中国渡航には健康コード、入国健康申請が必要?手続き、申請方法をまとめ【2021年10月版】

中国渡航には健康コード、入国健康申請が必要?手続き、申請方法をまとめ【2021年10月版】

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、中国では様々な措置が実施されています。
渡航する際、PCR検査が必要となったり、提出必要書類が増えるなど、以前よりも手続きが複雑になりました。
実際に中国に入国するにはどんな書類・手続きが必要なのか、現在の中国の入国状況も併せて見ていきましょう!
※2021年10月10日時点の情報です。最新の情報は各サイトをご確認ください。

1.現在の中国入国状況 (2021年10月時点)


2021年10月現在、中国への観光目的での入国はできません。
既に招聘状を取得済みの経済・貿易・科学技術関連事業に従事者、「外国人工作許可通知」及び招聘状を取得済みの就労予定者、重篤直系親族の看病や直系親族の葬儀参加者、乗務査証に査証申請範囲が制限されています。
中国の各空港に渡航する際、中国入国後指定された宿泊施設で14日の隔離期間+7日間の在宅健康観察が必要となるため、かなりの日数を費やすことになります。
入国手続き終了後、 空港側が用意したバスで「指定施設」に移動し健康検査等が実施されます。
その期間に関する宿泊費・食事代などの費用は自分で負担しなければなりません。

入国手続き終了後、隔離施設に移動するバスを待つ際、待機所での待ち時間が長く、場合によっては2~3時間待機することもあるようです。
暇つぶし用の本や、空腹になった時の軽食、季節によっては防寒具も必要になります。
また、隔離施設のホテルで支払をする際、決済方法が現金のみの場合もあるので、クレジットカードだけでなく、現金を準備しておくと良いでしょう。
隔離施設のホテルでは、毎日決まった食事が提供されるため、デリバリーを利用するのもおすすめです。
※ホテルによって細かくルールが決まっているため、デリバリーを使用できない可能性もあります。

2.中国入国に必要な書類とは?

2-1必要な書類・手続き


書類の作成方法や手続きの方法は3章で紹介しています。

1.入国ビザ(査証)
中国に入国するためには「有効な中国の居留許可を所持し、次の資格に該当する者。」「外国人永久居留身分証を所持する者。」を除き、事前に査証(ビザ)を取得する必要があります。
※詳細については中国査証申請サービスセンター又は駐日中国大使館・総領事館にご確認ください。

2.ワクチン接種完了証明書
ワクチン接種完了証明書は、海外渡航や日本への入国、現地での飲食店・施設の利用時、帰国時の防疫措置の緩和等の際に必要になります。
予防接種法に基づいて各市町村で実施された新型コロナワクチン接種の事実を公的に証明するものです。
※接種証明書を所持していないと必ずしも海外への渡航ができなくなるものではありません。

3.グリーン健康コード(ダブル陰性証明書)
日本出国のために必要な手続きです。
グリーン健康コードの有効期間内に飛行機に搭乗する必要があり、原則入国日前日の20時までに申請が必要です。
日本国内空港の待機列、チェックイン時に確認が行われます。
(ご搭乗の際、グリーン健康コードの原本を持ち歩くことをおすすめします。)
ワクチン接種が原因で、抗体検査に陽性結果が出た場合は、健康コードを申請する際、同時にワクチン接種証明書を提出してください。

4.中国税関出入国健康申告
中国入国の為に必要な手続きです。中国到着予定時刻の24時間前から申請可能です。
 
5.空港入境旅客情報登録
中国国内の空港到着時に登録を行います。
 
6.中国各地の健康コード
隔離完了後の日常生活のため必要です。公共交通機関のほか病院、大型ショッピングモール、市場、ホテル、レストランなどに出入りする際に提示が求められます。

2-2 流れ

〇出発前
・入国ビザ(査証申請)取得
・航空券手配
・PCR検査、ワクチン接種完了証明書発行、グリーン健康コード(ダブル陰性証明書)発行
(※搭乗の2日前以内)
・渡航

〇入国

・中国税関出入国健康申告、空港入境旅客情報登録、中国各地の健康コードアプリのダウンロード
・PCR検査
・入国審査
・空港手配のバスにて隔離施設へ移動・滞在(14日間の隔離)
・14日の隔離終了後7日間の在宅健康観察を実施(毎日朝晩2回の自己体温測定を行う)
 *14日間の隔離観察と在宅健康観察期間中に計6回の核酸検査を実施する。
・隔離期間終了

