※A380型機はホノルル線限定での運航となります。画像提供:ANA
成田発のANAエアバスA380機で行くハワイ。2020年3月から始まっていた定期便の運休がついに終わり、今年7月から定期便としての運航が再開することが5月に発表されました。
これまでも多くの人を魅了してきた、ANAのエアバスA380型機「FLYING HONU(フライングホヌ)」の魅力とは?今記事では定期便の運航再開に合わせて、その魅力や特徴を改めて深掘りしてみました。ANAが行っているコロナ対策やハワイへの渡航情報も記事後半で紹介していますので、ハワイ旅行の参考にしてみてくださいね。
1.7月からホノルル線で定期運航再開のANAエアバスA380型機とは?
※A380型機はホノルル線限定での運航となります。画像提供:ANA
ANAで行くハワイ旅行といえば、ウミガメがペイントされた大きな機体の飛行機を思い起こす方が多いことでしょう。2019年からANAのハワイ便で導入され、就航当時も話題を集めていたエアバスA380型機「FLYING HONU(フライングホヌ)」とは、一体どんな飛行機なのでしょうか?
1-1.魅力満載な空飛ぶウミガメことエアバスA380型機「FLYING HONU(フライングホヌ)」
2019年から成田-ホノルル線の専用機として導入されたA380型機は、別名FLYING HONU(フライングホヌ)の愛称で親しまれています。今回運航が再開する成田-ホノルル間でも、エアバスA380型機「FLYING HONU(フライングホヌ)」によるフライトが予定されています。
エアバスA380型機「FLYING HONU(フライングホヌ)」の見どころはいろいろありますが、なんと言っても一番はその大きさです。世界初となる総2階の大型旅客機として登場し、2022年6月時点でも旅客機としては世界最大の大きさを誇ります。
ANAでは同機を成田〜ホノルル線の定期フライトに導入。機体には、ハワイでも神聖な生き物として大切にされているウミガメ(ハワイ語でHONU)がペイントされています。
エアバスA380型機「FLYING HONU(フライングホヌ)」には、ハワイの空・海・そして夕陽をイメージした全3色の機体があります。
2022年7月から定期便で運航するのは、ハワイの「空」をイメージしたANAブルーの1号機(JA381A)とハワイの「海」をイメージしたエメラルドグリーンの2号機(JA382A)。
ハワイの「夕陽」をイメージしたサンセットオレンジの3号機(JA383A)のフライトはもう少し先となりそうです。
ハワイの「空」をイメージしたANAブルーの1号機は「ラニ」、
ハワイの「海」をイメージしたエメラルドグリーンの2号機は「カイ」、
ハワイの「夕陽」をイメージしたサンセットオレンジの3号機は「ラー」という愛称で呼ばれています。
1-2.エアバスA380型機「FLYING HONU(フライングホヌ)」で行くANAホノルル線の運航スケジュール
今回運航が再開される、エアバスA380型機「FLYING HONU(フライングホヌ)」によるホノルル便は週2便。成田ーホノルル間で、毎週金曜・土曜のフライトが定期便として運航します。
NH184便 成田 20:10 / ホノルル 08:45 (金・土)
NH183便 ホノルル 11:35 / 成田 14:50(+1) (金・土)
また、エアバスA380型機「FLYING HONU(フライングホヌ)」ではありませんが、羽田線の定期路線も月〜木曜日並びに日曜日に運航することが発表されました。成田発着と羽田発着を組み合わせれば、毎日運航となり、週末のハワイ旅行も楽しめるフライトスケジュールとなっています。
NH186便 羽田 21:55 / ホノルル 10:30 (月・火・水・木・日)
NH185便 ホノルル 14:10 / 羽田 17:25 (+1) (月・火・水・木・日)
※参考:FLYING HONU(フライングホヌ) 成田ーホノルル間定期運航情報
1-3.6月25日には「A380 FLYING HONU」プレミアム上映会&トークショーも開催
今回の運航再開を記念して、ANAでは映画館の大スクリーンでエアバスA380型機「FLYING HONU(フライングホヌ)」のこれまでの軌跡を納めたANA成田/ホノルル便A380再就航記念!ANA THEATER「A380 FLYING HONU」プレミアム上映会&トークショー!!が開催されます。
ユナイテッド・シネマ豊洲で開催される同イベントには、エアバスA380型機「FLYING HONU(フライングホヌ)」を操縦するパイロットやハワイ州観光局スタッフも駆けつける予定なのだとか。
ハワイ旅行を予定している方も、いってみたいなと思っている方も。参加してみてはいかがでしょうか?
