語学

2022.08.31

Lock Icon 会員限定

ビジネスメールで使える英語の略語10選!使い方と例文を紹介

「略語」というとカジュアルな印象があるかもしれませんが、英語のビジネスメールでは「FYI」や「ASAP」「TBD」など、略語がよく使われます。略語を使いこなせるようになれば、送り手と受け手ともに時間短縮につながり、効率良くコミュニケーションを図ることができます。

そこで今回は、ビジネスメールやチャットでのやり取りでよく使われる英語の略語を10個厳選して紹介します。例文と使い方もセットで紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

1.英語のビジネスメールでは略語が使われる?


英語の略語は、日常シーンに限らず、ビジネスメールやチャットなどのコミュニケーションにおいてもよく使われます。中には、「TBD」や「EOW」など、主にビジネスシーンで使われる略語もたくさん存在します。

同僚や後輩、長い付き合いがある取引先など、親しい相手とのやり取りでは、ぜひ略語を活用してみましょう。

ビジネスメールで略語を使う際の注意点

ビジネスメールでの略語の使用方法について、具体的なルールがある訳ではありませんが、たとえば下記のようなシチュエーションでは、略語の使用は避けるのが無難でしょう。

相手のことをよく知らない場合
相手が略語の意味を知っていると判断できかねる場合
フォーマルなビジネスメールが求められる場合
面接を予定する企業に履歴書を送る場合 など

基本的には、「略語を使ったらまずいだろうか?」と少しでも感じるのであれば、略語を使用しないのが無難です。というのも、略語を使わないことが失礼に当たることはないためです。また、メールの本文が略語だらけで読みにくい、意味がわからない略語が多数登場するなど、略語の使いすぎにも注意しましょう。

2.英語のビジネスメールで使われる略語5選:基本編


まず、英語のビジネスメールでよく使われる代表的な略語を5つ紹介します。

FYI:For Your Information

「FYI」は、“For Your Information”の略で、「ご参考までに」を意味します。本題とは関係ない参考情報を送る際に便利です。ちなみに、「FYI」をメールのタイトルに記載すれば、「返信は不要です」というニュアンスと共に、要件を手短に伝えることもできます。

(例)FYI, we are having a welcome party tonight.
「ご参考までに、今夜歓迎会を行います。」

ASAP:As Soon As Possible

「ASAP」は、「できるだけ早く」を意味する“As Soon As Possible”の略語です。ビジネスシーンに限らず、友達とのチャットなどの日常的なやりとりでもよく使われます。

多様で便利な略語ですが、相手に指示を出すときに使うと、催促の意図が強く出てしまい失礼な印象を与えかねません。自分が何かに早急に取り組む姿勢を見せたいときに使うのが無難です。

(例)Could you please send me the estimates ASAP?
「見積書をできるだけ早く送っていただけますか?」
(例)I’ll send it to you ASAP.
「できるだけ早く送ります。」

BTW:By The Way

「BTW」は、“By The Way”の略語です。「ところで」「そう言えば」を意味するフレーズで、話題を変えたいときや、メールの本題とは関係ないことを伝えたいときに役立ちます。日常会話でよく耳にするフレーズですが、ビジネスメールでもよく使われます。

(例)BTW, I really liked your presentation the other day.
「ところで、先日のプレゼンテーションはとても良かったです。」

TBD:To Be Determined

「TBD」は、“To Be Determined”の略で、「未定」「今後決定される予定です」を意味します。会議の開催場所や時間、アポイントメントの詳細などを連絡するシーンにおいて、未確定の次項があるときに使います。代わりに“To Be Anounced”の略語「TBA(後日報告)」が使われることもあります。

(例)The meeting date is still TBD, but will happen in September.
「会議は9月に行われる予定ですが、日程はまだ未定です。」

IMO:In My Opinion

「IMO」は、“In My Opinion”の略語です。「私の意見では」「私の考えでは」などと、自分の意見や考えを相手に伝えるときに使います。なお、「(卑下して)つたない」を意味する英単語“humble”を加えて「IMHO:In My Humble Opinion」とすれば、やや控えめに自分の意見を伝えることができます。

(例)IMO, it’ll take at least a year until this product becomes popular.
「私の考えでは、この商品が人気になるまで最低でも1年はかかるでしょう。」

英語のビジネスメールで使われる略語5選:応用編


英語のビジネスメールでよく使われる応用的な略語を5つ紹介します。

HTH:Hope This Helps

「HTH」は、“Hope This Helps”の略語です。自分が伝えた情報や送った資料などが相手の役に立てば幸いだという気持ちを伝えたい時に役立ちます。例文のように、文末につけて使います。

(例)I have attached the doccument for tomorrow’s meeting. HTH.
「明日の会議の資料を添付しました。お役に立てば幸いです。」

EOW:End Of Week

「EOW」は、“End Of Week”の略です。直訳すると「今週末」ですが、「今週末までに」「今週中に」など、期限を伝えるようなニュアンスでよく使われます。「EOW」の他に、本日中を意味する「EOD:End Of Day」と、今月中を意味する「EOM:End Of Monthも合わせて覚えておくと役に立つかもしれません。

(例)Could you send me the doccuments by EOW.
「今週末までに資料を送っていただけますか?」

JTLYK:Just To Let You Know

「JTLYK」は、“Just To Let You Know”の頭文字をとった略語です。取り急ぎ伝えておきたいことや、相手に念のため伝えておきたいことがある際に使います。

(例)JTLYK that the request you made went through.
「取り急ぎお知らせしますが、リクエストが通りました。」

NRN:No Reply Necessary

「NRN」は、“No Reply Necessary”の略で、「返信は不要です」を意味します。相手に伝えたいことがあって、返信を必要としない場合に使いましょう。

(例)There has been a change in the schedule. Please check the calendar. NRN
「スケジュールに変更がありました。カレンダーを確認してください。返信は不要です。」

RSVP:Repondez S’il Vous Plait(フランス語)

「RSVP」は、「ご返事ください」を意味するフランス語“Repondez S’il Vous Plait”の頭文字を取った略語です。カジュアルからビジネス、フォーマルなシーンまで、相手からの返事が欲しいときに幅広く使われています。下記の例文のように期限を明記することもでき、知っておくと便利な略語です。

(例)We are having a meeting with our business partner from China next week. Please RSVP by Friday.
「来週、中国の取引先と会議があります。金曜日までに出欠の連絡をお願いいたします。」

略語を使いこなしてスマートなビジネスメールを!

ビジネスメールで略語を使えば、相手に要件を手短に伝えられるようになります。ただし、略語を使う相手とシチュエーションにはくれぐれもご注意を。この記事で紹介した略語を使いこなして、スマートなビジネスメールを目指しましょう。

ビジネスシーンにも通じる実践的な英語力を身につけたい方には、Berlitzのオンライン英会話サービスがおすすめです。自宅や職場からリモートで学べるので、忙しいビジネスパーソンでも無理なく英語を学ぶことができます。

参考
ECCフォリラン!
Business Network Lab
berlitz
businessemailetiquette

こちらの記事もチェック!
英語のWeb会議で相槌はどう打てば良い?覚えておきたい表現15選
思いついたら即行動!英語力ゼロでも成し遂げた海外起業【海外出張リーダーVo.17】
英会話でアイスブレイク!Web会議でも使える英語表現を紹介

Lock Icon

この記事は会員限定です

会員登録すると続きをお読みいただけます。