ビジネス基礎知識

2018.09.25

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台風で飛行機が欠航?! 慌てないための心得とは

飛行機で出張。
海外はもちろん国内でもよくありますよね。
しかし、天気や現地の様々な状況によって、搭乗するはずの飛行機が出発延期や欠航するかも?なんてこともあるはず。

今回は、天候による出発延期や欠航の恐れがあるときの、万が一の備えについて解説します。

とにかく現状把握 最新の天気予報を確認

まずは、今現在の状況把握です。
最新の天気予報をテレビやインターネットで確認しましょう。
テレビの場合、運が良ければ更新されたばかりの情報が音と映像で確認できるので把握しやすいですが、いつもタイミングが良くニュースなどが放送しているとは限りません。
そんな時は、インターネットで検索してみると最新の情報を得ることが出来ます。
過去の気象情報から数時間先の予測まで確認できるサイトがたくさんあるので活用しましょう。
最近の天気予報は本当に優秀でかなりの高確率で信用できますよね。

日本気象協会 https://tenki.jp/radar/
世界の雨分布速報 http://sharaku.eorc.jaxa.jp/GSMaP/index_j.htm
The Weather Channel  https://weather.com/

搭乗予定の各航空格社のホームページを確認

天気予報の次は、自分の搭乗予定の航空会社のホームページを確認しましょう。
この時、電話予約センターの番号を調べて控えておくと良いです。
そして早ければ、この時点でもう出発延期や欠航が決まっている場合があります。
また運航に影響が出ることが考えられる便については、2日ほど前から予定変更やキャンセル(払戻し)ができる場合があります。
もちろんこの場合、変更やキャンセルによる手数料などはかかりません。
この時点で予定変更が可能ならば、思い切って翌日以降に日程を変えてしまう、もしくは出発を早めるという選択肢もあります。

日本航空 https://www.jal.co.jp/cms/other/ja/weather_info_int.html
全日空 https://www.ana.co.jp/fs/int/jp/
デルタ航空 https://ja.delta.com/content/www/en_US/#/flightinfo

スマホに航空会社のアプリをインストール&予定の設定

ビジネスには今やスマホが必須! もちろんビジネス以外にもスマホは色々と役に立つことがたくさんあります。
皆さんご存知だとは思いますが、飛行機のチケットもスマホで「ピッ」と機械にかざしてスマートに搭乗!なんてことは、当たり前の時代になりました。
搭乗するだけならわざわざアプリをインストールしなくてもよい場合もありますが、こんな時の為に、スマホに航空会社のアプリをインストールしておきましょう。
アプリに搭乗予定を設定しておくと、チケットレスで搭乗できるのはもちろん、予定便の運行状況の確認ができるものがほとんどです。
万が一予約便に変更があってもすぐに知らせてくれますよ。
そしてこのアプリから変更やキャンセルが出来るものもありとても便利です。

JAL   https://www.jal.co.jp/k-tai/appli/jal/
文字通り日本航空のスマートフォン用アプリです。
国内線、国際線の予約から搭乗までのサポート、運行状況の確認が出来、羽田空港の保安検査の待ち時間や空いているレーンの確認までできるアプリ。
また、国内線に限り、機窓のどちら側に富士山が見えるかも案内してくれるユニークな機能も。

ANA  https://www.ana.co.jp/ja/jp/share/mobile/smartphone/app_ana/#title
全日空のアプリ。
予約、運行状況の確認、チェックイン等一般的な機能に加え、日本国内限定ですが、「ANAたびくーぽん」と呼ばれるレストランや宿泊施設、ショッピングなどお得なクーポンも手に入いるのがおもしろい。

Flightstats https://www.flightstats.com/v2/
スマートフォンであらゆる飛行機や空港の情報がわかるアプリ。
空港の本日のフライト情報ディスプレイを見ているようかのように出発ターミナル、ゲートや発着時間、現地の天気などを確認でき、様々な情報を入手できます。
英語のサイトですが日本語で紹介されている記事はこちら https://tolive.jp/flightstats-is-very-useful-mobile-app-to-check-your-airplane-status-and-get-the-airport-information-you-are-going-to-use/

やっぱり欠航になってしまった時、どうする?

天候不良による欠航は、大量に発生します。
空港のカウンターは長蛇の列です。
並びながら電話でもセンターに問い合わせをしましょう。
また、インターネットや先ほどのアプリを使って手続きを済ませられればいいのですが、重くてなかなか操作できないこともあるでしょう。
とにかく早く現地に着きたければ空港で次の出発便までキャンセル待ちするよりほかはありません。
往路便での欠航なら、キャンセルしたり、振替便を家で待ったりできますが、復路便で欠航がおきてしまったら、振替便を待っている間宿泊も必要になってきます。
この場合の宿泊代は保証されませんので注意してください。

 また、予約変更や払い戻しは後日に手続きをすることが出来ます。
時間に余裕のある時は後日ゆっくり手続きしたほうがいいでしょう。
その際は10日以内に手続きをしなくてはならないことが多いようです。

事前の払い戻しや変更は?

台風や吹雪などの悪天候の場合は、航空会社による機材繰りや整備作業による遅延や欠航より一般の私たちでも予測できることが多いです。
とにかく、もしかしたらと思った時から行動するに越したことはありません。
最新の天気予報や各航空会社のホームページを確認してください。
余裕があれば航空会社に連絡をして、払い戻しや変更の手続きの確認をしておいたほうがいいでしょう。
チケットの種類や各航空会社によって対応は違ってきます。
そしてあらかじめ変更が可能であるなら変更対象便であることを確認したうえで、思い切って先に変更してしまうのも良いかもしれません。
払戻、変更対象便であるなら出発前であっても遅延や欠航が決まった後でも払戻、変更には手数料はかからずに手続きしてもらえます。

また、国内線はともかく、便数が少なく、損失も大きい国際線では欠航より数時間の遅延で出発ということもあるかもしれません。
その際は国内線と合わせて予約している場合、国際線出発空港まで他の交通機関を利用することも考えなければなりませんが、この費用も保証されることもありますので問い合わせしてください。
復路での欠航が決定した場合、宿泊料金は保証されませんが自分で手配しなければなりません。

まとめ

何も準備していなければ万が一の時どうしたらいいか慌ててしまいますが、こんな時はこうすればいい、ということを知っているだけで随分と違ってくるものです。
たまには何事も一度頭の中で、もしもの時を考えてシミレーションしてみるのもいいのではないでしょうか。

もし、搭乗予定の飛行機が遅延や欠航の恐れがあったら 
1)天気予報を確認する
2)各航空会社や空港などのインフォメーションや対応を確認する
3)今すぐ行動すべきか、様子を見るべきか考える

遅延、欠航が決定されたら
1)遅れても仕方がないが出来るだけ早く出発したいのなら、空港で並ぶ、電話する、スマホやPCを使うといった方法で一番早い振替便に変更手続きをする(無料)
2)どうしても予定の時間までに現地に着きたいのなら、他の交通機関で移動する(自腹の可能性)
3)キャンセルして払い戻す、または、翌日以降の便でもかまわないのならば、手続きは後日でもOK(宿泊代は自腹)

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