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2024.02.29

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オンラインチェックインで飛行機の旅を快適に!使い方を徹底解説

飛行機のオンラインチェックイン、皆様は使った事はありますか?
近年様々な航空会社が導入しており、オンライン上で搭乗手続きを行う事ができます。
空港での待ち時間を最小限にし、スムーズな搭乗が可能です。

この記事ではそんな便利サービス・オンラインチェックインの使い方やメリット、注意点まで徹底解説!
オンラインチェックインを上手に活用して、これからの出張計画や旅行をより快適なものにしましょう。

目次

1.飛行機に搭乗する際に使いたい!オンラインチェックイン

待ち時間の最小化など、出張時や旅行のときには心強い味方のオンラインチェックインですが、どのようなサービスなのでしょうか。
オンラインチェックインについて、基本的なポイントを押さえつつ、従来の空港での手続きの違いや航空会社の導入状況などをご紹介します。

1-1.オンラインチェックイン基本の仕組み

オンラインチェックインは、PCやスマートフォンから事前に飛行機の搭乗手続きができるサービス。
搭乗券を空港のカウンターでなくても入手でき、印刷・保存することが可能です。
カウンターで並ぶ手間や手続きにかかる時間を省略できるほか、
搭乗券をスマートフォンやタブレットに保存するだけで搭乗できるので、手軽で便利なサービスと言えます。

さらに、オンラインチェックインを利用すると、早い段階で座席を選べるほか、超過手荷物料金の割引が受けられるなどの特典もあります。

一方で、利用条件や航空会社によってはオンラインチェックインができない場合もあるため、注意が必要です。
また、荷物を預ける際に、一部の航空会社ではカウンターでの手続きが必要となることも覚えておくと良いでしょう。

このように、オンラインチェックインを利用するにあたっては、いくつかのポイントがあります。
とはいえ、オンラインチェックインは飛行機の搭乗を快適かつ効率的にするための、頼もしいサービスです。

1-2.カウンターや自動チェックイン機との違い

オンラインチェックインと、空港でチェックインの手続きができるカウンターや自動チェックイン機との最大の違いは、
時間や場所に縛られずに飛行機の搭乗手続きができることです。

オンラインチェックインは、自宅やオフィスからインターネットを使って事前に搭乗手続きを済ませることで、
通常のカウンターチェックインのような行列や待ち時間から解放されます。特に、忙しい出張中や時間に余裕を持ちたい旅行者にとっては非常に便利なサービスです。

また、オンラインチェックインは24時間いつでもオンラインで手続きが可能なので、
急なキャンセルなどの変更にも柔軟に対応できます。

1-3.オンラインチェックインの導入状況

オンラインチェックインは近年、飛行機の搭乗手続きを大きく変えています。
国内の主要な航空会社はもちろん、国際線を運航する多くの航空会社が、
旅行者により便利で迅速なサービスを提供するために、Webやアプリを利用したオンラインチェックインを導入しています。
これにより、通常の空港での手続きよりもスムーズな搭乗が可能になりました。

しかし、LCC(格安航空会社)など一部の航空会社ではオンラインチェックインが行われていないことがあります。
例えばPeach Aviationでは国際線を利用する場合、オンラインチェックインを利用できません。
オンラインチェックインが利用できる機会は増えていますが、
対応していない空港や一部の航空会社では、従来通りの手続きが求められることもあります。
出発前には、搭乗する航空会社のウェブサイトやアプリを確認し、どのようなチェックイン方法があるか把握しておきましょう。

参考:Peach Aviation – 搭乗手続き(チェックイン)

2.オンラインチェックインのメリット5つ

スマートフォンなどがあればどこでも、飛行機の搭乗手続きができるオンラインチェックインは、時代に即したサービスと言えます。
時間と場所に制約されずに搭乗手続きが完了できることは、多忙なスケジュールや予測不能な事態に対応する際に頼もしい要素となります。

しかし、オンラインチェックインが便利な所は手続きが簡単になる事だけではありません。
ここからは、オンラインチェックインの具体的なメリットを探っていきます。

2-1.空港で並ぶ事なく飛行機へのスムーズな搭乗が可能

これまでの飛行機の搭乗手続きは空港のチェックインカウンターで行っていましたが、
オンラインチェックインを行えばチェックインカウンターの行列に並ぶ必要がありません。
さらに、荷物預かりが無い場合、空港到着後そのまま保安検査場に行くことができるため、
空港での時間を有効に活用できる大きなメリットがあります。

煩雑な搭乗手続きが事前に完了していると、空港に到着してからはゆっくりとした時間を過ごせるため、
余裕をもってショッピングしたり、ラウンジでリラックスしたりできます。
待ち時間のストレスを軽減し、よりスムーズで快適な飛行機の搭乗が可能です。

2-2.早い段階で飛行機の座席選びが可能

事前にオンラインでチェックインをすることで、早い段階で希望の座席を選択することができます。
例えば飛行機でも仕事を行いたい場合は、パソコン作業をするのに適した足元が広い席を選んだり、
リラックスしたい場合は仮眠を取りやすいように空いている場所を選んだりすることも可能です。

