merlion-park/
住所:One Fullerton
営業時間:年中無休(マーライオンの清掃のため付近に立ち入れない場合あり)

・マリーナベイ・サンズ

マーライオンを見おろすように立つ高級リゾートホテルが、マリーナベイ・サンズです。
高級ホテルのイメージが強いですが、ショッピングセンターやカジノ、レストラン街、美術館を併設しているので、宿泊者でなくても楽しめるのが魅力です。
節約したいときは入場無料のカジノの雰囲気を味わったり、奮発したいときはレストラン街でおしゃれなディナーを楽しんだりと、予算に合わせて過ごせるので使い勝手の良いスポットです。
また、国際会議などが催されるコンベンションホールを併設しており、ビジネススポットとしての活気を感じることもできます。自分のビジネスにヒントが欲しい時に行けば、何か答えが降りてくることでしょう。

マリーナベイ・サンズ
https://jp.marinabaysands.com
住所:10 Bayfront Avenue
営業時間:年中無休

2-2.ささっと行けるスポット

・リバークルーズ

13世紀から入植が始まり、古くは「海の街」という名で呼ばれていたシンガポール。
その後は貿易港としてだけでなく金融経済の発展地として飛躍したこの街を象徴するように立つのが、中心地にそびえる摩天楼でしょう。
海から摩天楼へと、その繁栄の中心が移り変わっても常に成長し続けるこの街には、新たなビジネスのきっかけを得るチャンスがあちこちにありそうです。
仕事のスケジュールが押していて街歩きする時間がなくても、市内を走る川からベイサイドへのクルーズ船を利用すれば、海と摩天楼が一望できます。
海から発展していったシンガポールの歴史の流れを知るには絶好のスポット。ナイトクルーズを使うと、マリーナベイ・サンズの華やかなナイトアトラクションも体験できるので、利用価値は大きいです。

リバークルーズ
http://rivercruise.com.sg
営業時間:9:00〜23:00(最終乗船は22:30)、15〜20分間隔での運行。所要時間の目安は約40分
料金:25シンガポールドル(2019年4月時点で約2056円)

・エメラルドヒル地区

シンガポールのショッピングスポットとして有名なオーチャードロードの喧騒からほど近くですが、歴史地区として保護されているためか静かな落ち着いた場所です。
中国とマレーの建築が合わさって生まれた「プラナカン」様式による建物が並ぶ一角からは、異なる文化が融合して新しいものが生み出されるパワーを感じることができるでしょう。
新しいアイデアを求めている方に是非訪れてほしいスポットです。小さなエリアなので、1時間ほどで見て回れます。

2-3.ゆったり行くスポット

・シンガポール動物園

シンガポールの観光名所の中でも屈指の人気を誇るのが、シンガポール動物園などのワイルドパーク。
広大な敷地の中で、自然環境に限りなく近い状態で飼育されている動物たちを間近に見ることができます。
仕事にクリエイティビティを求めている人なら、動物たちとの触れ合いを通じて何らかのインスピレーションを得ることができそうなスポットです。
シンガポール北部にある動物園に隣接してナイトサファリ及びリバーサファリ、西部にはジュロンバードパーク(写真)もあるため(営業時間や料金は別)、全て回る場合は見学時間に余裕を持っておきましょう。

シンガポール動物園
http://www.zoo.com.sg
住所:80 Mandai Lake Road
営業時間:8:30〜18:00(最終入場は17:30)
料金:33シンガポールドル(2019年4月時点で約2709円)

・ボタニックガーデン

2015年にユネスコ世界遺産に登録された歴史ある植物園です。
東京ドーム13個分という敷地の中に広がる植物群を観察したり、美しい庭園の数々を散策したりすれば、心身からリラックスできそうです。
「ストレスを解消してリフレッシュしたい」と思う多忙な方にこそ、緑の楽園の中に身を置いてみることをオススメします。
リフレッシュしてエネルギーに溢れた後なら、滞在中の仕事もはかどることでしょう。早速ブレジャーに活用できるスポットとして絶好の場所と言えます。
地下鉄の駅から歩いて行けるので、気軽にアクセス可能です。

