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2022.01.20

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世界の朝ごはんを覗き見!各国の文化が見える食事12選【欧州・中東】

朝ごはんは、今日1日をスタートさせるために大切な食事です。朝、食べ物を噛むことで血流が促進され脳も活性化。体温がアップ、眠っていた身体をスッキリ目覚めさせてくれます。

メディアなどで朝食を摂ることのメリットが提唱されたり、「朝活」の流行に伴いホテルやカフェのモーニングが注目されたりなど、日本では数年前より朝ごはんブームに。アサイーボウルやグラノーラ、エッグスラットなど、北米から上陸したおしゃれな朝ごはんメニューはあっという間に話題となりました。また、世界の朝ごはんを特集した本が出版される、テレビで朝ごはん特集が組まれるなど、他の国々の朝食はさまざまなメディアに取り上げられています。

つい、気になる海外の朝ごはん。本記事では、ヨーロッパおよび中東各国で食べられているものを厳選。日本ではまだあまり知られていない朝食を調査しました!

1.西欧の朝ごはん3選

フランスではクロワッサン、ドイツではパンとソーセージ、チーズ…など西欧の朝ごはんは「パン」というイメージが強いかもしれません。

しかし、同じ西欧でパン食だからといっても、国によってそれぞれ特徴があります。ここでは、日本人が連想する朝食スタイルとは少し異なる3ヵ国の朝ごはんを紹介します。

1-1.地域によって独自の朝ごはんメニューを持つスペイン

画像出典:exciteニュース
https://www.excite.co.jp/news/article/Tabizine_8681/?p=2

スペインは多様な食文化を持つため、朝に食べるものは地域によって異なります。例えば、バルセロナのあるカタルーニャ地方や南部のアンダルシア地方では、甘くないパンが定番メニューで、バケットにオリーブオイルをかけ、トマトを乗せたものが代表的です。カタルーニャでは「パン・コン・トマテ」、アンダルシア地方では「トスターダ・コン・トマテ」と呼ばれています。

北部のバレンシア州では、「ファルトン」というアイシングがかかった細長いパンをオルチャタというドリンクに浸して食べる甘い朝食が一般的。オルチャタは、日本でもスーパーフードとして注目を浴びているタイガー・ナッツから作られた、甘い豆乳のようなドリンクです。

中部のラ・マンチャ地方でも甘いパンが定番で、平たい形状の菓子パン「トルタ・デ・アルカザール」を楽しんでいます。

また、チュロスにホットチョコレートを付けて食べる朝ごはんがスペイン全土で人気。特に、週末の朝にこの組み合わせを楽しみます。

1-2.パンにチョコレートをふりかけるオランダ

画像出典:exciteニュース
https://www.excite.co.jp/news/article/Tabizine_156990/

チョコレート好きの方にはたまらないのが、オランダの朝ごはんです。オランダでは、バターを塗ったパンに「ハーゲルスラッハ(Hagelslag)」というチョコレートスプレーを振りかけて食べるのです。

ハーゲルスラッハ以外だと、チーズやスプレッドを塗るときもあります。

オランダでは朝食もランチも軽く済ませることがほとんどで、火を使って調理することがなく、パンを温めたりトーストしたりすることもしないのだとか。調理をしないのは、オランダ人は倹約家で、ガス代や電気代を節約するためだと言われています。

スーパーには、さまざまな種類のハーゲルスラッハが販売されているので、オランダに行く機会があったらお土産に購入しても良いですね。

1-3.朝からたっぷり食べるアイルランド

画像出典:留学プレス
https://www.ryugakupress.com/irish-breakfast/

アイルランドの伝統的なアイリッシュ・ブレックファストは、とてもボリューミー。

朝食メニューの内容は、隣国イギリスのイングリッシュ・ブレックファストによく似ており、ソーセージ、ベーコン、たまご料理、ベイクドビーンズなどを一緒に食べます。アイルランドでは、豚の脂身や血でできた「ブラック・プディング」を加えることも。