3.申請・手続き方法

1.入国ビザ(査証)


画像出典:https://bio.visaforchina.org/OSA2_JP/generalinformation/visaknowledge/282418.shtml
中国ビザ申請サービスセンター

中国駐日本大使館は2021年2月8日より、中国ビザの申請者に対し(香港、マカオのビザ申請者を除く)指紋等の個人生体識別情報を採取する措置を開始しました。
ビザ申請時に中国ビザ申請サービスセンターにて指紋の個人生体識別情報を採取しています。
下記の方は採集免除となっています。
・14歳未満または70歳以上の方
・両手の指がすべて欠損している又は機械による認識ができない方
・5年以内に同じパスポートで中国駐日本大使館に指紋登録をされている方
・外交パスポートを所持している又は中国の外交、公用、礼遇ビザの要件を満たしている方

〇申請方法
※2020年8月1日から中国ビザの申請にはオンライン申請とオンライン予約が必要となりました。

中国ビザ申請サービスセンターのトップページ「申請の流れ」にある「具体的手順」→「認証」を選択しビザの情報と要件をご確認下さい。
②「申請の流れ」の「高速リンク」→「査証」を選択し「オンラインによる申請表入力」ページに移動します。
指示を読んだ後、オンライン申請フォームを完成させます。

画像出典:中国ビザ申請サービスセンター

③オンラインフォームが完成したら、必ずフォーム確認ページとアプリケーションフォームを印刷し、確認ページとフォームの8ページ目に署名します。
④中国ビザ申請サービスセンターのトップページ「申請の流れ」の「高速リンク」→「査証」→「オンライン予約」から該当する項目を選択し、申請書番号を入力します。

画像出典:中国ビザ申請サービスセンター

予約可能な日を選択して予約完了です。その後、予約完了メールが送信されます。
予約情報の印刷、又は予約時間のスクリーンショットをしておきましょう。
中国ビザ申請サービスセンターに申請書を提出する前に予約を完了する必要があるので要注意です!
1つの予約番号で、最大5つの申請フォーム番号を入力できます。
複数のビザ申請を提出する必要がある場合は、予約時にすべての申請書番号を記入したことを確認して下さい。
未予約、又はご予約時にお申込み番号を記入していない場合、中国ビザ申請サービスセンターではビザの申請ができなくなります。

〇注意事項
中国ビザ申請サービスセンターは、外交、公用、または礼遇ビザの申請を受付できません。
外交・公用パスポートをお持ちの方は、予約の必要はありませんが、事前にオンラインフォームを完成した上、確認ページと申込用紙を印刷し、確認ページと8ページ目にご署名の上、パスポート等の申込書と一緒に中国駐日本大使館へ提出して下さい。

※オンラインフォームに記入する際は、申請者自身の写真を必ずアップロードしてください。申請者以外の写真をアップロードした場合、中国ビザ申請サービスセンターは申請を拒否し、申請者はオンラインフォームに再度記入し、写真をアップロードしてから送信する必要があります。
オンラインで写真をアップロードできない場合は、申請時に適切な写真を提出して下さい。

2.ワクチン接種完了証明


画像出典:http://www.china-embassy.or.jp/jpn/tztg/t1910848.htm
中華人民共和国駐日本国大使館

接種証明書は、当分の間、以下の2条件のいずれにも当てはまる方を対象に発行されます。
・予防接種法に基づく新型コロナワクチンの接種を受けたこと。
・日本から海外へ渡航する際や日本への入国、帰国の際に、接種証明書を必要とすること。
次のような方は対象になりません。
・海外渡航時や日本への入国、帰国時の利用を目的としない方(当分の間)
・国外等で接種を受けた方(我が国の予防接種法に基づかない接種を受けた方)