ボタニックガーデン
https://www.nparks.gov.sg/sbg
住所:1 Cluny Road
営業時間:5:00〜0:00(園内の一部施設は別途営業時間あり)
料金:無料(園内の一部施設は有料)

2-4.穴場スポット

・アジア文明博物館
多種の文化が交わる場所として栄えたシンガポールの歴史的芸術遺産を始め、アジア各国から伝来した美術工芸品の数々を展示する博物館です。
貿易の中心として発展してきたシンガポールの歴史を知るには絶好のスポットでしょう。
繁栄を維持するために何が必要なのかを教えてくれる場所として、若きビジネスマンの方にオススメしたい穴場です。

アジア文明博物館
https://www.acm.org.sg
住所:1 Empress Place
営業時間:10:00〜19:00(金曜は21:00まで。最終入場時間は閉館時間15分前まで)
料金:20シンガポールドル(2019年4月時点で約1645円)

・マーライオンタワー(セントーサ島)

欧米のビジネスマンは、家族と共に過ごす時間をとても大切にしています。
子供をブレジャーに連れて行くことは、仕事も家庭も大事にする親の姿勢を見せられる有意義な時間の使い方として、根強く支持されています。
そのため、家族でブレジャーを満喫できることに重要な意味を見出している人が非常に多いです。
そんなスタイルのブレジャーを楽しめる場所として、セントーサ島のマーライオンはぴったりのスポット。
何箇所からに設置されているマーライオン像のうちの1つが、セントーサ島にある特大のマーライオンです。
37メートルもある巨大な像の中は空洞になっており、内部の見学及び展望台に上がって眺望を楽しむことができます。
地下鉄で気軽に行けるスポットですが、セントーサ島は都会の喧騒から離れているのでゆっくり過ごせます。家族とブレジャー旅行に来たパパビジネスマンの方ならぜひ訪れてほしい場所です。

マーライオンタワー
https://www.onefabergroup.com/sentosa-merlion
住所:30 Imbiah Rd
営業時間:10:00〜20:00(最終入場時間は19:30)
料金:12シンガポールドル(2019年4月時点で約985円)

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3.プランニングでの注意点

日本から近いアジア圏に位置するとは言え、やはり外国であるだけに注意したいポイントがあります。
ここでは、プランニングをする上でおさえておきたいポイントをご紹介します。

3-1.熱帯地域に適した準備を

熱帯地域に位置する南国のため、年中30度程度と高温多湿の環境です。
暑い中、スーツやネクタイで動き回るのはかなりの身体的リスクが伴うため、可能であればスーツとは別にスマートカジュアルな服を持って行くのが理想的です。
コンビニなど飲料水を買える場所があちらこちらにあるので、熱中症にならないよう常に気を配りましょう。

3-2.宗教へのリスペクトを忘れずに

シンガポールでは、国語であるマレー語の他に公用語として英語、中国語、タミル語など複数の言語が使われています。
つまり多民族が共存するということなので、それぞれの民族を代表する宗教に触れる機会が多くなることでしょう。
代表的なのはカレンダーで、休日として各宗教の代表的な祝日が採用されています。
信仰が身近な街で忘れてならないのが、宗教への理解です。
肌が露出する服装で参拝することが禁じられているモスクへ、Tシャツ短パンで入ろうとした外国人観光客が門前払いを受けるケースはよく知られています。
日本とは事情が異なることを頭に入れて行動しましょう。

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3-3.ローミング機能はオフに

通信費節約のため、日本からポケットWifiを持って行ったり、現地で SIMを調達したりするケースは少なくありません。
しかし、本島以外への場所へ足をのばす時は、通信環境に注意しましょう。
電波事情が悪くシンガポール本島からの通信環境を確保できない場合は、隣国のマレーシアなどと国際ローミングされてしまい、日本に帰国した時高額の料金を請求されてしまうことがあります。
携帯のローミング機能は忘れずにオフしておきましょう。

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4.経済発展地で満喫できるブレジャーは価値あり

適度に心身をリラックスできる場所、そしてビジネスシーンの最先端を間近で見ることができる場所、それがシンガポールという街です。
世界は広いとは言え、その両方が体験できるブレジャースポットはそう多くありません。
海外出張で出向く機会があるなら、ブレジャーとしてプランニングする価値は大いにあります。

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