ただし、出勤前の朝にアイリッシュ・ブレックファストを自分で用意して食べる時間はないという人がほとんどです。そこで、コンビニなどでは、朝ごはんの具すべてをバケットで挟んだ「アイリッシュ・ブレックファスト・ロール」が販売されています。手軽にしっかりエネルギーチャージができますね。

アイルランドは今では1日3食が一般的ですが、もともとは朝と夜の1日2食でした。そのため、農民たちが畑で働くために、朝ごはんをしっかり食べる必要があり、その名残で朝食をしっかりと食べるのだといわれています

朝ごはんを2回食べるスペインとポーランド

日本人にとっては、朝ごはんは1日1回が当たり前。しかし、朝ごはんを1日2回食べるという国があります。それは、スペインとポーランド。

スペインでは、ランチの時間が14:00からと遅いため、朝ごはんを出社前と11:00頃の2回食べる習慣があります。ちなみに、夕食は21:00頃食べます。途中でお腹がすいてしまうので、夕方に間食を挟みます。よって、スペインの食事は1日5回にもなります。

ポーランドが朝ごはんを2回食べる理由は、スペインとは異なります。理由は、ポーランドではお昼休みをとらずに8時間勤務することが一般的であり、スペイン同様に朝自宅で朝食をとったあと、11:00頃に勤務先で持参した第二の朝食を食べるそうです。

朝食でよく食べられているのはりんごが入ったパンケーキ「ラツーシュキ」。りんごの生産地であるポーランドでは、料理にりんごがよく使われています。

2.東欧の朝ごはん3選

東欧は、古くからトルコやモンゴルなどのアジア文化の影響を受けた地域。そのため、同じヨーロッパでも西欧とは異なる食文化を有しています。大きな特徴は、乳製品を使った料理やヨーグルトが欠かせないことです。

この章では、そんな東欧の朝ごはんを覗いてみましょう。

2-1.各家庭に伝わるパイとヨーグルトドリンクが定番のブルガリア

画像出典:世界の食べ物用語辞典
https://world-food.info/banitsa+

典型的なメニューは「バニッツァ」と呼ばれるチーズパイと「アイリャン」と呼ばれる塩味のヨーグルトドリンク。

バニッツァはチーズが入ったパイのことで、サクサクと軽い食感が特徴です。ブルガリアの家庭料理で、家ごとに異なるレシピが代々伝わっています。中身はチーズのほか、ヨーグルトやナッツ、甘く煮たかぼちゃなど、さまざまなバリエーションが存在します。

アイリャンは、ヨーグルトを長期保存するために塩を加えたことがはじまりと言われています。ブルガリアだけでなく、トルコやギリシャ、中東など広い地域で親しまれているドリンクです。

ヨーグルトのイメージが強いブルガリア。歴史は古く、紀元前4000年ころには、既にヨーグルトの原型となるものが存在していたと言われています。今でも、ヨーグルトやチーズなどの乳製品はブルガリア料理に欠かせません。

2-2.素材の味を生かしたシンプルなマケドニア

画像出典:ヤマザキ 世界の朝食
https://www.yamazakipan.co.jp/world-b/world/europe/macedonia/?fbclid=IwAR0WmnFlY1XItHpexy2-bbTBE4NDyFio9j0LW3aXaTMv4SmgEQhYKCnvVqA

年間200日以上、晴れの日があるというマケドニアでは、農作物がよく育ち、それらの食材のおいしさを活かしたシンプルな料理が特徴です。

朝ごはんもシンプルで、ヨーグルトと「ゼルニック」が伝統的な朝食です。一般的なゼルニックは、パン生地でネギによく似た野菜・リーキとヤギや羊の乳から作られるフェタチーズを包んだもの。

トルコやバルカン半島諸国などを代表する食べ物「ビュレック」というパイも、マケドニアの朝ごはんメニューのひとつで、中身はチーズやひき肉などが代表的です。

マケドニアでは、家で朝ごはんを食べる人が少なく、出勤や通学途中でカフェなどに立ち寄って食べます。ゼルニックやビュレックは家庭料理とされていますが、お店でも売られていますよ。

