語学

2019.12.30

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英語でお礼・感謝を伝える「ありがとう」のバリエーションを増やそう!

ビジネスシーンで英語を使って感謝の思いを伝えたいときに、いつも「Thank you」とワンパターンな言葉で済ませてしまっている……という方、結構いらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、「Thank you」以外にも、もっと英語表現のバリエーションを増やせるよう、ビジネスシーンで使える「ありがとう」の英語表現をご紹介します。取り入れやすい順にステップ1〜3に分けています。どれも使えるように、ぜひステップ3までマスターしてみてくださいね。それでは早速見ていきましょう!

ステップ1. Thank youの後ろに「for」をつける

Thank you」の後に「for」をつけるだけで、簡単かつ具体的に感謝を伝えることができます。「for」に続く言葉は名詞形にすればOK。
動詞なら「〜ing」に変えれば、その行為をしてくれたことに対するお礼が伝えられます。
ビジネスシーンでも「Thank you for〜」の表現は、さまざまなシーンで使えます。

1-1.「Thank you for〜」の具体例

それでは早速「Thank you for〜」を使った英語表現を見ていきましょう。
例えば、相手にしてもらったことに感謝したいときは次のように使ってみましょう。

Thank you for your kindness.(ご親切にありがとうございます)
Thank you for your support. (助けてくれてありがとうございます)
Thank you for everything. (何から何までありがとうございます)

また、プレゼンなどで話を聞いてくれた人に対しては、次のような使い方ができます。

Thank you for listening. (ご清聴ありがとうございます)
Thank you for your time. (お時間をいただきありがとうございます)

このように「Thank you for〜」は、具体的に何に対して感謝しているかを伝えることができます。

1-2.ビジネスメールでも使う場合

ビジネスメールでも「Thank you for〜」はよく使われている感謝を伝える表現です。よく使う文例をいくつかご紹介してみましょう。こうした表現は使う頻度も高いので、覚えておくと便利です。

Thank you for your reply. (ご返信ありがとうございます)
Thank you for your prompt response. (迅速なご返信ありがとうございます)
Thank you for your help. (ご協力ありがとうございます)

1-3.電話対応で使う場合

電話でのビジネスコミュニケーションでも、ただ「Thank you.」と言うよりも、以下のような表現を使うと、初めて話す人に対しても好印象です。

Thank you for your call. (お電話ありがとうございます)
Thank you for your inquiry. (お問い合わせありがとうございます)
Thank you for your patience. (お待ちいただきありがとうございます)

ステップ2. 「Thank you for〜」以外の表現

Thank you for〜」の使い方をマスターしたら、より丁寧でフォーマルな印象を与える言葉もマスターしてみましょう。ビジネスメールや電話、会議などシーンを問わずに使える表現をまとめてご紹介します。

2-1. 「I appreciate〜」や「I’m grateful 〜」を使った表現

比較的フォーマルな場で感謝を伝えたいときは「I appreciate〜」や「I’m grateful〜」などがおすすめです。この2つも、後に続く言葉によって、いろいろな表現ができます。よく使うセンテンスは決まっていますので、いくつかの例文を丸ごと覚えておくと便利です。

I’m grateful for your help. (ご協力いただき、感謝しています)
I really appreciate your understanding. (ご理解いただき、本当に感謝しています)

2-2.より深い感謝の意を伝える丁寧な表現

より深い感謝を表したいなら、次のような表現を使ってみてください。心から感謝していることが伝わるので、いざというときに言えるようにしておきましょう。

Thank you from bottom of my heart. (心より感謝たします)
I’m full of gratitude. (感謝の気持ちでいっぱいです)
I can’t thank you enough. (感謝してもしきれません)
You’re a life saver. (とても助かりました)
I don’t know what to say. (なんと言えば良いやら)

ステップ3. 慣れたら使ってみよう!カジュアルな表現

同僚や友人、かねてより親交のある人など親しい人に対しては、カジュアルな表現で「ありがとう」を伝えてみましょう。

3-1.挨拶のように使える会話表現

まずは気軽に使えて簡単な2つの表現から。どちらもすぐに覚えられるフレーズです。ぜひ日々の表現に取り入れてみてください。

Cheers. (ありがとう)
Thanks a lot. (ありがとう)

また、もっとこなれた表現を……と言う方は、次のようなフレーズも使ってみましょう。よりこなれた印象を相手に与えられます。

I owe you. (ありがとう、借りは返すよ)
That’s sweet of you. (優しいね!ありがとう)

Thanks」の後に「たくさんの」という意味の単語をつけて感謝の度合いを強めた、以下のような表現もあります。「Thank you.」よりもカジュアルな「Thanks」も、続く言葉を変えればこんなにバリエーションが広がります。

Thanks a million. (本当にありがとう)
Thanks a bunch. (本当にありがとう)
Thanks a ton. (本当にありがとう)

3-2.メールで使える表現

親しい人へのメールやチャットなら、Thanksの省略形を使ってみるのもおすすめです。

TY. (Thank you.の略)
TYVM. (Thank you very much.の略)

また、文末には以下の表現がよく使われます。

Many thanks. (たくさんありがとう!の意)

チャットでのコミュニケーションをすることが多い方なら、こうした表現を使うと、よりスピーディーにコミュニケーションが取れるかもしれませんね。

番外編. 「ありがとう」と言われたらどう返す?

では、「ありがとう」と言われたとき、あなたなら何と答えますか。「You’re welcome(どういたしまして)」は、教科書でも最初に紹介されている表現ですが、これ以外にも色々な言い方があります。

No problem. (大丈夫だよ)
That’s alright. (大丈夫だよ)
No worries. (どういたしまして)
Anytime. (どういたしまして)
Happy to help. (喜んで)

丁寧もしくはカジュアルな返答をしたいときは、次のような表現もおすすめです。

My pleasure. (喜んで)
Sure. (もちろん)

まとめ:シーンに合わせたフレーズを使ってみよう

英語で感謝の気持ちを伝えたいときに使える表現は、実は「Thank you」以外にもたくさんあります。
慣れてきたら上司と話すときやフォーマルな場では丁寧なフレーズを、逆に親しい間柄の人にはカジュアルなフレーズを使うなど、表現を変えてみましょう。
一つひとつは簡潔な表現ばかりなので、シーンに合わせて使い分け、この機会にぜひ、感謝を伝える英語表現のバリエーションを増やしてみてくださいね。
Thank you for reading!

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