語学

2025.09.03

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英語の会議で使えるフレーズ17選!シーンごとに役立つ単語も解説

英語で行う会議やミーティング中、英語力に自信が持てなくて自分の意見をなかなか言えなかったり、英語のフレーズが出てこなかったりして悔しい思いをしたことはありませんか。
また「伝えたいことはあるけれど、英語でどう言ったらいいのかわからない」ととまどう人もいることでしょう。
この記事では、会議で役にたつフレーズをシーンごとにご紹介!
初心者でも覚えやすいフレーズを中心に、次の英語ミーティングからすぐに使えるものを集めました。
 

1.会議前の自己紹介で使える英語フレーズ2選


 
日系企業の会議では、発言することが必須ではありません。
しかし、海外との会議の場合は発言をすることが重要です。
何も言わずにただ参加しているだけの人は「なぜ黙っているのか?」「何をしに会議に出席しているのか?」と思われることがあるほどです。
 
自分の英語レベルに自信がなく発言できそうにないと感じていても、会議が始まる前の最初の10分では、しっかりと自己紹介しましょう。
多少の間違いを恐れず、自分の言葉で自分を紹介する姿勢を持つことが大事です。
自ら話そうとする勇気や姿勢が相手に伝われば、誠実な人という印象を与えることができ、評価してもらえることにつながるからです。
 
【基本フレーズ】
Hello, I’m Koji Sato, from BT Company. I’m glad to see you today.
訳:こんにちは、BT株式会社の佐藤浩二です。今日はお会いできて嬉しいです。
 
【応用フレーズ】
Hello, Mr.Williams! I’m Koji Sato, from BT Company. It’s a pleasure to see you again!
訳:こんにちは、ウィリアムズさん!BT株式会社の佐藤浩二です。またお会いできて光栄です!
 
gladとpleasureはどちらも、嬉しい気持ちを表すときに使う単語。
pleasureの方がよりかしこまった言い方なので、ビジネスシーンに向いています。
 
会議の始まる前に自己紹介をしておくと、初めて話す相手にも顔と名前を覚えてもらえるでしょう。
今後も継続してビジネスをする相手には、自己紹介を通じてしっかりと自分をアピールしておくことが大切です。
 
また、社名と名前以外に一言、会えて嬉しいという相手に対しての印象を表現しておくと、好感の持てる自己紹介になります。
せっかく自己紹介をしても、社名と名前を伝えるだけになってしまうとかえって「あまり感じが良くない人」と受け取られることがあるので、注意しましょう。
 

2.会議中に使えるフレーズ10選


 
英語でのミーティングに初めて参加するという人なら、下記3つの機会が発言しやすいです。
 
・質問する
・意見を述べる
・誰かの意見やアイデアに同意する
 
会議中、沈黙で終わるのを防ぐ意味でも、この機会を逃さず発言してみましょう。
 

2-1.質問するとき

早口で聞き取れなかったり、内容が理解できないときに使えるフレーズを覚えておくと便利です。
会議中に意見を求められたときに困ることがないよう、不明点は随時質問しましょう。
 
【基本フレーズ】
Could you explain that point again ?
訳:その点についてもう一度説明していただけますか?
 
【応用フレーズ】
Could you elaborate on that problem?
訳:その問題について詳細に説明していただけますか?
 
explainは説明する、という意味です。
一方elaborateという単語にはより詳細に内容を説明する、というニュアンスがこめられています。
内容がまったくわからないときはexplain、興味がある議題をさらに掘り下げたいときにはelaborateと、使い分けると良いでしょう。
 
ちなみに、説明するという意味の単語にはdescribeもあります。
こちらは「自分が見たものやイメージしたものを描写して説明する」ニュアンスで使われ、物事を説明するための単語ではありません。
間違えて覚えないようにご注意を!
 

2-2.内容がつかめないとき

難しい単語が頻出したり、話についていけなかったりと、場合によってはミーティングの内容を全て理解できていないことがあるかもしれません。
わからないことはその場で聞いておくのが英語での会議のルール、と心得て随時確認するよう心がけましょう。
わかったふりをして会議を終えると、あとからトラブルの元になる可能性もあります。
 
【基本フレーズ】
Sorry, I didn’t catch that. Could you say that again?
訳:すみません、聞き取れませんでした。もう一度言っていただけますか?
 
