海外の空港は、当然ですが国内の空港とは違います。
規模の大きい広い空港では、なおさら勝手がわからないでしょう。
北京首都国際空港は非常に広く、迷いやすいです。
なので、あらかじめ両替所やATMの場所を把握しておくと、スムーズに両替などを行うことができます。
両替できるのは両替所だけではない
北京でお金を使うには日本円を人民元に交換しておく必要があります。
日本円を外貨へ交換するために、多くの人は両替所を訪れるのではないでしょうか。
実は、日本円を人民元に両替できるのは、両替所だけではありません。
空港内にある銀行やATMでも両替を行うことができるのです。
両替所は、1回両替を行うごとに手数料が発生します。
銀行での両替の場合、街中にある銀行と同じ交換レートで両替を行うことが可能です。
しかし、利用する銀行によっては手数料が発生する可能性があるので、事前に確認をとっておきましょう。
急にお金が必要になった場合などは、インターナショナルカードを人民元に両替することができます。
所持しているクレジットカードの裏側に「PLUS」や「Cirrus」というマークが記載されているものがインターナショナルカードです。
同じマークが表記されているATMでも両替を行えますので、あらかじめ確認をしておいても損はありません。
空港内のみではなく街中でも両替を行える場所はたくさんあります。
急にお金が必要になった場合でも対応できるように、両替が行える場所やメリット・デメリットなども把握しておくと良いです。
空港内は到着ロビー付近に集中
空港に到着して、いざ両替を行おうと思っても、どこにあるのかわからなければ両替が行えません。
北京首都国際空港の中には多数の両替所やATMが設置されています。
どのターミナルでも、もっとも両替場やATMが集中しているのは、到着ロビー付近です。
空港に到着してすぐ両替を行えるようになっているのです。
特に集中しているのが、ターミナル1(1階国内線到着ロビー)、ターミナル2(1階到着ロビー、2階出発ロビー)、ターミナル3(2階到着ロビー、4階出発ロビー)です。
次に多く設置されているのは出発ロビーです。
ターミナル2やターミナル3のように到着ロビーと同じエリアに振り分けられている場合があります。
両替所での両替は銀行やATMでの両替と比べると、損をするといわれがちです。
しかし、両替所は24時間利用することが可能なので、急に必要になった場合にすぐ両替を行えるというメリットがあります。
両替所は1回の両替ごとに手数料が発生するので、仲間内でまとめて両替を行ったほうが、手数料が安く済みます。
出費を抑えることが可能なので、複数人で行動する場合はまとめて両替を行いましょう。
銀行なら空港内の方がスピーディー
銀行を利用して急いで両替を行いたい場合は、空港内の銀行で両替を行うことをおすすめします。
理由は、街中の銀行は利用客が多いためです。
街中の銀行なので一般市民の人も利用しています。
そうなると銀行は混雑しやすく、手続きまでに時間がかかってしまいます。
空港内の銀行は一般市民の人の利用が少ないため、手続きを早く終わらせることが可能です。
利用している人のほとんどが両替目的なので待ち時間が非常に短く済みます。
レートも市内の銀行と同じです。
デメリットは夜間の両替が行えないことです。
また、場所によっては別途手数料が必要な場合もあります。
銀行を利用して両替を行おうと考えている場合は、空港内の銀行を利用すればスピーディーに終わるということを覚えておきましょう。
宿泊するならホテルでの両替が便利
北京で宿泊の予定がある場合は、ホテルでも両替が可能です。
三ツ星以上のホテルの場合は、ほとんどの場所で両替を行ってくれます。
手数料がかからない場合が多く、両替所や銀行に行かなくて済みますし、交換レートも銀行とほぼ同程度というメリットがあります。
しかし、両替可能な金額の上限額が決まっている場合がありますので、注意が必要です。
この場合の両替は宿泊者に対するサービスなので、ホテルに宿泊しない場合は両替を行うことができません。
また、自身が宿泊するホテルにサービスがないため、他のホテルで両替を行うということもできません。
あくまで該当宿泊者のみが利用できるサービスなので注意しましょう。
宿泊が決まっている場合、ホテルで両替を行えるかどうかを事前に確認しておくといいかもしれません。
レートや手数料の違いを事前にチェック
空港では両替を行わず、宿泊先のホテルや街の銀行で両替を行おうと事前に決めている人もいるかもしれません。
しかし、ツアーなどの空港までの送迎がある場合と違って、個人で移動しなければならない場合は、移動の際に交通費が必要となってきます。
なので、空港外で両替を行うつもりでも、ある程度は空港で両替を行っておくと良いでしょう。
ホテルまでのタクシー代程度なら、300元ほどで大丈夫です。
自分がどこまで移動する必要があるのか、いくらくらいかかるのか、あらかじめ調べておきましょう。
空港の中と外では、両替の手数料やレートが異なってきます。
事前に両替先のレートや手数料を確認しておくと、両替で損をするリスクは低くなるでしょう。