海外出張の際、ビジネススーツなどどういった衣服を持っていくべきか悩むものです。
今回はそんな悩みにうってつけの、おすすめのカラーや清潔感が保てる機能性スーツなどをご紹介します。
また現地でのレセプションやホームパーティーでの装いについても説明します。
海外出張時のビジネススーツについて
どんなビジネススーツが便利？
あなたが訪問する側の立場なら、マナーとしても、また信頼感を得るためにも、ジャケット型の上下セットアップのビジネススーツがベストです。
カラーは黒や紺・グレーがといったベーシックな色合いであれば安心でしょう。
また、一日中あちこちに移動することを想定すると、スタイルは動きやすさを重視したいもの。
ストッキングの伝線が気になるスカートよりも、パンツスタイルの方がフットワークも軽くアクティブに動けます。
くるぶし丈のクロップドパンツなら、フェミニンな印象も取り入れられるでしょう。
靴については、歩きやすさが大切。
ヒールではなくフラットシューズや履きなれたパンプスなどが無難です。
色はスーツに合わせ、黒や茶系が良いでしょう。
そしてトータルコーディネートが整ったら、最後のケアも忘れずに。
第一印象が大切なビジネスの場では清潔感も大事。
キャリーバッグやスーツケースに詰め込んで、せっかくのスーツがシワくちゃになってしまっては台無しです。
また、出張先での不注意でスーツを汚してしまうこともあるでしょう。
できればシワになりにくく、汚れた場合にホテルのシャワーなどで簡単に手入れができるスーチを持っていくと安心です。
ビジネススーツはどこで買える？
もし、あなたが普段着ているスーツが少し高級なブランドもので、海外出張に持参しにくいと思うのであれば、AOKIやはるやまやといったスーツ専門店に足を運ぶのも一つです。
専門店ならではといえる機能的なスーツが見つかることでしょう。
例えばAOKIでは、シワになりにくく、家庭用洗濯機で洗え、クリーニング代も節約できる“洗えるスーツ”を開発。
素材・製品の二段階において連続15回洗いに相当する過酷な自社の洗濯審査の実施、特殊加工と入念なプレス加工によってシワになりにくい生地の採用、また信州大学との産学協同の型紙を参考にしたオリジナルの立体縫製で、動きやすさや着心地も追求しています。
うれしいことに、出張先でのお手入れも簡単。
スーツを裏返してハンガーにかけ、40℃程度の温水シャワーで洗い流せるので、出張先でも清潔さを保てます。
また、はるやまでは、業界唯一のノーアイロンのシャツ“i-Shirt”を販売。
特殊な薬品やスチームを利用し、シワになりにくい加工が施された形態安定シャツです。
自宅の家庭用洗濯機で洗い、ハンガーに干しておくだけでシワが伸びます。
これなら出張先のホテルの洗面台で手洗いできるかもしれません。
さらには抗菌・消臭に加えUVカット加工が施されているので、日差しの強い国でも重宝するでしょう。
AOKI「セットアップスーツ」
https://www.aoki-style.com/item/index/ladies/suit
はるやま「お手入れ楽々！アイシャツ」
https://haruyama.jp/display/display/?c=SL
はるやま「汚れもシワもおうちできれい！ワイシャツの上手な洗い方とは？」
https://haruyama.jp/display/article/detail/?ak=column&acd=006
ビジネススーツは何着持っていくのがいい？
1週間ぐらいの出張であれば、一般的にスーツは上下2セットとシャツ2枚位を持っていくのが目安です。
2セットずつあると、数パターンのコーディネートもできるので、相手におしゃれな印象を与えることができます。
また洗って乾かなかった場合の洗い替えにもなり、清潔でいられるのもポイントです。
レセプションやホームパーティーでの服装は？
レセプションパーティーでは
新製品や新規事業・オープニングなどの発表を兼ねたレセプションパーティーに出席するために、海外出張することも多いのではないでしょうか。
レセプションパーティーは、会社や各種団体が主催することが多く、ホテルの大宴会場などでの開催がほとんどでしょう。
そのため、タキシードやダークスーツ、ドレスといった礼服（フォーマルウエア）で出席するのが一般的。
ですが、招待状にドレスコードが記載されている場合は、そのドレスコードに合わせた服装での参加が大切です。
場違いな服装で恥ずかしい思いをすることもなく、相手に好印象を与えることができるでしょう。