オンラインチェックインは自分好みの座席を手軽に確保できる便利な手段となっており、
座席にこだわりがあればオンラインチェックインでの手続きがおすすめです。

2-3.超過手荷物料金の割引がある

エティハド航空やエールフランス航空などの一部の航空会社では、オンラインチェックインでの手続きにより、
超過手荷物料金が通常よりも割引される特典があります。

割引率や適応される重量などは各航空会社によって異なりますが、
サンプル品を大量に運ぶ場合や海外転勤の際の荷物など、通常より荷物が多い時に利用したいサービスです。
飛行機で持っていくものが多くなりそうな場合は、オンラインチェックインを利用して早めに超過手荷物の申し込みをしておくと良いでしょう。

参考:
オンラインチェックイン – エティハド航空
超過手荷物クーポン販売条件 – エールフランス航空

2-4.デジタルガジェットで飛行機に搭乗できる

オンラインチェックインを行うとデジタル搭乗券が発行され、スマートフォンやスマートウオッチをかざすことで飛行機の搭乗が可能です。

スマートフォンやスマートウォッチに保存されたデジタル搭乗券は、ネットが繋がっていれば容易にアクセスでき、
保存することもできるため、紙のチケットを携帯する手間も省けます。
デジタル搭乗券の使用は搭乗者自身にとってスムーズで効率的なだけではなく、
環境への負荷を軽減するエコフレンドリーな選択肢でもあります。

2-5.機内食のリクエストができる航空会社もある

フィンエアーやエミレーツ航空など一部の航空会社では、オンラインチェックイン時に機内食のリクエストが可能です。
例えば、ベジタリアン、ヴィーガン、ハラールなど特別な食事が必要な方や、
アレルギーがある方もオンラインチェックイン時にリクエストを行うことで、自分に合った食事が用意されます。

また、リクエストが事前に反映されるため、機内ではスムーズに機内食が提供され、

仕事や映画などをわざわざ中断して注文する手間も省けます。

参考:
機内食の事前予約 – フィンエアー
オンラインチェックイン – エミレーツ航空

3.オンラインチェックインの流れ

飛行機にスムーズに搭乗できるオンラインチェックイン。
しかし初めて使う場合は勝手がわからず、不安になることもあるものです。
ここからは、初めてオンラインチェックインを行う方に向けて、フローをご紹介します。
細かな違いはありますが、どの航空会社でも概ね以下のような順番で進みます。

3-1.利用前の事前準備

オンラインチェックインは航空会社のウェブサイトやアプリを利用します。

アプリを使う場合は事前にダウンロードを行いましょう。
アプリを利用すれば、搭乗券やフライト情報がアプリ中に保存され、迅速な操作が可能です。
特に遅延やゲートの変更などが発生した場合など、アプリから情報が入ることがあるので、いち早く予定を把握できます。

3-2.必要事項の入力

アプリの導入やウェブサイトへのアクセスが済んだら、

・個人情報
・予約コード

を入力してログインします。

次に、チェックインのために予約した際の情報に移ります。

・名前
・生年月日
・連絡先

その他に、国際線の場合は

・パスポート(国際線のみ)
・ビザ情報(国際線のみ)

これらの入力を求められることがあります。

入力した情報が予約した際の情報と一致しないとき、搭乗が認められないことがありますので、正確な入力を心がけましょう。

3-3.座席指定や荷物の手続き

情報の入力が完了すると、続いて座席の選択が可能になります。
通常は無料で座席を選ぶことができますが、非常口近くの座席やプレミアムエコノミーに近い前の方の座席など、
特定の条件の座席には追加料金がかかることがあります。

さらに、追加の費用を支払うことで、エコノミークラスよりも広々としたプレミアムエコノミー席やビジネスクラスにアップグレードすることも可能です。
ただし、アップグレードの可否や料金体系は航空会社によって異なるため、事前に確認しておくことが大切です。

航空会社によって画面が異なりますが、座席指定画面のあとに超過手荷物の事前預入手続きの画面が出てくることもあります。
重量制限を超える重いスーツケースの預入や、海外赴任の荷物がたくさんある場合などは活用すると良いでしょう。
カウンターで手続きするより、安く利用できます。

3-4.搭乗券の発行

搭乗券の発行が完了すると、オンラインチェックインの手続きは終了です。
通常、航空会社はPDF形式や専用アプリで利用できるデジタル搭乗券を提供します。
このデジタル搭乗券はスマートフォンやタブレットなどのデバイスに保存でき、
空港での搭乗手続きや搭乗時に必要な情報を一元管理することができます。

ただし、デバイスの電池切れや紛失、盗難などのトラブルに備えて、搭乗券の印刷を検討することも重要です。
紙の搭乗券を持っていれば、デジタルデバイスに依存することなく、不測の事態にも柔軟に対応できます。
特に長時間のフライトや複数の便を利用する場合は、安全策として紙媒体も携行することがおすすめです。

