東京の新名所「RED°TOKYO TOWER」の運営会社東京eスポーツゲートの取締役が語る”NEXT JAPAN”

東京の新名所「RED°TOKYO TOWER」の運営会社東京eスポーツゲートの取締役が語る”NEXT JAPAN”

東京eスポーツゲート株式会社
取締役 秋山大 氏

Zからその先の世代に届けたいeスポーツや音楽、食やイベントに、最先端且つ新感覚アミューズメントを融合した「RED°TOKYO TOWER」が2022年4月に誕生しました。”NEXT JAPAN”を見据えたコンテンツが話題の東京eスポーツゲートがアミューズメントに感じる使命とは。取締役の秋山大さんにお話を伺いました。

1.話題の東京タワーの新アミューズメント「RED°TOKYO TOWER」誕生


東京eスポーツゲート株式会社取締役 秋山大さん

―「RED°TOKYO TOWER」について、ご説明いただけますか?
東京タワー直下にある「フットタウン」内1,3,4,5階の、およそ5600㎡におよぶ空間で、リアルとデジタルを融合させた異次元のエンタメを体験できる、大人も子供も遊び尽くせる新体験テーマパークです。


足を踏み入れた途端、引き込まれる“RED゜”の世界観

●1F:WONDER ZONE  
1Fワンダーゾーンは小さなお子さんも楽しめ、知的好奇心を刺激するファミリーエリアです。
●3F:INSPIRATION ZONE  
3階のインスピレーションゾーンは、RED°のスタート地点とも言えるレトロゲーム、VRゲームなどの体験コンテンツを多く配備したフロア。まずはここからエントリーして、eスポーツの世界に包まれていただきます。
●4F:ATTRACTION ZONE
4階アトラクションゾーンは、超人スポーツをはじめ、ドローン競技などの体験型コンテンツが充実したフロアです。
●5F:ULTIMET ZONE

5階のアルティメットゾーンにある『RED゜TOKYO TOWER SKY STADIUM』は最先端のXR(クロスリアリティ/仮想現実)技術を搭載した日本初のハイブリッド型アリーナで、日々大会やエンタメイベントを開催しています。
次世代アリーナとeモータースポーツ、さらにポーカーなどのマインドスポーツといった、各ジャンルそれぞれに究極のコンテンツをご用意しています。

-アルティメットゾーン、かなりこだわりのあるフロアだそうですね
ここは、「RED°TOKYO TOWER」の一番コアな部分です。普段からゲームをしたり、最新のeスポーツを楽しみに来る方が多いので、4面LEDで、しかも常設のXRシステムの入ったスカイスタジアムなど、RED°以外では見ることのできない最先端の施設になっています。

また、発信するためのXRの常設設備や、配信スタジオやアリーナを作ったところも、アルティメットだからこそのこだわりです。
そして、遊びながらゆったり滞在していただけるよう、カフェ&バーも併設しています。

-RED°TOKYO TOWERのターゲット層は?
当初、価格帯からも10代後半~20代のカップルや若い人たちをメインターゲットにしていましたが、実際にオープンしてみると小さいお子さんを連れたファミリーや、シニアの方も想定していた以上にたくさんいらしていて、それぞれが楽しんでいたようでホッとしました。

-世代ごとにどのように遊んでいますか?
実際に球を転がして遊ぶゲームなどをフィジカルeスポーツと言っているのですが、そういったゲームは直感的に楽しめるので、普段ゲームにあまり馴染みがないアクティブシニアの方も楽しまれていました。

また、1階ワンダーゾーンでは「RED°KIDS」といった体を使って思いきり遊べるお子さん向けのコンテンツもご用意しています。「新しい世代の遊び場」がコンセプトではありますが、どこかの世代が来られないアミューズメント施設ではよくないので、どんな年代の人も楽しめるコンテンツをご用意しています。

2.併行して進められた二つの大きな事業

-「RED°TOKYO TOWER」始動のきっかけは?
この事業のお話をいただいたのは、コロナ禍になってからのことでした。

ご縁があり代表の原が東京タワー様からお声がけいただき、東京タワーに新しく作る施設をご提案することになりました。ですが、コロナ禍になってからのスタートということで、どういった施設を作っていくのかも含めて慎重に検討して行く必要がありましたね。

-テーマをお聞かせください
デジタルを含めた新しい遊び方を大人が次の世代に残していきたい。
そう考え、テーマは分かりやすく「eスポーツ」としました。

「eスポーツ」本来の意味だけではなく、それを『次世代の新しいエンターテインメント』と広義にとらえ、それを軸にデジタルや音楽、体を使ったエンタテインメントアミューズメント施設にしていく方針に固まりました。eスポーツはIPをフックに、ゲームやマンガなど時々の旬なIPを絡ませることで、より楽しんでもらいたいと考えています。