ANA THEATER「A380 FLYING HONU」プレミアム上映会&トークショー!!詳細
・日時:2022年6月25日(土)14:00開映
・会場:ユナイテッド・シネマ豊洲
・チケット:3,600円
・予約:チケットぴあサイト
2.乗っているだけで楽しいANAエアバスA380型機の魅力
エアバスA380型機「FLYING HONU(フライングホヌ)」の魅力は、先ほどもご紹介した世界最大の旅客機である点だけではありません。ここからは、乗っているだけでもワクワクするその魅力をいくつかご紹介しましょう。
これを読めば夏休みは、エアバスA380型機「FLYING HONU(フライングホヌ)」に乗ってハワイ旅行に行きたくなってしまうかも!
2-1.空飛ぶホテルとも言われる2階建ての大型機
画像提供:ANA
エアバスA380型機「FLYING HONU(フライングホヌ)」は、その大きさから空飛ぶホテルとも言われています。
世界初となる旅客機として総2階の機体であることから、席数も多く合計520席。ファーストクラスは8席、ビジネスクラスは56席、プレミアムエコノミーは73席、そしてエコノミークラス383席となっています。
1階のエコノミークラスの席後方には、日本で初となるカウチシート「ANA COUCHii」も導入されています。レッグレストをあげてゆったりと座れる仕様になっており、エコノミークラス運賃に追加料金を払うことで予約可能です。
画像提供:ANA
また、贅沢な旅を楽しみたいならファーストクラスも見逃せません。わずか8席しかないファーストクラスシートは、シートのドアや個室型のシェルでゆとりある空間が作られ、ゆったりと空の旅を楽しめます。
画像提供:ANA
2-2.多目的ルームや限定デザインモニターなどの設備
※イメージ画像
画像提供:ANA
客席だけでなく、その他の設備もとても充実しているのがエアバスA380型機「FLYING HONU(フライングホヌ)」の魅力です。機内1階席の後方にある多目的ルームは、パウダールームや授乳スペースとしても使えるスペース。小さな子どもを連れての家族で楽しむハワイ旅行でも、こんな多目的ルームがあればストレス少なく過ごせそうですね。
ちなみに、エアバスA380型機「FLYING HONU(フライングホヌ)」では、なんと座席のモニターもホノルル線限定デザイン!搭乗時にはぜひチェックしてみてくださいね!
2-3.旅の思い出にもなる限定アメニティ
飛行機旅の楽しみといえば、アメニティや機内食。特に、プレミアムエコノミー以上の席では、ホノルル線限定デザインのアメニティも用意されています。クラスによっても異なりますが、ホノルル線限定デザインは次の通り。
ポーチやエコバッグなど、ハワイ旅行でも役立つアイテムをぜひ手にしてみてくださいね。
・ファーストクラス:グローブ・トロッターデザインのアメニティポーチ(ザ・ギンザのコスメ入り)
・ビジネスクラス:フレッドシーガルとコラボしたアメニティポーチと「FLYING HONU」エコバッグ
・プレミアムエコノミー:「FLYING HONU」がデザインされたエコバッグ
画像提供(いずれも):ANA
2-4.機内販売でゲットしてみたいHONUグッズ
機内販売では、エアバスA380型機「FLYING HONU(フライングホヌ)」グッズも販売されています。お子様へのお土産やプレゼントにもぴったりなHONUぬいぐるみ(ラニ・カイ・ラー)は、単品で購入できるのがエアバスA380型機「FLYING HONU(フライングホヌ)」内のみ。プリオーダーではセット販売のみとなります。子どもだけでなく大人も欲しくなってしまうかも。
画像提供:ANA
3.ANA便でハワイに行く前にチェック!ANAのコロナ対策と渡航制限情報
楽しい旅に出るためには、しっかりと安全対策や準備もしておきましょう。ANAでは、コロナ対策に関しても徹底したレギュレーションが敷かれているので、安心してフライトできそう。ここからは、ANAのコロナ対策への取り組み「ANA Care Promise」と、ハワイ渡航前にチェックしておきたい日本・アメリカの渡航制限情報をご紹介します。
画像提供:ANA
3-1.ANAのコロナ対策(ANA Care Promise)
ANAでは、お客様に安心して飛行機をご利用いただくために、コロナ感染症予防対策「ANA Care Promise」に取り組んでいます。
・係員のマスクの着用
・手指用の消毒液や除菌液の設置
・保安検査場付近での検温の実施(一部空港で実施中)
・機内の定期的な消毒・除菌
・機内換気の徹底
他にも様々な対策が施されていますので、旅行前にANAの公式サイトをチェックしてみてくださいね。