4.オンラインチェックイン利用の際の注意点

オンラインチェックインは便利なサービスですが、利用するためにはいくつかの重要な注意点が存在します。
トラブルを極力避けるためにも、以下の項目を事前に把握し、スムーズかつ円滑にオンラインチェックインで飛行機に搭乗しましょう。

4-1.航空会社ごとに複数の利用条件がある

多くの航空会社では以下の条件に当てはまる場合、オンラインチェックインが利用できません。

4-1-1.受付時間外のチェックイン

オンラインチェックインは一般的に、出発時刻の72時間前から24時間前の間に開始されることが多いです。
この期間外にオンラインチェックインを試みても、システムが開始されておらず手続きはできません。
搭乗日時や航空会社によってはチェックイン開始の時間帯が異なる場合もあるので、
各航空会社のウェブサイトで具体的な利用可能時間を確認しておくことが大切です。

4-1-2.オンラインチェックイン締め切り時間以降の手続き

オンラインチェックインは2時間~1時間前には締め切られることが多く、
空港での手続きが可能な時間帯より早い段階でチェックインができなくなります。
オンラインチェックインが間に合わなかった場合は、空港でカウンターか自動チェックイン機を使った手続きを行いましょう。

また、空港の到着が保安検査場締め切り(出発15分前)の直前になりそうな場合は、
オンラインチェックインを利用して手続きを早めに終わらせることで、安心して移動することができます。

4-1-3.共同運航便を利用する場合

共同運航便では、異なる航空会社が絡むため、各社の方針やシステムの違いが影響してオンラインチェックインが利用できないことがあります。
オンラインチェックインできない場合は、空港のチェックインカウンターや自動チェックイン機での手続きが必要です。

共同運航便は基本的に予約した便の航空会社で行いますが、
チェックインの方法については出発前に各航空会社から案内が出るため、それに従って手続きを行いましょう。

4-1-4.搭乗にサポートが必要な場合

以下のような条件に当てはまるとき、オンラインチェックインが制限されることがあります。

・2歳未満のお子さまとの同乗
・医療的なケアが必要な場合
・車椅子の利用
など

これは、航空会社が搭乗者の安全と快適な旅行を確保するため、適切なサポートを提供する必要があるからです。
カウンターや専用の窓口で飛行機の搭乗手続きを行いましょう。

4-1-5.オンラインチェックインを利用できないツアーに参加している

ツアーによっては、参加者を一括した搭乗手続きを必要とします。
そのため、個別のオンラインチェックインが難しい場合があります。

ツアーに参加する際には、旅程や搭乗手続きに関する留意事項を事前に確認しておくことが大切です。
通常は、予約したメールアドレスやアプリなどにオンラインチェックインの案内が来ますが、
通知などが無くても慌てず、ツアーの主催者に従って手続きを行いましょう。

4-2.荷物を預ける場合は列に並ぶ事も

チェックインカウンターで並ぶことは無くなっても、預け荷物がある場合は専用のレーンに並んで手続きが必要です。

ただし、近年はチェックインカウンターとは別に、
専用の預け荷物受付カウンターが用意されていることが一般的で、チェックインよりはスムーズに列が進むことが多いです。
また、空港や航空会社によっては自動荷物預かり機が設置されていることもあるため、
荷物預かりで列に並ぶことは少なくなってきていると言えるでしょう。

4-3.オンラインチェックインの操作画面(UI)が航空会社によって異なる

オンラインチェックインは各航空会社が独自のオンラインシステムを採用しているため、
オンラインチェックインのサイトやアプリの操作画面(UI)は統一されていません。
このため、Webやアプリを使い慣れていない人や、初めて利用する航空会社である場合は操作に戸惑うこともあります。
多くの場合、ウェブサイトやアプリに使い方の説明や利用者向けのガイドや動画も提供されています。
操作方法に不安がある場合は、利用ガイドを参照しながら進めていきましょう。

4-4.一部の空港や航空会社では対応していない

全ての空港や航空会社がオンラインチェックインに対応しているわけではなく
、一部で利用できない場合があり、その際には従来通りの手続きが必要です。
この点については、旅程を計画する際に航空会社の公式ウェブサイトやアプリで事前に確認しておくことが重要になります。
自分の利用する空港や航空会社でオンラインチェックインできるかどうかや、
対象となる飛行機の便が存在するかなどを事前に把握することで、トラブルを避けることができます。

まとめ:飛行機のオンラインチェックインでスマートな移動を実現!

飛行機のオンラインチェックインは、忙しいビジネスパーソンにとって、時間のロスを避けるための便利なサービスです。

自宅やオフィスから事前に搭乗手続きを完了し、空港ではカウンターに立ち寄ることなく搭乗ゲートに向かうことができます。
空港での時間を、ラウンジでのミーティングや空港で空いた時間をビジネスの準備に充てられれば、長くなりがちな移動時間も有効に使えますよ。

次回、飛行機を使う際には、ぜひオンラインチェックインを活用してみてください!

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文:ナガノ サキ

編集:Rie.Barsanti(リベルタ)