-コロナでエンタメから遠ざかっていた期間が長かったので、とても楽しそうですね。
最近の日本はちょっと元気がないですよね。それも気になっていて、マンガやゲームなどのコンテンツは以前から日本が強いジャンルなので、それをうまく利用して遊びやエンタメで日本を元気にしつつ、且つ世界に向けて勝負できるものを考えると、eスポーツは分かりやすいのかなと。

しかもそれを、日本を象徴する東京タワーで始めるということは、リアルな場所としても認知されやすく、これからデジタル事業をするにしてもやりやすいんです。

-構想からグランドオープンまで、どのような道のりでたどり着きましたか?
東京タワー様へのご提案は2020年夏頃でした。私自身がこのプロジェクトに参画したのは2020年10月からです。そこからの1年半という短い期間でグランドオープンまでたどり着くことは、思った以上にハードなものでした。

さらに当社は、設立が2020年12月のスタートアップです。RED°TOKYO TOWERの準備期間は会社の立ち上げとも重なっていました。2020年夏の東京タワー様へのご提案から約8か月後の2021年3月末まで、実は社員が一人もいなかったんです。そのような中で、プロジェクトを進めながら採用も進めていきました。

今振り返ると、これはいろんな意味でかなりチャレンジな要素がありましたね(笑)。

私自身、エンタメ業界は初めてでしたが、どんな業界だとしても普段から楽しみながらチャレンジするという気持ちでやっています。エンタメの深いところは得意な人がいるのでそこは任せていて、私は事業計画や外部パートナーとの戦略的アライアンス等を進めています。それぞれが自分の持ち場で責任をもって業務を遂行しています。

3.RED°を生み出す各部門の精鋭たち


センサー×プロジェクションマッピングの次世代体感型アトラクション

-現在の東京eスポーツゲートの規模を教えてください。
2022年6月末現在で50名の正社員、アルバイトは180名と、4月のRED°TOKYO TOWERのグランドオープンに併せ、社員とアルバイトが大幅に増えました。

―今はすべてのスタッフが「RED°TOKYO TOWER」に関わっているのですか?
我々はお客さんが遊びに来るリアルの事業だけでなくデジタルやメタバースも連携し、リアルの場所の広さがビジネスの限界となることのない事業を展開していきます。
ですが、今現在はコア事業としてリアル事業に最も注力しており、ほぼすべてのスタッフがリアル事業のRED°TOKYO TOWERに関わっています。

4.2022年4月20日「RED°TOKYO TOWER」がグランドオープン!

―コロナ禍の事業計画は、スケジュールに影響しましたか?
コロナ禍で準備を進める中で、LEDやPCを使うのに半導体が間に合わないことがあったり、予期できないことがたくさんありましたが、なんとか調整しながらこの日をオープンと設定し、無事オープンさせるために、みんな必死に取り組んできました。

時期としてはコロナで抑えられていた人々の出掛けたい欲求が弾けたタイミングと重なり、結果的にこの日で良かったと思っています。

―オープンを迎えてみて反響はいかがでしたか?
オープンするまでにはさまざまな苦労もありましたが、無事4月20日にグランドオープンを迎えることができました。そこから間もなくGWに突入し、4月30日、5月1日、2日あたりは人手のピークでしたね。

そのときは東京タワーさんの外のイベントでも大行列ができていましたし、RED°TOKYO TOWERも行列が屋上まで続いてしまって、社員は受付や運営サポートなどに総出で対応しました。お客様にはスムーズな案内ができなかった反省もありましたが、とにかく盛況なスタートとなりホッとしました。

5.RED°TOKYO TOWERのこれから


高性能なゲーミングPCが35台。理想のゲーム環境でプレーができる

―短期的な目標を教えてください。
今は、RED°TOKYO TOWERをしっかり立ち上げていくことをベースにしています。8月には新たなコンテンツを増やす予定です。そして3,4,5階だけでなく、1階に新しいレストラン、キッズやファミリー向けのアトラクションを7月1日にオープンしました。

また、東京タワーの他のエリアの施設を使わせてもらい、定期的なアトラクションを増やし、非常設イベントも随時行っていきます。

さらに、東京タワー様と連携し、展望や屋上エリアともコラボし、東京タワーに来れば半日から一日滞在して、遊びつくせるようにしていきたいですね。

フットタウンの中に入らないとRED°ではないということでなく、東京タワーのエリアに一歩足を踏み入れると、そこがもうRED°であるという仕掛けにしていく必要があります。その流れの中で1,3,4,5階のRED°TOKYO TOWERで楽しめるようにするために、東京タワーのエンタメをもう少しシームレスに繋げていきたいと思っています。


