仕事でもプライベートでも、海外に行く場合は現地での買い物をするシチュエーションに必ず遭遇します。慣れない土地での買い物は、言葉や習慣が異なるため、少々不安に感じる人も多いかもしれませんが、現地の人と交流するチャンスでもあります。ブレジャーで訪れているなら、これをきっかけに交流の場を持ち、見聞を広げていきたいものです。今回は、そんな海外でのショッピングの際に役立つ英語表現を紹介します。
1. お土産屋・ショッピングモールでのやりとり
入店する時
海外では店員さんが気さくに声をかけてくるところが多いです。
「Hi, How are you today?
(こんにちは、調子はどうですか)」
と言われたら、
「I’m good, thank you!
(元気ですよ。ありがとう)」
と返すと自然です。
「How can I help you today?
(今日は何かお探しですか)」
と聞かれたら、
「I’m looking for〇〇
(〇〇を探しています)」
と言って、目当ての商品について聞いてみましょう。もし特定の商品を買うつもりがないなら、
「I’m just looking
(見ているだけです)」
と言えばそれ以上話しかけてくることはないでしょう。
試着する時
試着をしたい時は
「Can I try this on?
(これを試着してみてもいいですか)」
と聞けば試着室へ案内してくれます。その他にも聞きたいことがあれば、
「Excuse me(すみません)」や
「Could you help me?/ I need your help
(ちょっとお願いしたいのですが)」
と言って話しかけて、続けて商品について聞いてみたいことを尋ねてみましょう。
例えばネクタイは「tie」、パーカーは「hoodie」、
ワンピースなら「dress」、ノースリーブは「sleeveless」、
ジーパンは「jeans」や「denim」と表現します。
試着をしてみて色違いがあるか聞きたい時は
「Do you have this skirt in another color?
(このスカートの色違いはありますか)」
サイズが合わなかった時は
「It’s too small for me. Do you have a bigger one?
(私には小さすぎました。大きいサイズはありますか)」
と言って違うサイズをお願いしましょう。店員さんにおすすめの商品を聞きたい時は、
「Which one would you recommend?」
と言えば、おすすめの1着を持ってきてくれます。
買う商品を決めた時
買いたい商品が見つかったら「I’ll take it」と店員さんに伝えましょう。
気になった商品がセール商品かどうか聞きたい時は
「Is this on sale?(これはセール品ですか)」と言って確認を。
買わない事を伝える時
試着してみたものの、買うのをやめたい時は
「I’ll leave it
(やめておきます)」
と言って断ったり、
「I’ll think about it, I might come back later
(ちょっと考えます。後で来るかもしれません)」
と言ってやんわり買わないことを伝えるのも一つの方法です。
値引き交渉をする時
お土産屋さんやマーケットなどでは、いくつか商品をまとめて買ったら安くなるなど、値引きを行っている店も多いので、値引き交渉に役立つフレーズを覚えておくと便利です。
「Could you give me a discount?
(値引きしてくれませんか?)」
や
「Could you make this a bit cheaper?
(少し安くしてもらえませんか?)」
と言って値引きしてもらえるか聞いたり、
「I’ll take it if you make it half the price
(半額にしてくれたら買います)」
と言ってみたりして、いくらなら買うという姿勢を見せて交渉してみてもいいかもしれません。
また、
「Buy one, Get one Free
(1つ買えばもう1つは無料)」
という表記もよく目にするので、覚えておくとお買い得な商品を見逃さずに済みます。
2. コンビニ・スーパーでのやりとり
日本ではとても身近なコンビニですが、国によってその普及具合は異なります。コンビニについて尋ねたい時は、コンビニでは伝わらないので
「convenience store」もしくは、「seven eleven」
などコンビニの店名をそのまま言ってしまった方が伝わりやすいです。
また、スーパーマーケットはどこの国にもありますが、こちらもスーパーだけでは何を指しているかわからないので、
「supermarket」と言いましょう。
店員に尋ねたい場合
特定の商品を探していて、店員に尋ねたい場合は
「Do you have ○○?
(○○はありますか?)」
と言えば、店内のどこにあるのか教えてくれます。また、お店の営業時間を聞きたい時は、
「What are your business hours?
(営業時間は何時から何時までですか?)」
「What time do you open?
(何時から開店していますか?)」
と聞いてみましょう。
食品を買う時
お土産や現地でのちょっとしたおやつなど、食品を購入する機会は多いことでしょう。そういった時に覚えておくと便利なポイントをご紹介します。
まず、賞味期限の表記は「Best Before〇〇」で表示されていることが多く、消費期限は「Expiry Date〇〇」
で明記されています。添加物があまり入っていないような食品をお土産にする場合は、賞味期限・消費期限が早いことが多いので、お土産に買う時はチェックしておいた方が安心です。
また、海外では小麦粉を使っていないことを表すグルテンフリー(Gluten-free)や添加物不使用(No Artificial Preservatives)、遺伝子組み換えを行っていない(Non-GMO)など、さまざまな表記が見られます。食べ物に気を使っている人へのお土産として、これらの食品は喜ばれることでしょう。買いたいと思った食品にアレルギー成分が入っているか知りたければ
「Does this contain ○○?(○○は含まれていますか?)」
と聞いてみましょう。
レジ袋について
スーパーでは多くの国がエコバックを推奨しており、日本のスーパーのように無料のレジ袋を付けてくれるところは少ないことが多いです。レジで店員に
「Do you need bags?
(レジ袋はいりますか?)」
と聞かれるので、エコバックを持っている、もしくは自分の荷物に入れられるのなら
「I have my own bag
(自分のエコバックを持っています)」
、レジ袋が必要なら
「Yes, please
(ください)」
と言います。
海外ではセルフレジ場合も多いのですが、近くにレジ袋が売られているので、そこから自分で取って会計をするというスタイルも一般的です。
3. 会計をする時
国によって支払い方法がカードの方が一般的という国も多いですが、だいたい
「Cash or Card?
(現金にしますか、カードにしますか?)」
と聞いてくれるので、自分の好きな方を選びましょう。また、アメリカだと
「Do you have a 〇〇membership card?
(お店の会員証をお持ちですか?)」
と聞かれることが多いので、会員証を持っていたらこのタイミングで提示しましょう。
レシート発行
日本の領収書のようなものは海外ではほとんど見られませんが、レシートはもらえるので、帰ってから経費の精算などに使いたい場合は
「Could I have a receipt?
(レシートをもらえますか)」
と言って、レシートを忘れずもらっておきましょう。
返品交換したい時
間違ったものを買ってしまったり、不良品などに気づいたら
「Can I return this?
(返品できますか?)
I’d like a refund, please
(これを返品して払い戻しして欲しいです)」
と伝えましょう。未開封でレシートがあればほとんどの場合対応してくれるはずです。
免税にできるか聞く時
一定の基準を超えた会計額になる場合は、免税で購入できることが多いです。しかし免税対象かわからない時は念の為
「Can I buy this tax-free?
(これは免税価格で買えますか?)」と聞いてみましょう。
まとめ
海外での買い物はとても楽しいもの。いざという時に英語が出てこなくて残念な思いをしないよう、この機会に必要なフレーズは覚えてしまいましょう!
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