【応用フレーズ】
Could you explain that in a different way? I would appreciate it if you could speak simple English.
訳:別の言い方で説明していただけますか?簡単な英語で話していただけると助かります。
 
聞き取れなかったことを相手に伝える一番シンプルなフレーズが、”I didn’t catch〜”です。
Could you say again?とセットで覚えておけば、どんなシーンでも使えます。
 
「(理解できるように)言い直して欲しい」と率直に言うなら、”〜in a different way”というフレーズを覚えておきましょう。
“I would appreciate〜” 〜なら助かるというフレーズを足すと、言い直してもらうことに配慮した丁寧な言い方です。
 

2-3.自分の意見を言うとき

海外では、会議に出るなら積極的に自分の意見を述べることが大切だと捉える人がほとんどです。
「このアイデアについて何かご意見がありますか?」など、進行役から意見を求められる場合に使えるフレーズを頭に入れておきましょう。
 
【基本フレーズ】
The way I see it, we ought to start planning now to expand into the Asian markets.
訳:私は、今すぐアジア市場への進出を計画し始めるべきだと考えます。
 
【応用フレーズ】
In my opinion, this project has one issue to address.
訳:私の見解から言うと、このプロジェクトに解決すべき課題が一つあります。
 
“the way I see it”は、自分の視点を伝えるときによく使われるフレーズです。
私はこのように考えている、という意味で、カジュアルでもフォーマルでもシーンを問わず使えます。
一方、”in my opinion”はよりフォーマルな言い方で、打ち合わせなどのビジネスシーンで使用頻度が高いフレーズです。
 
”I think〜”、 とthink(思う、考える)を使いたくなる人も少なくないことでしょう。
しかし、thinkにはなんとなく思いついている、というニュアンスがあるため、会議やミーティングでの多用は避けるのがおすすめです。
 

2-4.反論するとき

取引先とのミーティングで、反論しなくてはならない場合もあります。
会議はディスカッションの場であり、課題や疑問点に対して答えを出すことが求められるからです。
 
したがって、反論があっても角を立てないよう曖昧な答えで返したり、一度引き取ってあとで回答したり、という日本のビジネス慣習は使わず、はっきりと意見を伝えることが重要です。
その上で、問題をどのように解決できそうかを述べましょう。
 
【基本フレーズ】
Instead of customer acquisition, could we consider strengthening our existing customer management.
訳:新規顧客開拓の代わりに、既存顧客への対応を強化するのはいかがでしょうか。
 
【応用フレーズ】
I see your point, but I look at it a bit differently. If we don’t start changing another plan now, we may lose bank financing.
訳:おっしゃることは理解できますが、私は少し違う視点から見ています。もう一つのプランを今スタートさせなければ、銀行からの融資が無くなるでしょう。
 
相手の意見を受け止めた上で代案を提示するときは、”instead of ×××〜,⚪︎⚪︎⚪︎.” ×××の代わりに⚪︎⚪︎⚪︎はどうか?のフレーズがシンプルで使いやすいです。
全否定せず反論する場合、”I see your point〜” あなたの見方は理解できますが、と相手の意見をいったん肯定する言い方は、ビジネスシーンでよく使われます。
 

2-5.賛成するとき

会議の議題によって、複数のアイデアを絞り込み1つにまとめるため、挙手による多数決を行う場合があります。
賛成の理由は何ですか?と聞かれることも多いので、スムーズに答えるためのフレーズを見ていきましょう。
 
【基本フレーズ】
I agree with your idea, this is the best choice for our project.
訳:あなたのアイデアに賛成です。私たちのプロジェクトにはベストな選択だと思います。
 
【応用フレーズ】
It’s excellent! we should definitely go with this strategy.
訳:素晴らしいですね!絶対にこの戦略で進めるべきです。
 
“I agree with〜”は相手に同意するときの一般的なフレーズです。
カジュアルなシーンでもビジネスシーンでも使えるので、覚えておきましょう。
 
definitelyは、出された意見が絶対そうなる、と確信を持ったときの表現として使われます。
強く同意するときに使う単語としてabsolutelyもありますが、こちらは少々くだけたニュアンスを含むため、ビジネスシーンでは控えめに。
 

3.会議での時間稼ぎに使える英語フレーズ5選


 
英語ミーティング中、いきなり指名されて答えにつまりそうになったり、難しい質問を受けてどう答えるか考えたりなど、すらすら英語で答えがでてこないことがあるかもしれません。
ここからは、沈黙で返さず、時間を稼ぐために使えるフレーズをご紹介します。
 