2-3.朝は少なめのギリシャ

画像出典:明治の食育
https://www.meiji.co.jp/meiji-shokuiku/worldculture/greece/

朝食でよく食べられているのは「クルーリ」と言われている、ベーグルに似たゴマのパン。もともと中東の食べ物でしたが、オスマン・トルコ時代にトルコを経由してギリシャに入ってきたと言われています。屋台でクルーリを買って、かじりながら出勤するという人もいるそうです。

他にも、オリーブの実、チーズやヨーグルト、そして白ごまペースト(タヒニ)、蜂の巣入りのはちみつ、たまご料理やフルーツ、パイなどを食べる人もいます。

しかし、これらを一度の朝食に食べるわけではありません。豊富な食材に恵まれていますが、ギリシャの食文化は粗食。夕食はしっかり食べるものの、朝食やランチはパンと飲み物だけという人が多く、中には朝はコーヒーだけという人も少なくありません。

ヨーグルトを料理に使ってみよう

日本でも、朝食にヨーグルトを食べるという方は多いでしょう。しかし、食べきらずに余ってしまった、同じ食べ方で飽きてしまったという方もいるかもしれません。そんな方におすすめなのが、東欧諸国や中東のようにヨーグルトを料理に使うことです。

例えば、ブルガリア料理のサラダ「スネジャンカ」は、きゅうりとニンニクをヨーグルトで和え塩などで味付けします。ルーマニアでは、ヨーグルトとニンニク、塩、オイル、水を混ぜてソースを作り、魚のフライや肉料理にかけて食べています。

日本でも数年前に、水分を切ったヨーグルトに塩やスパイスを加えた「水切り塩ヨーグルト」が、ディップやホワイトソースの代わりに使えると話題になりました。

ヨーグルトは腸内環境を整える効果があるだけでなく、肉や魚のうま味を引き出してくれるといわれています。積極的に料理に取り入れてみてくださいね。

3.北欧の朝ごはん3選

2006年公開の、フィンランド・ヘルシンキを舞台とした日本映画「かもめ食堂」や、IKEA日本上陸がきっかけとなったと言われている北欧ブーム。

北欧デザインの家具や小物の人気は定着しつつありますが、北欧料理もじわじわと注目を集
めています。この章では、北欧で食べられている朝食についてご紹介します。

3-1.バリエーション豊富なお粥が国民食のフィンランド

画像出典:マイ大阪ガス
https://services.osakagas.co.jp/portalc/contents-2/pc/asagohan/004.html

フィンランドで朝ごはんによく食べられているのは、ライ麦、オーツ麦、大麦などの「プーロ」というお粥です。
プーロは穀物を牛乳か水で煮込み、少し塩を入れて食べます。伝統的なレシピは、バターをひと切れ溶かしたもの。クリスマスの朝には「リーシプーロ」と呼ばれるお米のプーロを食べます。

近年は、フルーツやジャム、はちみつ、ナッツ、ベリーのソースなどをトッピングしてアレンジしたプーロも登場しています。また、健康志向の人の間で注目されているローフードの影響で、穀物とヨーグルトを混ぜて一晩置いておく「ラーカプーロ」なる火を通さないプーロが人気。
プーロはシンプルな食事なので、アレンジ次第で食べ方がいろいろ広がりますね。

緯度が高く、植物が育ちにくい厳しい環境のフィンランドでは、古くからライ麦など寒さに強い穀物を育ててきました。また、食物繊維やたんぱく質などの栄養素が豊富な穀物で保存がきく穀物は、フィンランドの長い冬を超すためになくてはならない食材です。

3-2.朝からキャビアを食べる!?スウェーデン

画像出典:KALLES公式サイト
https://www.kalles.se/kaviart/art_gallery/

スウェーデンの朝ごはんメニューは、シリアルやフルーツ、パンなどが一般的です。日本でもこんな朝食を摂る人は多いでしょう。しかし、日本人にとって驚くのが、朝ごはんにキャビアをパンの上にのせて食べることです。