※参考:ANA Care promise(ANAの取り組み)
ANAの公表する情報によれば、機内の空気は約3分で全て入れ替わる仕様となっているのだとか。
さらに、病院の手術室の空調設備にも使用されているほどの高性能フィルターを通じ、客室内に空気を供給する仕組みになっています。IATA(国際航空運送協会)の公式見解ではこのような空気循環に加えて、同じ方向を向いて着席していること、座席背面が防御壁となっていること等の要因により、密閉された空間でも空気汚染のリスクが低い環境とされています。
3-2.ハワイの最新情報を確認できるサイト
海外旅行前には、各国のコロナ対策や検疫情報もしっかりチェックしておきましょう。
ハワイ渡航の際に役立つ、アメリカ政府の方針や最新情報は、ハワイ州観光局のCOVID-19情報サイトで随時更新されています。
渡航前に情報をチェックして、必要な書類を揃えておきましょう。
3-3.ハワイ渡航に必要な書類
先ほどご紹介した、ハワイ州観光局のサイトでも、渡航にあたって必要な書類や渡航要件が公表されています。
2022年4月時点で、日本からハワイ州へ渡航される場合の渡航要件は、アメリカ政府の管轄。そのため、米国疾病予防管理センター(CDC)の基準をチェックしてみましょう。
ちなみに、2022年6月現在、ハワイ渡航にあたり日本国籍の人が求められる必要書類は次の通り。
・公的機関発行のワクチン接種証明書
・フライト出発1日以内に受検した新型コロナウイルス検査陰性証明書、もしくは 新型コロナウイルス回復証明書
・宣誓書
・コンタクトトレーシング
※上記は2022年6月時点のもの。最新情報は下記リンクの公式サイトをご確認ください。
特に、新型コロナウイルス検査陰性証明書は、アメリカの規定を満たした検査ができる医療機関で検査をして取得しておきましょう。在日アメリカ大使館では、以下のサイトに推奨医療機関のリストを公表しています。検査を受ける際の参考にしてみてくださいね。
・在日米国大使館医療機関リスト(英語)
※参考:ANA公式サイト「FLYING HONU(フライングホヌ)」 成田ーホノルル間定期運航情報」
3-4.ハワイからの帰国時に陰性証明書がもらえる場所
また、帰国時には日本への入国にあたり出発前72時間以内の新型コロナウイルス検査の陰性証明書が必要になります。
ハワイでPCR検査並びに日本政府所定フォーマットの陰性証明書を出してもらえる場所として、おすすめなのはワイキキ・ショッピングプラザ内にある「聖ルカクリニック(St.Luke’s Clinic-Waikiki)」。
ANAトラベラーズ予約サイトからも、検査予約+マハロラウンジが利用できるプランなど、各種販売されているのでチェックしてみましょう。
*参考:
・【日本帰国用】ハワイでPCR検査&陰性証明書発行プラン
・ANAトラベラーズ公式サイト(ハワイからの帰国時に受けられるPCR検査プラン)
日本の最新の水際対策情報は、厚生労働省のサイトから確認できます。流行状況によっても、必要な手続きが変わる可能性もありますので、必ず渡航前に確認しておきましょう。
3-5.渡航前はANA Travel Readyを利用しよう
出発前にオンラインで必要書類を事前に登録することで、必要な書類が揃っているか、追加で必要な手続きがないか等を確認できるため、スムーズな搭乗が可能となります。
対象路線 :成田/羽田発ANAグループ運航国際線
対象のお客様 : 上記路線利用の全ての方
STEP1 渡航先の入国条件確認
STEP2 事前申請
STEP3 結果・内容確認と再申請
STEP4 オンラインチェックイン
オンラインチェックインは、出発時刻24時間前からご利用できます。空港では、自動チェックイン機での手続きも可能です。
詳しい手続き内容はANA Travel Readyのページをご確認ください。
ANAのA380型機で今年の夏はハワイ旅行を楽しもう!
ANAの大型機A380で行くハワイ旅行は、今年の夏休みの思い出作りにもぴったり!またあのFLYING HONUに出会えるというニュースは、今までハワイ旅行を我慢してきたという方にとっては嬉しいお知らせです。そして今回の運航再開で初めてエアバスA380型機「FLYING HONU(フライングホヌ)」を知ったという方にとっても、ANAの大型機A380でのハワイ旅行は、きっと忘れられない空の旅を楽しめること間違いなし。
ANAではホノルル線に加えて、2022年6月には羽田-ロンドン線の運航を再開するなど、徐々に空の旅をかつてのように楽しめる機運が高まってきています。ぜひ次の旅の計画の参考にしてみてくださいね。
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