1.Well, let me see…depending on currency fluctuations, our sales are likely to fluctuate.
訳:そうですね…為替相場によって売り上げは変動するでしょう。
 
“let me see” あるいは”let me think” というフレーズは、日本語なら「ええと、そうですね・・」という言い回しに相当します。
seeの部分を長く引っ張るように発音すると、考えている雰囲気が出せます。
 
2.That’s a difficult question, I’ll have to think about that.
訳:難しい質問なので、ちょっと考えさせてください。
 
考える時間が欲しい、と率直に意思表示するなら”I’ll have to think about〜”と切り出すフレーズを使いましょう。
商談中重要な決断を迫られたときなど、内容によっては返答を少し保留したい、というときの時間稼ぎにも使えます。
 
3.I’m sorry, I can’t remember the next season’s budget off the top of my head.
訳:すみません、来季予算については今ぱっと思い出せないです。
 
想定外の質問で直感的にぱっと答えが浮かばない、というときによく使われるのが”off the top of my head”です。
このフレーズには、「すぐ思いつかないが落ち着いて考えればわかる」というニュアンスが含まれています。
ビジネスシーンで使うときは必ず、後から相手にフォローを入れるよう心がけましょう。
 
4.Uhmm, How can I put this case more simply…?
訳:うーん、このケースをもっとシンプルに説明するには、どう言えばいいでしょう?
 
とりあえず何か発言して、その間に考えたいときに使われるのが”How can I put〜”という言い回しです。
putには表現するという意味があり、何かを言い表したり説明するときの言葉として使われる頻度が高いので、覚えておくと良いでしょう。
 
似たような言い回しに”What can I say?”というフレーズがありますが、この言葉は「あなたの意見は理解不能で、なんと言っていいかわからない」という意味で、説明のしようが無いときに使います。
間違えないように注意しましょう。
 
5.Where should I start? well..
訳:どこから話せばいいでしょうね?えーと…
 
“Where should I start〜” も頻繁に使われる、考える時間を稼ぐフレーズの一つ。
言いたいことがたくさんあって、どこから話し始めればいいか選んでいるというニュアンスがあり、
ポジティブな印象を相手にあたえられます。
 

コラム:直訳英語は誤解の元に!
英語での会議やミーティング中、どう言ったらいいのかわからず、パッと直訳英語で返事をしてしまう人はご注意を!
フレーズによっては、相手を不愉快にさせるニュアンスが含まれる場合があるからです。

・I don’t understand what you are saying.
訳:あなたが言う内容が全く理解できません。
このフレーズは、相手の言うことに筋が通らず全く賛成できない、というニュアンスを含みます。
相手の言うことを全否定する言葉であり、話が聞き取れなかったときに使うフレーズではありません。
前述の”Sorry, I didn’t catch that.”を使って聞き直しましょう。
 
・I understood.
訳:(そんなことは)知っていました。
understoodは、理解する、了解するという単語understandの過去形です。
しかし会話中に使うと「そんなことはとっくに知ってましたよ」と、上から目線のニュアンスになってしまいます。
了解しました、承知しましたということを伝えるなら”I understand.”を使いましょう。
 
・You had better ×××〜.
訳:それは×××しないとダメです。
“have better ×××〜”という言い方を、英語の授業で習った覚えがあるという人もいるでしょう。
しかしこのフレーズには相手を脅したり命令したりして言うことを聞かせる、というニュアンスが含まれています。
〜した方がいい、という言い方は”You would be better〜”が最も丁寧な表現で、ビジネスシーンにふさわしいです。
 
こちらもおすすめ:英語ではNGな表現!避けるべき危険フレーズと正しいフレーズ15選

 

まとめ:英語の会議で使えるフレーズを覚えてどんどん発言しよう

 
英語で行われる会議やミーティングに参加するときは、ディスカッションする場であることを意識しましょう。
難しい言葉を使わずとも、簡単なフレーズだけで自分の言いたいことは伝えられます。
質問や賛成の言葉だけでもいいので、発言を心がけることが大事です。
 
すぐ参照できるよう、この記事でご紹介したフレーズをパソコンのメモ帳やスマホなどにメモしておくのも良い方法です。
次の英語ミーティングからはぜひ、沈黙せず積極的に発言できるビジネスパーソンを目指してみませんか。

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