ヘルスケア

2021.05.06

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世界の健康法17選!元気な体で仕事のパフォーマンスをアップしよう

仕事に集中するあまり、無理をし過ぎて体調を崩してしまったことはありませんか? 体の調子が良くないと、仕事のパフォーマンスもなかなか上がらないですよね。そのため、世界中の多くのビジネスマンは、健康な身体づくりのためにバランスの良い食事や適度な運動を意識しています。

そこで今回は、世界の健康法をご紹介。マネできそうな方法から話のネタになりそうな少し変わった方法まで、世界のさまざまな健康法を覗いてみましょう。

1.食材を使った健康法4選

「食べることは生きること」という言葉を聞いたことはありませんか?この言葉のように、食事は体を作るために欠かすことができません。ここでは、健康維持のために食されている食材を紹介します。

1-1.【ロシア】牛乳にはちみつ

心も身体も温めてくれるホットミルク。ロシアでは風邪を予防するために、就寝前にハチミツを混ぜたホットミルクを飲む習慣があるのだそうです。

牛乳はタンパク質やビタミンなど体に不可欠な栄養素が豊富で、ハチミツは殺菌効果があるため感染症対策に向いていると言われています。

ミルクの温かさとハチミツの甘さに癒されて、ぐっすり眠れそうですね。

1-2.【フランス】ホットワイン

どんなに気をつけていても、風邪をひいてしまうことはあります。フランスでは風邪をひいたと思ったら、ホットワインを飲んで体を温めて悪化を防ぐのだとか。

シナモンや生姜、はちみつなどを入れるなどさまざまなアレンジレシピがあるのも興味深いですね。身体を温める食材が入ることで、より体が温まりそうです。

アルコールを飛ばして、子どもに飲ませることもあるのだとか。

1-3.【インド】スパイス・ハーブ

インドの食事においてスパイスやハーブは欠かせません。スパイスを使った料理の定番といえば「カレー」ですが、インドでは健康維持のために使われることもあるのだそうです。

例えば、日本では「八角」の名で知られる「スターアニス」は、胃の健康を維持する、身体を温めるなどの効果が見込めるとされています。

ハーブを例に挙ると、「ニーム」には抗菌作用のある成分が含まれており、皮膚炎や歯肉炎の治療にも使われるのだそうです。

料理はもちろんのこと、歯磨き粉や石けんなどニームで作られて日用品もあることから、インドでは大切にされているハーブなのだそうです。

1-4.【イギリス】ハーブ

ハーブティーを飲む、料理の香りを引き立てるなど、私たちの日常においてハーブが登場する場面は多々あります。

イギリスでは、料理以外に民間療法としてハーブが使われています。薬や薬膳はもちろん、マッサージに使っているそうです。

「メディカルハーバリスト」と呼ばれる日本でいう漢方医も存在し、イギリスの人たちにとってハーブは身近なものであると窺い知ることができます。

2.食材を使った一風変わった健康法3選

世界には、料理に活用する以外にも食材を使った変わった健康法もあります。日本でも、「梅干しをこめかみに付けると車酔いを防げる」「きゅうりを顔に貼ると美容効果がある」などの話を聞いたことはありませんか? 「こんな風に使っていいの?」と驚くような健康方をご紹介します。

2-1. 【ロシア】ニンニクネックレスで風邪予防

健康を維持する定番ともいえる食材、ニンニク。

ロシアではニンニクを取り入れた健康法がいくつもあり、中でも注目すべきは「ニンニクネックレス」です。作り方は、プラスチックのケースにニンニクを一かけ入れて首から下げるだけ。

ニンニクの臭いには抗菌効果がある「アリシン」が含まれており、ニンニクの臭気を吸うことで風邪の予防に繋がるとされています。吸血鬼も真っ青ですね。

2-2.【日本】ネギを喉に巻く

日本では「風邪をひいて咳が止まらないと、焼いたネギを喉に巻くと良い」と言われています。

その理由は、先に紹介したニンニク同様ネギにも「アリシン」が含まれており、その抗菌作用から、喉に巻くと炎症を抑える効果があるためでしょう。

しかし、実際は皮膚から栄養分が吸収される可能性は低く、医学的な観点ではその効果は低いとされています。焼いたネギは熱を持っているので喉を温めることはできそうですが、巻くよりも食事でいただく方が良さそうです。

2-3.【スイス】耳にタマネギをあてる

スイスには耳や鼻の通りをよくするために、耳に生のタマネギをあてる健康法が伝わっています。

やり方は刻んだタマネギをガーゼに包み、袋状にして30分程度、耳にあてるだけ。手軽にできそうではありますが、特に幼児は皮膚に炎症を起こす可能性もあるとのことなので、先の長ネギと同じく料理に使った方が問題はなさそうです。

しかしスイスにおいて、タマネギがポピュラーな食材であるのは事実です。11月の第4月曜日にはベルンでタマネギ市が開催され、平時は数百人が訪れているのだとか。いつか、伝統のタマネギ市を覗いてみたいですね。

3.各国に伝わる治療法・セラピー5選

手術や投薬を行わずに心理学や物理的なアプローチで治療を行う「セラピー(テラピー)」。アロマオイルを使った「アロマセラピー」や動物とふれあう「アニマルセラピー」など、さまざまなセラピーが存在します。

ここでは、世界で行われている珍しいセラピーをご紹介します。

3-1. 【カナダ】アートセラピー

美術鑑賞をする、実際に作品を創るなどすることで心に良い影響を与えるとされるのが「アートセラピー」です。

アートセラピー自体は広く知られていますが、カナダ・モントリオールでは医師が「美術鑑賞」を治療として処方しています。「美術鑑賞」を処方された患者は、年50回、モントリオール美術館を無料で入館できるようになるのだとか。