ECCフォリラン！「外国人主催のフォーマルなパーティーや食事会に誘われたら…どんな格好!?どんなことを英語で話す!?」
https://foreignlang.ecc.co.jp/know/k00014/
ホームパーティーでは
歓迎や親睦の意味を込めて、取引先の担当者からホームパーティーに招かれる場合もあるでしょう。
家庭的な手作り料理や出張シェフによるもてなしなど、パーティーのスタイルはさまざまですが、フランクに楽しむアットホームな食事会であることが多いです。
この場合、カジュアルな服装でもマナー違反にはならないでしょう。
服装が心配な場合は、いっそ相手に聞いてしまうと安心です。
それでも、やはりビジネスパートナーの自宅に招かれる立場。
着古したスウェットやジャージでは、だらしない印象を持たれる可能性があります。
カジュアルでも清潔感のあるスタイルなど、それなりの身なりを意識して訪問することが大切です。
またドレスコードがある場合は、その服装に従いましょう。
パーティーでの服装・まとめ
どのようなパーティーであれ、参加する際にまずチェックしたいのがドレスコードです。
フォーマルやカジュアルに関わらず、招待状に「赤いものを身に付ける」「花柄の服」といった指示があれば、そのパーティーのテーマに沿った服装で参加すると、早く打ち解けられるかもしれません。
またレセプションパーティーへの参加だからと、わざわざハイブランドのドレスを着用する必要はありません。
日本人ということをアピールして相手に強く自分を印象づけたいなら、着物や浴衣を着ていくというのも一手です。
自国にはない珍しい服装なので、相手にも喜ばれることでしょう。
しかし、和服を持っていない、あるいは着られない、さらには手持ち服にレセプション向きの服がないという場合もあるでしょう。
そういった場合には、例えばH&MやZARAなど、グローバル展開しているファストファッションブランドに足を運ぶのも一つの方法です。
レセプションパーティーにも対応できそうな見映えの良いドレスから、ハイセンスなカジュアルウエアまで豊富な品ぞろえがあります。
世界基準の最旬デザインなので、海外で着用しても浮くことはないでしょう。
手頃な価格も魅力です。
H&M
https://www2.hm.com/ja_jp/index.html
服装の注意点
イスラム教国家での注意点
イスラム教国家にはドレスコードがあり、露出の高い服装は不適切とされています。
例えばカタールでは、女性は肌を露出するものや、体のラインがはっきりあらわれる服装、透ける素材の服はなるべく避けるべきでしょう。
またサウジアラビアでは、女性の場合は、外国人でもサウジ人でも、男性がいる場所に行く場合はアバヤという黒いマントのようなものを服の上から着用します。
さらに、イスラム教では女性が頭髪を見せるのはタブーです。
そのため、ムスリムの女性はヒジャーブというスカーフで覆います。
しかし非ムスリムの外国人女性は、ヒジャーブを使用せず、頭髪を出している人も多いようです。
在カタール日本大使館「外出時の注意」
https://www.qa.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000023.html
在サウジアラビア日本国大使館「第１回 サウジでの女性の生活」
https://www.ksa.emb-japan.go.jp/j/saudi_report/saudi_report_001.htm
トラブル防止のために
ビジネススーツ姿でいると、一目で「日本人、外国人」だとわかり、現地で犯罪のターゲットになる可能性もゼロではありません。
トラブルに巻き込まれないためにも、自分がその国ではどのように見られるのかを常に気にすることも必要です。
出張先の国によっては、高級時計やブランド品はなるべく身につけない方が無難です。
まとめ
海外出張における女性の服装についてご紹介しました。
ビジネススーツの色選びでは、黒や紺・グレートいったベーシックなカラーが安定感もあり、相手から信頼も得やすいでしょう。
また、清潔な印象を与えることも大切なので、シワや汚れがないよう気を付けたいものです。
出張期間や滞在中のメンテナンスを考えると、スーツ専門店で機能的なスーツやシャツを揃えるのも良い方法です。
また、レセプションやホームパーティーに招待されることもあるでしょう。
招待状のドレスコードを確認し、テーマにあった服装で訪問すると打ち解けやすくなるはずです。
ビジネスシーンでは、TPOをわきまえた装いを心掛けたいものです。
