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2019.05.13

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日本とはどう違う?海外出張で慌てないために知っておきたいトイレ事情

海外出張する際、心配な点のひとつに現地のトイレ事情があります。
国によって、さまざまなトイレがあるため戸惑ってしまうこともあるかもしれません。
特に中国やインドは、地域によって日本とはトイレの造りはもちろん、使い方なども異なるため注意が必要です。
この記事では、中国やインドのトイレ事情や現地のトイレを使うときの注意点を解説します。

中国の古い公衆トイレは壁がない?

一口に「中国のトイレ」と言っても、中国では地域によってトイレの造りが異なります。

たとえば、中国のなかでも郊外や農村部は古い公衆トイレが目立ち「ニーハオトイレ」が多いようです。
ニーハオトイレとは、壁やドアなど仕切りのないトイレをいい、その名の通り用を足しながら「ニーハオ(こんにちは)」ができるトイレとして揶揄されるトイレです。
床に穴が開いているだけの便器がいくつも並ぶ造りのため、悪臭も酷いといわれています。

さらに、中国は貧富の差が激しいため、低所得層の一般家庭にはトイレがない家も少なくありません。
トイレのない家で暮らす人たちは共同の公衆トイレを使いますが、不衛生なところが目立ちます。
一方、同じ中国内でも都市部にある富裕層の家やホテルのトイレは欧米風のものが多く、日本と同じようなトイレです。
温水便座などが付いた多機能トイレはもちろん、富裕層向けにデザインされた金色の蛇口が備え付けられたトイレなどもあります。

中国でトイレを使うときの注意点

ホテルなどは欧米式のトイレ、すなわち日本と同じトイレの可能性が高いです。
しかし、日本のトイレとは使い方が異なるので注意しましょう。

まず、中国ではトイレの水流が弱いため、トイレにトイレットペーパーを流す習慣がありません。
排泄物だけをトイレに流し、使ったトイレットペーパーは設置された専用の容器に捨てるのが一般的です。

さらに、中国ではトイレットペーパーの盗難被害が多く、被害を未然に防ぐ目的でトイレットペーパーが設置されていないトイレもあります。
なかには、顔認証でトイレットペーパーが出てくるシステムを導入しているトイレもあり、中国の盗難被害の深刻さを物語っています。

ですから、トイレットペーパーがないことを前提として、トイレに入る際は必ずティッシュペーパーを持参しましょう。

また、日本のトイレは基本的に無料ですが、中国の公衆トイレは有料のところがほとんどです。
入口にいる係員にお金を渡す先払いシステムになります。
気になる使用料金は、格安なので安心してトイレに行ってくださいね。

インドの農村部にはトイレがない?

インドの農村部では屋外で排泄をする習慣が根強く残っていたため、地域によってはトイレ環境が整っていない場所も存在します。

しかし、屋外での排泄は「恥ずかしく不快」という感情的な要素だけでなく、衛生的な問題や動物に襲われる心配などさまざまなリスクがあります。
そのため、インドでは政府が本腰を入れてトイレを普及させている最中です。

一方、都市部では個室の公衆トイレも珍しくありません。
その造りは、和式のような形と欧米式の2種類で日本でも見たような形をしています。

なお、インド内でもホテルやショッピングモール、外国人向けのカフェなどには日本と同じように使用できるトイレも多いので安心して使うことができます。

インドでトイレを使うときの注意点

インドでは用を足した後トイレットペーパーで拭くという習慣がないので、最初からトイレットペーパーが設置されていないトイレもあります。

そのため、トイレに入る際はティッシュペーパーを忘れずに持参し、使用後はトイレ内にあるゴミ箱などに捨てましょう。

しかしながら、3つ星以上のホテルにはトイレにトイレットペーパーが完備されているところも多くあるので、宿泊先によっては日本と同じような感覚でトイレを使用できるかもしれません。

ところで、インドの人は用を足した後どうするのでしょうか。

その答えは、「手で洗い流す」です。

そのため、トイレには洗い流す用のバケツと蛇口があります。
ほかにも、トイレによってはシャワーが付いているトイレもありますが、これは日本のウォシュレットのようなものではありません。
シャワーを使って自分の手で洗い流す仕組みになっています。

このような習慣から、インドのトイレは床や便器が水浸しになっていることも多いので注意が必要です。

また、インドのトイレは水流が弱く、排泄後きちんと流れないおそれもあります。
その場合は慌てずに手桶で水を貯めて、思いきり流すといいでしょう。

出張先の状況をチェックしておこう

トイレ事情は国によって大きく異なります。
ほかの国が日本と同じように清潔なトイレであるとは限りません。

もし、トイレ環境が日本とは全く違う国に海外出張するときは、トイレットペーパーだけでなくアルコール消毒などの衛生用品を必ず持参しましょう。
また、ウォシュレットがないことを考え、デリケートゾーンも拭けるようなウェットティッシュなども重宝するはずです。

中国やインドの場合、出張先の地域によってはトイレ事情が日本とかけ離れている可能性もあります。
そのため、事前に出張先はもちろん宿泊先の状況を事前に確認することが大切です。

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