3-2. 【ルーマニア】塩高山のハロテラピー

ルーマニアでは、廃鉱となった塩鉱山「サリーナ・トゥルダ」をセラピーの施設として利用しています。行われているのは「ハロセラピー」。呼吸器疾患の治療に使われており、岩塩から噴出される細かい粒子を吸入することで症状が緩和するとされています。

「サリーナ・トゥルダ」内にはスパやウェルネスセンターもあり、体の健康はもちろん、心もリフレッシュできそうですね。

公式サイト「Salina Turda」: https://www.salinaturda.eu/

3-3. 【タイ】ハーバルボール

ハーバルボールはタイに伝わるハーブを使ったセラピーで、現地では高級スパで提供されています。

やり方は、まず数種類のハーブをコットンで包んでボール状にして蒸します。蒸し終わったら、体の気になるところにボール状にしたハーブをあてます。体のコリがほぐれる、老廃物の排出を促すなどの効果が見込めるのだそう。

日本にもハーバルボールを取り入れているサロンはあるので、興味があれば探してみてはいかがでしょうか。

3-4. 【インド】ヒル療法

インドの伝統的医学といえば「アーユルヴェーダ」です。額にオイルを垂らしてマッサージをする「シロダーラ」など、日本でもその伝統的医学を施術として取り入れているサロンがいくつも見られます。

神秘的な印象の強いアーユルヴェーダですが、インドにはびっくりするような治療法が存在します。それは「ヒル療法」。悪い血が溜まっている部分にヒルを置いて、その血を吸わせて治療を施すのだとか。実際に試してみるには、相当な覚悟を必要としそうです。

3-5. 【メキシコ】サボテンマッサージ

メキシコには、サボテンを使った「サボテンマッサージ」なる治療法が存在します。ボディローションを体に塗り、棘のないサボテンを体の気になる部分に押し当ててコリをほぐすことで、リラックスできると言われています。

民間療法について
私たちが「民間療法」と呼ぶ治療法は、「統合医療」に含まれます。

「統合医療」は近代西洋医学、相補(補完)・代替療法、伝統医学などを組み合わせて行う療法で、その種類はヨガや食事療法、心身療法、催眠療法など多岐にわたります。

「伝統医療」については、世界保健機関(WHO)が、「それぞれの文化に根付いた理論・信心・経験に基づく知見、技術及び実践の総和であり、健康を保持し、更に心身の病気を予防、診断、改善、治療することを目的としている」と定義しています。

参考サイト「厚生労働省 ejim」
https://www.ejim.ncgg.go.jp/public/index.html
https://www.ejim.ncgg.go.jp/public/about/index.html

4.日本でもできそうな世界の健康法5選

世界にある健康法はその国特有の文化や背景に沿ったものが多く、日本人が行うにはハードルが高いものもあります。

しかし、下記に紹介する健康法であれば、日本にいても手軽に取り入れられるでしょう。ぜひお試しください。

4-1. 【ドイツ】加湿器

冬が長いドイツは暖房機器を使う時間も多く、その分、室内が乾燥しやすいと言われています。このため、加湿は欠かせません。

ドイツではただ加湿器を使うだけでなく、花柄の陶器に水を入れる、室内噴水などを設置する、アロマオイルを垂らすなど、おしゃれな工夫で乾燥対策を行っています。

4-2. 【キューバ】サルサと筋トレ

キューバでは、町に流れる陽気なサルサの音楽が現地の人たちの健康維持に一役買っています。サルサの音楽に合わせて自由に踊ることで、体だけでなく心の健康も保っています。

さらに、筋トレで身体づくりをする人も多いのだとか。早朝や夜中など昼夜関係なく、道や海岸で腕立てやスクワットに励む人たちの姿を見ることができるそうです。

4-3. 【ドイツ】サウナ

日本では血行を良くする、毒素を排出するなどの目的で利用する人が多いイメージが強いサウナ。いっぽうドイツでは、肌に付着した菌をサウナの熱と汗で流すという考え方が一般的なようです。ミストサウナ、高温のフィンランドサウナ、赤外線サウナなど、サウナの種類も多種多様。

注意書きがなければ、男女混浴で利用するのが普通であるのも驚きです。

4-4【ロシア】バーニャ

ロシアにあるサウナは、蒸し風呂「バーニャ」。木の小屋に設置した釜戸に熱した石を入れて、そこに水をかけて蒸気をおこすタイプのサウナです。

体を温めた後、白樺の枝を束にして背中を叩いて血行の促進を促します。十分に体が温まったら、冷水を浴びて冷まします。冬では、雪の中に飛び込む人もいるそうです!

4-5【フィンランド】スノーローリング

フィンランドはサウナ発祥の国と言われており、大半の家庭にサウナがあるのだとか。

そんなフィンランドには、「スノーローリング」と呼ばれる健康法があります。やり方は簡単で、サウナで体を温めてから外に出て冷やすことを繰り返すだけ。日本でいう「温冷浴」のような健康法で、フィンランドでは健康を維持するための一般的な手段とされています。

まとめ.世界の健康法をヒントに健康な体づくりで仕事の効率アップ!

世界に伝わる珍しい健康法をご紹介しました。室内で過ごす時間が増えて体を動かす機会が減ったことで体の調子を崩し、仕事の効率が下がってしまった人もいるもしれません。

今回、ご紹介した健康法の中には自宅で手軽に取り入れられそうなものもあるので、世界の健康法を参考にして、元気な体で仕事をこなしましょう!

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