ゲームが大好きでこの仕事は天職だと語るアルバイトスタッフの四谷宗一郎さん。上達のコツなど伝授してくれます。

―その先のRED°TOKYO TOWERが掲げているビジョンは?
中長期的には大規模なイベントを年1回は行いたいと考えています。eスポーツとリアルスポーツを掛け合わせ、または音楽とパフォーマンスを掛け合わせたイベントを定期的に開催し、ファンを作って多くの人が参加できるようにしていきたいです。

分かりやすく言えば、大会や決勝戦のようなイベントですね。人気のコンテンツの決勝戦が、ここ、東京タワーで行われていたら、頂上決戦といった感じになりますよね。そこにうまくトークン、NFTや配信、メタバースといったデジタルの要素を組み合わせ、さらに広く深く展開していく……というのが、次の目標です。

東京タワーがそういったカルチャーのシンボルとして認識されるように、リアルのエリア的な展開もしていきながら、オンライン上でもしっかり楽しめる環境を並行して構築することで、RED°はより強化されると思っています。

5.「話題」「人気」「これから来そう!」を新しい遊びやエンタメに

―RED°を手がけて、会社はどのように評価されましたか?
今、eスポーツの注目度はとても高く、それをあの東京タワーで展開しているということで、いろいろな企業から声をかけていただいているような状況です。我々としては、今後は東京タワーだけでなく東京eスポーツゲートとして、さらにいろいろな企業と連携しながら、リアルとデジタルの領域を広げていくことも、まさに今推進しています。

「RED°」というブランドで、東京タワーでやっているのが「RED°TOKYO TOWER」。今後はそれだけでなく、もっといろいろな場所でさまざまな「RED°」を仕掛けていく予定です。

例えば上野にある「RED゜E-SAUNA UENO」は、今人気である「サウナ」の、新しい世代の楽しみ方を提案しています。上野という場所、建物の特性を考慮したうえで、「東京eスポーツゲートがやるんだから、もっとエンタメ要素、ゲーム要素を入れたいね」ということで、最先端のテクノロジーを駆使し、「“ととのう”を科学する」をテーマにしました。

―東京eスポーツゲートが「RED°」で作りたい未来は?
こういったことへの感度の高い人がちゃんと楽しめることを提案していくのが、東京eスポーツゲートです。

我々はeスポーツを軸に、コアな人が楽しめることを今後もしっかりと提供していきます。ですが、コアな人ばかりでなくライトな人も巻き込んでいかないとムーブメントは作れません。そこで、うまく両者の期待を受け取りながらも、それぞれにとって新しい刺激となるコンテンツを提供し続けていきます。

―東京eスポーツゲートが「RED°」での経験を活かして今後手掛けていきたいことは?
音楽でも食でも、サウナのように昔からあるものにでも、新しい技術を組み合わせてこれからの楽しみ方をそれぞれが再発見してほしい。そういった意味の“NEXT JAPAN”を、我々の会社のキーワードにしています。

若い人だけでなく、今まで楽しんできた人もまた楽しめる。垣根もなく、ハードルもなく、今までと同じ遊び方でも楽しめるし、参加もできるけど、提案を取り入れてみたら、今まで以上に楽しくなった―――。

理想論ですかね(笑)。でも本当にそういうものを作り続けていきたいと思っています。

「RED°TOKYO TOWER」ダイジェスト動画

秋山さんプロフィール
大学でITビジネスの領域を学び、卒業後はデジタルビジネス畑でITに関わる。
凸版印刷入社後に事業戦略、eビジネス関連の業務に携わる。退社後外資系コンサル会社へ転職し、デジタルで予測モデルを作ったり、トレンドを見て生産や企画に反映したりするような、デジタルアナリティクスを使ったマーケティングやセールスのプロジェクトに従事。
その後は事業会社でスタートアップに携わり、VRを使った領域や、大企業の新規ビジネス、DX支援などを行った後、東京eスポーツゲート立ち上げで声がかかり参画。

RED°TOKYO TOWER公式サイト
https://tokyotower.red-brand.jp/
Twitter
https://twitter.com/RED_TOKYOTOWER
Instagram
RED° TOKYO TOWER(@red_tokyotower)

構成・編集:石島聡子(リベルタ)
撮影:澤野啓次郎(リベルタ)
取材・文:赤荻瑞穂

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