2026年1月に開催が決定している「東京eスポーツフェスタ2026」および「TOKYO DIGICONX」。
これに先駆け、2025年11月26日(水)、東京タワー内の次世代エンターテインメント施設「RED°TOKYO TOWER」にてメディア、関係者限定でPRプレイベントが行われました。
本イベントでは、豪華アンバサダーによる対決企画に加え、業界の最前線を走るキーマンによるトークセッションも実施。
1月の本開催に向けた新情報も多数解禁。熱気に包まれた会場の様子をレポートします。
1.豪華アンバサダー集結!
今年のアンバサダーも豪華なラインナップとなりました。
Twitchなどで絶大な人気を誇るストリーマー。
モデルや俳優としても活動するマルチな才能で活躍中。
●ポッキー(TOKYO DIGICONX アンバサダー) ※写真真ん中
チャンネル登録者数370万人超を誇るゲーム実況者。
マスク姿でおなじみの親しみやすいキャラクターで会場を和ませました。
●せきぐちあいみ(TOKYO DIGICONX アンバサダー) ※写真左
世界的に活躍するVRアーティスト。
ヴェネチア国際映画祭VR部門選出や、2021年「Forbes Japan 100」選出など輝かしい経歴を持つ。
一昨年、昨年に引き続きアンバサダーを務め、和装とデジタルデバイスを融合させた衣装で存在感を放ちました。
2.【アンバサダー交流企画】夢の対決と魔法のVRアート
普段は異なるフィールドで活動するスタンミじゃぱんさんとポッキーさんによる「eFootball™」対決。
試合が始まると一進一退の攻防が繰り広げられ、結果はまさかの引き分けに終わりました。
試合後、スタンミさんは「まさかここまで接戦になるとは!」と驚きをみせ、
ポッキーさんも「本番前に教えてもらったコツが効きました!」と振り返るなど、互いの健闘を称え合いました。
会場からは大きな拍手が送られ、プレイヤー同士のリスペクトや、観客と一体になって盛り上がるeスポーツならではの熱気が感じられるひとときとなりました。
eスポーツは、初心者でも一緒に楽しめる間口の広さと、真剣勝負ならではの緊張感が共存しているのが魅力。
観戦する側も、選手の駆け引きや成長、思わぬドラマに心を動かされる――
そんなeスポーツの醍醐味が、今回の対決を通じて伝わってきました。
この熱戦をさらに盛り上げたのが、「TOKYO DIGICONX」アンバサダーのせきぐちあいみさん。
「スタンミWIN」「ポッキーゴールして」と書かれた特製うちわを両手に掲げ、二人にエールを送りました。
この「推し活うちわ」は1月の本開催時に会場で実際に制作体験ができる注目コンテンツのひとつ。
プレイベントならではの和やかな応援風景が、会場を一体感で包みました。
続いて行われたのは、せきぐちあいみさんによる「Apple Vision Pro」を使用したXRパフォーマンスです。
コントローラーを使わず、手と視線の動きだけで空間に絵を描いていく最新のスタイルを披露。
今回は、事前に3Dスキャンした生花や、AIが生成した花のデータを、自身の手描きアートとリアルタイムで融合させる高度な作品制作を実演しました。
何もない空間に次々と鮮やかなアートが次々と現れ、現実とデジタルが融合する圧巻の様子が広がりました。
VRの最大の魅力は、現実の制約を超えて“体験”そのものをデザインできる点にあります。
物理的な距離や時間を超えて人々をつなぎ、誰もが同じ空間で同じ体験を共有できる“共感”の場を生み出すことも、VRならではの大きな価値です。
「体験の共有」や「空間の拡張」を通じて、教育やビジネスの現場にも新たな可能性をもたらしています。
こうした最先端のVR技術が、今後エンターテインメントやコミュニケーションのあり方をどのように進化させていくのか――
今回のパフォーマンスは、その未来を垣間見ることができる貴重な機会となりました。
3.【業界動向セミナー】デジタルとリアルが融合する「未来のコミュニケーション」
第2部では、「デジタルコミュニケーションが創る未来」と題した業界動向セミナーが開催。
登壇したのは、
XR/空間コンピューティングプラットフォーム「STYLY」を手掛ける
株式会社STYLY 執行役員CMO・渡邊遼平氏と、
eスポーツ大会やイベント制作を行う
GLOE株式会社 代表取締役・谷田優也氏です。
特に印象的だったのは、「リアルとかデジタルとか、そのアナログとデジタルとか、手触りのあるものと、デジタルで感じられるものの境界線をひたすら曖昧にする仕事」という言葉です。
この発言は、現代のテクノロジーが“体験”や“感覚”の領域にまで踏み込んでいることを象徴しているように感じます。
さらに、
・デジタル技術は“効率化”や“便利さ”だけでなく、“人の感情や共感”をどう生み出すかがこれからの価値になる
・都市空間そのものがメディア化し、リアルな場とバーチャルな場がシームレスにつながることで、地域経済やコミュニティの新しい形が生まれる
