お土産・グルメ

2019.01.17

Lock Icon 会員限定

ハンバーガーだけじゃない!海外出張先のアメリカでおすすめする食事

アメリカといえばハンバーガーやファストフードという印象を持っている人も多いでしょう。
しかし、アメリカは移民の国でもあります。
そのため、多様な料理が存在しているのが特徴です。
この記事では、ハンバーガー以外のおすすめ料理を紹介していきます。

お腹がいっぱいになればいい?アメリカ人の食事に対する価値観

日本人は食事を楽しむ感覚が強い民族ですが、アメリカ人の感覚では食事は基本的には空腹を満たすためのものという感覚が強いです。
お腹いっぱいになればいいといった考えがあり、栄養素や食事自体を楽しむ感覚があまりないことが特徴となっています。
そのため、足りない栄養素はサプリメントで補う人も珍しくはありません。
また、温めるだけで気軽に食事ができる冷凍食品を主に食べている人も多く、ピザやチキンナゲットなどの人気が高い傾向にあります。

しかし、アメリカは移民の国です。
さまざまな国から人々が集まってできている国なので、地域やそれぞれの人によって食生活のルーツは異なります。
そのため、食事にこだわりを持っていたり栄養バランスを気にしたりしている人や地域もあるのです。
特に、ニューヨークやサンフランシスコでは食へのこだわりが強い傾向があり、アメリカのほかの地域と比べると食が充実しています。

ルイジアナ州ニューオーリンズの「ガンボ」

アメリカの中でも逸品として知られているのが、ニューオーリンズのガンボです。
ガンボはクレオール料理のひとつです。
クレオール料理とは、ニューオーリンズ地域を中心として複数の食文化が融合して形成された独自の料理スタイルになります。
フランスやスペイン、西アフリカや南北アメリカの食文化が混合されていて、イタリア料理の要素も備えているなど、非常にさまざまな地域の食文化が融合しているのが特徴でしょう。

ガンボに特別な定義はなく、たっぷりの野菜と鶏肉を煮込んだものが一般的になります。
ピリ辛に仕上げられており、とろみがあるので、スープやシチューのような料理だといえるでしょう。
小麦粉を使わずに野菜だけでとろみをつけているので、重くなく胃に優しいのが特徴です。
また、作り方も簡単で、レストランだけでなく家庭料理としてもメジャーなのがガンボになります。
それぞれの家庭によって作り方が違うため、中に入っている食材も各家庭、レストランで異なることが多いです。
鶏肉が一般的ではありますが、動物性の材料ならなんでも合う料理なので、海老などのシーフード類、ソーセージ、豚肉や牛肉などが使われることもあります。

ニューヨーク州バッファローの「チキンウィング」

ニューヨーク州バッファローのチキンウィングも人気の高い料理です。
チキンウィングは鶏の手羽先にバーベキューソースをたっぷりと塗って焼き上げた料理となっています。
鶏の手羽先はアメリカでも安価で手に入るので、非常に人気の高い食材として知られています。
各地にウィング専門のチェーン店があるなど、その人気は圧倒的です。
カジュアルレストランならメニューに載っていることも多いので、食べることのできる店も多いでしょう。

アメリカでは、油で揚げてからソースを絡めるものと、ソースを塗りながらオーブンで焼いていくものが主流となっています。
バッファロー発祥とされているのは、油でチキンウィングを素揚げしてから辛口のソースを絡めるタイプです。
これは、バッファローウィングと呼ばれていて、非常に有名なチキンウィングでしょう。
各地によってソースの味が違うのが特徴で、レストランや各家庭によってはまったく違う味を楽しめるのです。
トマトベースのピリ辛味や、照り焼きのような甘辛ソースなどバリエーションが豊かなので、各地で食べ比べをしてみるのも面白いでしょう。

アメリカ人なら子どもの頃から食べている「マカロニ・アンド・チーズ」

アメリカの国民食ともいわれているのが「マカロニ・アンド・チーズ」です。
人種に関わらず、子どもの頃から食卓に並んでいることの多い非常にポピュラーな料理となっています。
マカロニにチーズを絡めてオーブンで焼いた簡単な料理で、海外ドラマや映画などの食卓シーンでもよく登場しているのです。
そのため、日本人でも見たことのある人も多い料理でしょう。
インスタントや冷凍食品もありますが、本来は家庭料理なので各家庭で味が多少違います。
基本の材料はマカロニとチーズ、バターですが、バターやチーズの量、チーズの種類などによってあっさりタイプやこってりタイプなどの種類があるのです。
また、ホワイトソースやベーコン、玉ねぎを入れる家庭もあります。

マカロニ・アンド・チーズのルーツは、一説によると第3代大統領トーマス・ジェファーソンによって19世紀初頭に考案されたとされています。
ジェファーソンがフランスに大使として滞在していたときにイタリアのパスタに魅せられて、大統領になった後にマカロニ製造機を購入、チーズと絡めて焼いたのがはじまりだといわれているのです。
ジェファーソンは、これをパーティーなどにも出して振舞っていました。
つまり、はじめは上流階級が食べるための高級料理だったのです。
その後、マカロニが一般化したことにより国民食として浸透しました。

カルフォルニア州ロサンゼルスの「カルフォルニアロール」

カリフォルニア州ロサンゼルスのカリフォルニアロールもメジャーなアメリカ食です。
カリフォルニアロールは日本人の板前が考案した寿司で、マグロがない時期にアボカドとカニカマを巻いて巻き寿司を作ったのがはじまりです。
寿司通からは異色の寿司だといわれましたが、このカリフォルニアロールはアメリカ人には受けて、一躍人気の巻き寿司になりました。
これをマネする店も多く現れて、クリームチーズを巻いたフィラデルフィアロール、刻んだスモークサーモンと千切りキュウリを巻いたニューヨークロールなど、その地域独自の巻き寿司が数多くあります。

アメリカンなビッグサイズとボリュームに要注意!

国土が広く、さまざまな国の人がいるアメリカは、地域によってさまざまな料理があります。
シーフードや煮込み料理が多いのも特徴でしょう。
また、アメリカの料理はサイズやボリュームが大きく、日本人では食べきるのが大変な場合もあります。
そのため、海外出張などでアメリカを訪れた際には少なめに注文しましょう。

Lock Icon

この記事は会員限定です

会員登録すると続きをお読みいただけます。