日本ではキャビアはチョウザメの卵で高級品と認識されていますが、スウェーデンでは、魚の卵全般のこと。スーパーマーケットなどで手頃な価格で販売されている、庶民的な食べ物です。中でも「カレス・キャビア」というチューブ入り味付きキャビアは、スウェーデンの国民食と言えるほど愛されています。

スウェーデン人は朝ごはんは軽めに済ませます。これは、10時ごろに「フィーカタイム」というコーヒータイムをとり、このときに焼き菓子やパンを食べる習慣があるためです。
スウェーデンの冬は日照時間が短く、陽の光が恋しくなります。そのため、春が来て暖かくなってくると庭やバルコニーなどで朝ごはんやランチを楽しむ人も。

3-3.ヘルシーなノルウェーの朝ごはん

画像出典:exciteニュース
https://www.excite.co.jp/news/article/Fashion_headline_23516/

ノルウェーの定番の朝食は「スモーブロー」という、ライ麦パンなどの上に具材を乗せたオープンサンドです。上に乗せる具はスモークサーモンが一般的ですが、ハムやチーズ、レバーペースト、鯖のトマト缶やニシンの酢漬け、スウェーデンのカレス・キャビアを乗せることも。

スモーブローに使うパンは、全粒粉やライ麦などで作られる硬くて茶色いパンがほとんど。そもそも、ノルウェーでは日本で売られている白いパンをあまり見かけません。これは、ノルウェーでは、白いパンは身体に悪いと考えられているため。実際、精製された小麦を使った白いパンよりも、全粒粉などの茶色いパンのほうが低糖質で、ミネラルや食物繊維を多く含んでいます。

世界の朝食を楽しめるお店「ワールド・ブレックファスト・オールデイ」
海外の朝ごはんを楽しみたい方に朗報! 東京・外苑前と吉祥寺にあるワールド・ブレックファスト・オールデイでは、世界各国の朝ごはんメニューを楽しめます。各国の政府機関や航空会社、現地出身者の方たちの協力のもとにメニュー作りをしているので、味も本格的。

レギュラーメニューのイギリス、アメリカ、台湾の朝ごはんのほか、「10月と11月はエジプト」のように、2カ月月ごとに異なる国の朝ごはんが楽しめますよ。

≪外苑前店≫
住所:東京都渋谷区神宮前3-1-23-1F
電話番号:03-3401-0815
営業時間:7:30〜20:00(L.O. 19:30)

≪吉祥寺店≫
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-4-2-102
電話番号:0422-27-6582
営業時間:7:30〜20:00(L.O. 19:30)

公式サイト:https://www.world-breakfast-allday.com/

4.中東の朝ごはん3選

スパイスの香り漂う中東料理は、日本人にとってはエキゾチックに感じるでしょう。全国的にケバブ店が増えてきたり、輸入食材屋でクスクスが販売されていたりしているとはいえ、中東料理は日本ではあまり知られていません。朝ごはんに何を食べているのか気になりますよね。

異国情緒たっぷりの中東の朝ごはんはどんなものなのでしょう?

4-1.朝ごはんを最も重視するトルコ

画像出典:グルメトルコ
http://www.gurumetoruko.com/2017/11/25/%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%B3%E5%BC%8F%E6%9C%9D%E3%81%94%E3%81%AF%E3%82%93%EF%BC%81/

トルコ人が1日の食事の中で最も大切にしているのが朝ごはんです。パン、チーズ、たまご料理、オリーブ、そしてきゅうりやトマトなどの野菜とフルーツをテーブルいっぱいに並べて、家族みんなでゆっくり食べます。

これは、「カフヴァルトゥ」というオスマン帝国時代(1300年頃~1920年頃)の習慣の名残。現在は1日3食で朝食を7:00から8:00ごろに食べていますが、かつては、1日2食が当たり前でした。10:00から11:00ごろ、時間をかけてたっぷりと朝食を食べていたそうです。