〇申請に必要なもの
(1)申請書
各市町村で準備されます。
(2)海外渡航時に有効なパスポート
接種証明書に記載されるパスポート番号と海外渡航に使用するパスポートの番号が一致する必要があります。
接種証明書を取得した後にパスポート番号が変わった場合には、接種証明書を改めて取得する必要があります。
旅券発給申請中の方は、パスポートが交付された後に接種証明の申請を行ってください。
また、外国籍の方等、外国政府の発行する旅券等でも申請は可能です。
(3)接種券のうち「予診のみ」部分
接種券がない場合、原則としてマイナンバーが確認できる書類(マイナンバーが記載された住民票の写し等)が必要です。
マイナンバーが確認できる書類が提示できない場合は、接種を受けた時の住所が記載された本人確認書類でもかまいません。
(4)接種済証又は接種記録書紛失した場合は、予診票の写し(本人控え)でもかまいません。
このほか、場合によって必要となる書類があります。詳細は各自治体のHPを確認してください。※(2)~(4)は写しでもかまいません。

〇申請方法
住所地の市区町村に対して、窓口、郵送、オンラインのいずれかの方法で申請を行います。
原則として郵送またはオンラインでの申請を求める市区町村が多いです。
申請から発行までは、1週間から10日程度かかると説明している市区町村が多いです。
ワクチンパスポートは当面は紙で発行されます。将来的に電子申請や、電子交付への対応が検討されています。より詳しい情報は、お住まいの市区町村にご確認ください。

3.グリーン健康コード(ダブル陰性証明書)


画像出典:http://www.china-embassy.or.jp/jpn/lsfu/t1836108.htm
中華人民共和国駐日本国大使館

〇申請方法
申請はこちらのページから行うことができます。
http://www.china-embassy.or.jp/jpn/lsfu/t1836108.htm

〇注意事項
※移動中の感染リスクを抑えるため、駐日本大使館・総領事館は原則として日本を出発し、第3国(地域)を経て中国に行く乗客に対し健康コードを付与しません。直行便での訪中のみとなります。
※日本の空港には現時点、経由・乗継客を対象としたPCR検査及び抗体検査のサービスがありません。
そのため中国を最終目的地とした日本での経由・乗継はできませんのでご注意ください。
経由・乗継におけるトラブル(空港内足止め、送還等)はご自身の責任となります。

4.中国税関出入国健康申告

中華人民共和国海関総署HP、または上記のAndroid、iOS向けQRコード、WeChatアプリから申請ができます。
空案内にも案内があるので、チェックインカウンター付近を探してみましょう。
入国24時間まえから申告が可能なので、出発当日日本の空港で航空座席番号を入力し、登録を済ませてから、出発するのがおすすめです。
登録完了後に表示されるQRコードをスクリーンショットして保存しておくと良いでしょう。

画像出典:https://www.his-j.com/corp/contents/column/china-interview/
HISグループ

5.空港入境旅客情報登録

入国後、空港内に下記のようなQRコードが掲載された「空港入境旅客情報登録」の案内があります。
登録を済ませ、最終ページに表示されるQRコードのスクリーンショットを保存しておくと良いでしょう。

画像出典:https://www.ana.co.jp/topics/coronavirus-travel-information/pdf/Information_shanghai.pdf
ANA 上海支店

<入力項目>
・お名前
・IDタイプ(Passportを 選ぶ)
・パスポート番号
・連絡先(電話番号)
・国籍
・出発地/国
・到着日
・到着便名
・目的地域
・目的の省名と市名
・目的地の住所
・過去14日以内に重点 国に滞在か経由したこと あれば記入
・「Submit」を押して終了

6.中国各地の健康コード


画像出典:https://www.his-j.com/corp/contents/column/chaina3-travel/
HISグループ

中国の空港に到着した際、荷物ピックアップ後や入国手続きの通路や壁といった場所に、ダウンロードを促す掲示があります。
街中では、駅の出入口前や観光地の入場口などにも掲示されています。
個人情報、過去14日間の滞在歴などを入力し申請すると、3色(緑、黄、赤)いずれかのコードが付与されます。
この色は感染リスクをあらわすもので、それぞれ以下の意味があります。
「緑色=健康」「赤=感染リスク有」「黄色=現在隔離中」 
日本から来た方のスマートフォンには黄色のQRコードが表示されます。

4.最後に

いかがでしたでしょうか。
その場その場で状況や対応が異なることがあるため、こまめな情報の収集や、様々な事態が起こることを想定して渡航の準備をする必要があります。
入国前にできる手続きもあるので、事前に準備しておくことで当日の時間短縮につながりそうです。

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