・eスポーツは、年齢やハンディキャップを超えて人と人をつなぐ“社会インフラ”になりつつある
・“推し活”や“Oshi Economy”のような新しい経済圏も、デジタルとリアルの融合から生まれている
といった発言もあり、社会やビジネスの未来像にまで広がりました。
最後に、「デジタルの力で、リアルな体験やコミュニケーションがもっと豊かになる」という希望とともに、
「これからは“境界を曖昧にする”ことが新しい価値を生む」というメッセージが強く印象に残るセッションとなりました。
4.ついに全貌公開!イベント注目コンテンツ
「東京eスポーツフェスタ2026」、「TOKYO DIGICONX」の企画詳細も発表されました。
セミナーで語られた「未来」を実際に体験できるコンテンツが目白押しです。
4-1.【ビジネス・商談】ビジネスパーソン必見、ピッチイベント
・TOKYO DIGICONX:「デジコンクス ザ ピッチ」
XR・メタバース・AI分野のスタートアップ等が出展。
応募総数42事業者の中から一次審査を通過した12事業者が登壇し、グランプリ賞金100万円を賭けた熱いプレゼンテーションを行います。
・東京eスポーツフェスタ:「関連産業展示会ピッチイベント」
eスポーツ関連産業の活性化に向け、新規サービスや製品のアイデアを持つ6社が登壇予定です 。
また、会場内には約180社(DIGICONX)と約50社(eスポーツ)の計230社が出展。
来場者と出展者をマッチングする「コンシェルジュ」の配置(DIGICONX)や、
「eスポーツ企業交流会」の実施など、実利に直結するネットワーキングの場が提供されます。
4-2.【セミナー】 業界の潮流を読み解く豪華セミナー
業界のキーマンが登壇し、”今”知るべきテーマを深掘りします。
・TOKYO DIGICONX:
「AI映画最前線」「音楽家のAIとの付き合い方」といったクリエイティブ領域から、「Oshi Economy(推し活経済)」「Metaverse Whitepaper 2.0」といった市場トレンドまで。
・東京eスポーツフェスタ:
「eスポーツ×地域活性化」「高齢者福祉」「国際社会における産業発展(サウジアラビアeスポーツ連盟との連携など)」をテーマに、社会的価値とビジネスの接続点を模索します 。
4-3.【競技・体験】 熱狂の震源地を体感
eスポーツ競技大会:初採用となる「ストリートファイター6」「eFootball™シリーズ」に加え、海外学生との「鉄拳8」交流試合も実施決定。
体験コーナー:ビジネスのヒントにもなる「プログラミング体験」や、「推し活うちわ作り」など、参加型コンテンツも充実しています。
4-3.【公式アンバサダーによる特別企画】
今回のイベントでは、公式アンバサダーによるスペシャルな企画も多数用意されています。
1月8日(木)開会式
世界的VRアーティスト・せきぐちあいみさんによるXRパフォーマンスを開催。
最先端技術とアートが融合する圧巻のステージをお楽しみいただけます。
1月10日(土)
人気ゲーム実況者・ポッキーさんによるゲーム実況パフォーマンスを実施。
会場内にはポッキーさんのグッズ販売ブースも登場し、ファン必見の内容となっています。
1月11日(日)13:30~15:30
スタンミじゃぱんさんによるチェキ会を開催。
直接交流できる貴重な機会です。
画像出展:https://www.metro.tokyo.lg.jp/information/press/2025/11/2025112723、https://tokyoesportsfesta.jp/?_fsi=WlazG2G3
日程:ビジネスデイ: 2026年1月8日(木)、9日(金)
パブリックデイ:2026年1月10日(土)
会場:東京ビッグサイト南3、4ホール
主催:XR・メタバース等産業展実行委員会
日程:ビジネスデイ::2026年1月9日(金)
パブリックデイ:2026年1月10日(土)、11日(日)
会場:東京ビッグサイト南1、2ホール
動画配信サイト(YouTube、ニコニコ生放送、OPENREC.tv、Twitch)
主催:東京eスポーツフェスタ実行委員会
5. まとめ
今回のプレイベントは、エンターテインメントとしての熱狂だけでなく、デジタルとリアルが融合することで生まれる新たなビジネスチャンスや社会的価値を、実感できる場となりました。
eスポーツやXR、メタバースといった最先端テクノロジーは、今や単なる娯楽や話題にとどまらず、新規事業の創出、業務効率化、ブランド体験の革新、そして多様な人材やコミュニティをつなぐ社会インフラとしても注目されています。
2026年1月の本開催では、約230もの出展事業者やクリエイターが一堂に会し、ビジネスパーソンにとっても、最新トレンドの把握やネットワーキング、新たなパートナーシップの創出など、実践的な学びと出会いの場となるはずです。
変化のスピードが加速する今こそ、デジタルとリアルの境界を越えた新しい価値創造の現場に、ぜひご注目ください。