仕事で忙しい平日はパンとスープ、そして紅茶で簡単に済ませるビジネスパーソンも、休日には家族そろって「カフヴァルトゥ」を楽しみます。ときには、友人を朝ごはんに招待することもあります。

4-2.ひよこ豆とピタパンが定番のヨルダン

画像出典:MY LOHAS
https://www.mylohas.net/2013/06/030764world_breakfast_allday.html

ヨルダン人が朝食によく食べるのが、ひよこ豆を使った料理です。例えば、家庭料理であるフムス(ホンモス)というペーストは、スパイスやオリーブオイルとひよこ豆から作られたもの。平たいピタパンにつけて食べます。

すりつぶしたひよこ豆にスパイスを加え、油で揚げるファラフェルも朝食によく登場するメニュー。そのままでもおいしいのですが、ピタパンに挟んで食べるのがヨルダン流です。屋台でも良く売られていて、お店のまわりには人だかりができることも。

フムスもファラフェルも朝だけでなく、ランチでも夕食でも食べる、ヨルダンのソウルフードと言える食べ物です。

材料であるひよこ豆は、ヨルダンをはじめ中東諸国で栽培され、中東料理には欠かせない食材です。砂漠気候であるヨルダンは、農作物が育ちにくい風土であるため、乾燥地帯が栽培に適しているひよこ豆の生産地となっています。

カリウムやたんぱく質、食物繊維、ビタミンB6などを豊富に含むひよこ豆は、古くからヨルダン人の大切な栄養源なのです。

4-3.さまざま料理を小皿で楽しむイスラエル

画像出典:マイ大阪ガス
https://services.osakagas.co.jp/portalc/contents-2/pc/asagohan/008.html

パン、チーズ、オリーブ、たまご料理などを小さなお皿に入れて食卓に並べるのがイスラエル流朝ごはん。ヨルダンでも食べられているフムスや白ごまのペースト・タヒーナも野菜やパンなどに付けて食します。

イスラエルの朝の食卓によく登場する「シュクシャカ」は、見た目がおしゃれで、野菜がたくさん食べられることから、欧米を中心に世界中で人気を集めている料理です。作り方は簡単で、パプリカなどの野菜をトマトとスパイスで煮込み、トップにたまごを割り入れるだけ。

このシュクシャカは、古くはモロッコで食べられていました。第二次世界大戦後にイスラエルが建国されたとき、モロッコにいたユダヤ人がイスラエルにシュクシャカを持ち込んだと言われています。モロッコから伝わったシュクシャカが今度は世界中に広まるというのは、興味深いですね。

ユダヤ教の食事規制を守り続けるイスラエル
イスラエルでは、ユダヤ系民族が多くユダヤ教食事規制「コーシャル(コシャル)」があり、朝食でも守られています。

例えば、四つ足で蹄がすべて別れて反芻する生き物は食べてよいとされています。これに該当するのは、牛。一方で、ウサギや豚などは食べてはいけないと定められています。

また、食べ合わせや調理方法についても規制があります。一つの例が、「乳製品と肉が同時に胃の中にあってはならない」というもので、肉と乳製品を使った料理を食べることを禁じています。ひとつの献立に肉料理と乳製品を使った料理を出すことや、肉と乳製品を同じ調理器具を使って料理することも禁止です。

参考:「CAN EATユダヤ教徒の食事制限〜コーシェルと調理・接客のポイント〜」
https://about.caneat.jp/column/dietary-restrictions-jewish/

朝食で世界の文化や歴史に触れてみよう

朝何を食べるか、どのように食べるか、その背景をひも解いていくと、その国の歴史や文化が見えてきます。例えば、違う国同士でも同じ料理や似たような料理が食べられていることもあり、かつて国同士の交流があったことが見えてきます。

海外出張や旅行で、朝はホテルのビュッフェで済ませていた方も、次の機会は地元のカフェや屋台に出て、その国の朝ごはんを楽しんでみてはいかがでしょうか。滞在している国に対する理解が深まり、現地の取引先やスタッフたちとの交流も深まるかもしれません。

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